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ガンホー、ファンイベント「A3マスククラブ」を開催 |
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会場：新宿ロフトプラスワン
ガンホー・オンライン・エンターテインメント株式会社は、5月22日、新宿ロフトプラスワンにおいて、現在会員限定のサービスを実施しているMMORPG「A3」のユーザーを対象としたユニークなシークレットイベント「A3マスククラブ」を開催した。
■ ついにトーナメントシステムを実装
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| 会場の入り口。会場となったクラブは、歌舞伎町ど真ん中の地下2階にある |
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| 全員マスクを着用して乾杯。この日は、当日限定のスペシャルカクテルが用意された |
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| アップデート内容を報告する小島氏。ちなみに氏が飲んでいるカクテルは「冷笑のビルメイド」 |
こうしたことから、通常のプレスカンファレンスやファンイベントとはほど遠い内容の催しとなることが予想されたが、いきなりマスコミタイムと称して、今後の展開についての発表が行なわれたのには面食らった。プレス向けの発表をやるということは事前には知らされておらず、そもそもすべて秘密ではないのかとツッコミを入れたくなる感じだが、いかにも小島氏らしい展開ではある。
このマスコミタイムで発表された内容は、予想に反して比較的クリティカルで、正式サービスに関する発表こそなかったが、今後のアップデート予定、リミテッドサービス2次募集開始について、そして特別パッケージの発売情報と、内容盛りだくさんだった。
まず、今後のアップデート予定については、以下の内容が発表された。アップデート時期は6月中旬が予定されている。後述する2次募集の開始は5月28日に予定されているため、2次募集スタートの参加者は、実質的にこのバージョンからスタートすることになる。
・トーナメントシステムの実装
・新マップの追加、ダンジョン最深部の開放
・巨大ボスモンスターの追加
・9次武器、防具の実装
中でもトーナメントシステムは、多様なPvPシステムを最大のウリとしている同作の核といえる要素。ある意味、これまでの運営はトーナメントのための準備期間だったといっても過言ではない。このトーナメントシステムの実装と共に、ようやく真の意味で「A3」がスタートするということになる。
トーナメントシステムの中身は、国家別に最強の騎士団を決めるというもので、最強の騎士団には、その国家を支配する権利が与えられ、同時に税を徴収する特典も得ることができる。支配者をトール、その直属の騎士団をネトラン、商店から売上金を徴収できる権利を持つ騎士団をエルタキンと呼び、それぞれに対してそれと一目でわかる専用のグラフィックスが用意されるのが大きな特徴である。
もちろん、国家の支配者としての城(アジト)も獲得可能となっている。開催間隔は2週間に1回、土曜日に開催される予定となっている。隔週に1度、現君主に対して、合法的な革命が行なえるということになる。同作は最終的には、国家間の戦いまで実現する予定となっており、最強の騎士団を率いるリーダーは、名実共に最高指揮官になれるわけだ。
新マップについては、ニブルガルとグリータヒース、セルバブ3・4階を公開。ニブルガルは、溶岩をモチーフにした高レベルダンジョンで、対象レベルはレベル80以上。グリータヒースは、迷路構造を採用したダンジョンで、開発側でも突破できたのは1人だけ、運営側(ガンホー)では誰もいないという、文字通り得体の知れないダンジョン。3つ目のセルバブ3・4階は、既存エリアの深部の追加となる。
巨大ボスモンスターは、パメノー、アルパメノー、グレイブン、カイネンの4キャラクタが紹介された。比較対象がいないのでどの程度巨大なのかはわからないが、踏みつけたりしてくるというから多人数での戦いを前提としたモンスターなのだろう。このうちカイネンは、現在実装されているPart Iのラストを飾るボスモンスターで、ウェデートへ通じる道を守っているという。また、レベル120程度では鎧袖一触にされるという。まだまだ先は長そうだ。
9次武器については、装備可能レベルは130以上、クラスバリエーションごとに方向性をより明確化させた武具になるという。入手方法はモンスタードロップではなく、すべてアイテム合成での作成となるという。
なお、現在開発元と調整中という断り付きながら、キャスティングキャラクタが登場する大がかりなイベントを6月下旬から7月上旬にかけて実施する計画を明らかにした。さらに今後の計画としては、スペシャルクエストの追加やスキルの追加などを挙げた。正式サービスに向けて、まだまだ大ネタは仕込んであると、そんな印象だった。
