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ゲームオン、「MU SUMMER FESTIVAL 04」を開催 |
会場:六本木ヴェルファーレ
株式会社ゲームオンは、7月10日、六本木ヴェルファーレにおいて、MMORPG「ミュー ~奇蹟の大地~」のユーザーを対象にしたファン感謝イベント「MU SUMMER FESTIVAL 04」を開催した。
「ミュー ~奇蹟の大地~」プロデューサー椎葉忠志氏。元「天上碑」プロデューサーで、「ミュー」担当としてユーザーの前に立つのは今回が初めてだ |
2004年下半期のロードマップを説明するWebZenのKim Youn Joo氏。韓国でも近年女性のクリエイターが増えている |
「カオスキャッスル」の様子。全員が敵という、バトルロイヤル式のPvPシステムだ |
こうしたことから会場は500名を超える「ミュー」ファンで常時すし詰め状態となった。最初は橋本真也氏が目的で足を運んだユーザーも多いのではないかと思っていたのだが、氏のメインイベントが終わっても、帰途につくユーザーはごく少数だった。本当に同作が好きで集まっているユーザーばかりといった感じで、同作の活況ぶりを印象づけられたイベントだった。
イベントでは、まず最初に「ミュー ~奇蹟の大地~」の2004年下半期のロードマップが発表された。プレゼンターは、同作プロデューサー椎葉忠志氏と、開発元である韓国WebZenのKim Youn Joo氏の両名。
まず最初に発表された「カオスキャッスル」は、参加者全員が同名のプライベートエリアの中で“近衛兵”に変身し、生き残りを賭けて戦うというバトルロイヤルゲーム。この空間ではパーティーシステムやチャットが制限されるだけでなく、全員が同じ容姿で、ユーザーの区別が付かなくなるため、文字通り容赦のない戦いが展開される。
同社ではカオスキャッスルを、「デビルスクウェア」、「ブラッドキャッスル」に続く第3のクエストと位置づけている。ゲームオンの金社長は、常々同作を「テーマパーク」であるという表現の仕方をしているが、これら一連のクエストはテーマパークにおけるアトラクションといえる。大いに人気を集めそうな新クエストだ。日本での実装時期は2004年秋を予定。
続いて公開された新マップ「カルリマ」は、7月15日にいよいよ実装される天空エリア「イカロス」に続く、9つ目の新エリア。従来の新マップは、高いレベル制限やキーアイテムの所有など入場制限が設定されていたが、今回は全レベル帯が対象となる。ただし、エリア内でレベルによって入場制限を設けているため、低レベルキャラクタでは途中までしか進むことができない。
また、同作の新マップは水中、空中など、ユニークな演出が見物だが、今回は神殿が水没した水域を設け、すいすい泳ぎながら戦うというスタイルを採用。モンスターは最大最強の敵「魔王クンドン」が登場。低レベルから超高レベルまで楽しめるマップになりそうだ。「カルリマ」の実装時期は今秋から今冬の予定。
3つ目の発表は新キャラクタ「ダークロード」。基本キャラクタ「ナイト」、「ウィザード」、「エルフ」、そしてレベル220で転職可能になる「魔剣士」に続く5つ目のキャラクタ。方向性としては完全に上級職で、転職条件はレベル300以上。巨大な馬に乗り、肩に鷹を従え、強力な攻撃スキルを駆使して、敵を薙ぎ倒していくというキャラクタイメージピッタリのアクションが格好いい。
会場で繰り返し流された映像では、騎乗姿で高速移動しつつ、火竜が舞うような派手なエフェクトの攻撃スキルを連発するなど、圧倒的な存在感を見せていた。同社では、グループのリーダー的な存在として考え、今後導入予定の「攻城戦」でその進化を発揮することになるようだ。導入時期は「カルリマ」と同時期を予定している。
そして最後に「ミューワールドバトル」の構想が発表された。これは「バトルサッカー」のシステムを使ったWebZen主催の世界大会で、日本、韓国、中国、台湾、タイ、フィリピンの6つの地域が対象となる。各国予選を夏休み期間中に実施し、決勝トーナメントは韓国もしくはタイで、年末頃の実施を予定。優勝チームには高額の賞金等が授与されるという。詳細については、7月中に公式サイトで発表するということだ。
