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ズー、「ノーマンズランド」を7月30日に発売
アメリカ開拓史をリアルに描いたドイツ産RTS

7月30日発売予定

価格:9,240円

 株式会社ズーは、ドイツのRelated Designs Softwareが開発したリアルタイムストラテジーゲーム「No Man's Land」を日本語化し、7月30日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は9,240円。

西部劇を彷彿とさせる町並み。西部開拓時代をモチーフにしたRTS「Desperados」以来だろう
鉄道を敷設しているシーン。従来のRTSではなかなか見られない光景だ
 「No Man's Land」は、「Cossacks」、「Sudden Strike」などヨーロッパを代表するRTSをリリースしてきたドイツ最大手のパブリッシャーCDV Software Entertainmentの最新作。欧米では昨年10月に発売となっており、半年以上遅れての日本語版の登場となる。

 「No Man's Land」のテーマは、16世紀から19世紀までのアメリカ開拓史。アメリカ入植から、西部開拓、独立戦争、南北戦争に至るまで幅広く扱っている。モチーフは同社が以前リリースした「American Conquest」に近いものがあるが、こちらは征服民族対被征服民族の戦いが中心となっていたのに対し、「No Man's Land」は産業革命を経て、蒸気機関が導入され、鉄道による迅速な大量物資輸送が実現された時代までを描いている。時代区分でいえば、中世と現代のちょうど中間点に当たる近世を扱った珍しいRTSだ。

 グラフィックスエンジンは、Related Designs Softwareオリジナルのフル3Dフルインタラクティブの3Dエンジンを採用。シームレスなズームインズームアウト処理や、ユニットやオブジェクトの影の表現、西部劇や南北戦争の光景を彷彿とさせる細かいオブジェクトの数々など、凝りに凝ったグラフィックスを実現している。

 ゲームモードは、キャンペーンモードとマルチプレイモードを搭載。同作はどちらかというとシングルプレイを重視しており、国別に6本のストーリーを盛り込んだ3つのキャンペーンを収録している。

 登場する国家は、アメリカ、イギリス、スペイン、移民、そして2種類のネイティブアメリカンの計6勢力。キャンペーンではアメリカ史上に名を残した人物をユニット化したヒーローユニットや、スナイパー、魔術師といった時代を反映させたエリートユニットなども登場する。

 マルチプレイは、最大8名による同時対戦をサポート。チーム対戦やデスマッチ、ドミネーションといったポピュラーな対戦モードに加え、鉄道の建設と破壊を競う「レイルロード・トラック」や、マップの端から端まで鉄道を敷設すれば勝ちという「鉄道建設レース」など同作ならではのモードも用意されている。ヒストリカルゲームファン待望のRTSといえそうだ。

アメリカ限定といえど、300年間を扱っているため、時代によってずいぶん戦術スタイルも異なる。英語版のみだがDemoも公開されているので。興味を覚えたユーザーは一度プレイしておくといいだろう

(c)2000-2003 CDV Software Entertainment AG. All rights reserved. CDV, the CDV logo and No Man's Land are registered to CDV Software Entertainment AG or Related Designs in Germany and/or other territories.

□ズーのホームページ
http://www.zoo.co.jp/
□関連情報
【2003年7月23日】本日到着! DEMO & PATCH 「No Man's Land」Playable Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030723/demo0723.htm

(2004年6月2日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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