【新マップ「カルリマ」】 | ||
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水上での戦闘が中心となる新エリア「カルリマ」。水上ということもあって、モンスターは水棲生物をモチーフにしたものが目立つ |
【新キャラクタ「ダークロード」】 | ||
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黒馬と鷹を従え、強力なスキルで圧倒的な存在感を示す「ダークロード」。全ユーザー羨望の上級職になりそうだ |
サングラスにジーパンというラフな格好で現れた橋本真也氏 |
橋本氏のキャラクタには、「どこにいますか?」、「かかってこいや」などという“ささやき”やフレンド登録希望でログが埋め尽くされ、画面も攻撃エフェクトの嵐で何がなんだかわけがわからない状態だったが、それでも会場は大いに盛り上がった。橋本氏が装備している剣は、一撃で高レベルキャラクタを倒すほど強力で、キャラクタが倒されたことを示す悲鳴が上がるたびに場内からは笑いの声が聞かれた。
休憩を挟んで、最後にプレゼント抽選会が行なわれた。この抽選会は、入場時に手渡された4枚同種のトレーディングカードを、3人のユーザーと交換して、4種類にしないと参加権が与えられない仕組み。会場は、サーバごとに位置が決められていることもあって、抽選会にはほとんどのユーザーが参加していた。こうしたユーザーコミュニティを広げる工夫は、ゲームオンは非常にうまい。
トレーディングカードは、裏にジャンケンの手がかかれており、これを使ってジャンケン大会が行なわれた。何度もジャンケンに勝利して勝ち上がった8名のユーザーには、マウンテンバイクやサムソン製液晶モニタといった賞品や、宝石一式、好きな防具一式といったゲーム内アイテムが贈られた。
授与式には再び橋本氏が登場し、「せっかくだから」ということで、ゲームオンの営業担当と入賞者ひとりを上半身裸にしてチョップをお見舞い(笑)。叩かれた人は、激しい音と共に後ろに吹き飛ばされた。〆は橋本氏主導のもと、参加者全員で「ハッスルハッスル!!」。ゲームは素人ながら、サービス精神旺盛な橋本氏の参加もあって、これ以上ないというほど大いに盛り上がったイベントとなった。
楽しそうに100人斬りを行なう橋本氏。画面は大勢のキャラクタで埋め尽くされている |
大いに盛り上がったじゃんけん大会。勝ち残った8名には橋本氏から豪華賞品が授与された |
パッケージの紹介ついでに橋本氏のチョップの餌食となったゲームオン営業担当。問答無用で上半身裸にさせるところが凄い |
フィナーレは全員で「ハッスルハッスル」。この両手と腰を連動させたユニークなアクションは、後日、エモティコンとしても取り入れられるということだ(笑) |
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□ゲームオンのホームページ
http://www.gameon.co.jp/
□「ミュー ~奇蹟の大地~」のページ
http://www.muonline.jp/
□関連情報
【6月7日】ゲームオン、「ミュー」のパッケージを7月15日に発売
発売に合わせて新マップ「イカロス」を導入
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040607/gameon.htm
【4月1日】ゲームオン、「ミュー~奇蹟の大地~」ランキングシステムを導入
公式サイト上で「デビルスクエアランキング」を正式始動
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040401/devil.htm
【2月10日】ゲームオン、「ミュー」正式サービス開始記念イベントを開催
2月27日スタート、500円から遊べる複数の課金プランを用意
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040210/mu.htm
(2004年7月12日)
[Reported by 中村聖司]
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