| 【騎士団トーナメント専用マップ】 | ||
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| トーナメントシステムの戦場となる専用マップ。大規模なPvPにも耐えられる十分な広さが用意されている | ||
| 【専用グラフィックス】 | ||
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| 最強となった騎士団に与えられる専用グラフィックス。左のブルーの装いがクァナト、右はテモズ。左から順にトール、ネトラン、エルタキンの専用グラフィックスになる | ||
| 【新マップ(ニブルガル、グリータヒース)】 | ||
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| 新ダンジョンとなるニブルガルとグリータヒース。対象レベルは80以上ということなので、過半数のユーザーはもう少しレベルを上げる必要がありようだ | ||
| 【新マップ(セルバブ3階、4階)】 | ||
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| 既存ダンジョンの最深部が追加となるセルバブ3階と4階 | ||
| 【巨大ボスモンスター】 | ||
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| 次回アップデートで実装される巨大ボスモンスター。左から順にパメノー、アルパメノー、グレイブン、カイネン | ||
| 【9次武器・防具(戦士)】 | ||
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| 戦士3クラスの9次武器・防具フルセット。左から順に槍戦士、斧戦士、両手剣戦士 | ||
| 【9次武器・防具(聖騎士)】 | |
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| 聖騎士2クラスの9次武器・防具フルセット。左から順に魔剣聖騎士、メイス聖騎士 | |
| 【9次武器・防具(聖騎士)】 | |
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| 魔法師2クラスの9次武器・防具フルセット。左から順に一般魔法師、属性魔法師 | |
■ 第2次リミテッドサービスの募集を5月28日から開始
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| 「A3 ヴァージンキット 限定版」のパッケージイメージ。価格は2,940円で、7月21日発売予定 |
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| フリートークではやりこんでいる参加者からの細かい質問が相次いだ。参加者からの質問に答えに詰まる一幕も |
ただし、今回配布するのはIDが記入されたチケットのみで、リミテッドサービスキットは配られない。このためクライアントに関しては、別途公式サイトを通じてダウンロードする必要がある。なお、今回は実験的な試みとして、クレジットカードの登録を不要としている。前回、クレジットカードがないために参加を諦めたユーザーには朗報だろう。この方向転換により、同作のウィークポイントである「クレジットカード必須のMMORPG」という課金システムは改められたとも言えそうだ。
そして半ば謎の発表となったのが、「A3 ヴァージンキット 限定版」発売の情報。いわゆるスターターキットに相当するパッケージを、7月21日より店頭販売を行なうというニュースだが、同作は正式サービスの開始日を明らかにしていない。同パッケージには30日間の無料アクセス権と新キャラクタのフィギュアが同梱されている。発表の順序が逆転してしまった形だ。
ちなみに新キャラクタは、韓国や台湾でリリースされている「Part II」で追加される新クラス「アーチャー」のことで、わざわざパッケージイラストにアーチャーのイメージイラストを持ってきたということは、日本での正式サービスは「Part II」からスタートするという含みなのかもしれない。もちろん、「Part II」とは無関係で、ただ可愛いから選んだということなのかもしれないが、いずれにしてもガンホーはすでに「Part II」の実装まで視野に入れて、同作の事業計画を練っているということになる。
「A3 ヴァージンキット 限定版」のパッケージ内容は、クライアント、ガイドブック、新キャラクタのフィギュア、新シューピンバッジ、30日間無料チケット(クレジットカード決済専用)で、価格は2,940円。正式サービスの開始期日については後日発表予定としたが、パッケージの発売決定により、大まかなタイムリミットは設定されたという感じだ。
プレス発表会終了後は、小島氏がリミテッドサービスキットを直接届ける体育会系企画「最後のリミテッドサービスキットを届けろ」が上映されたり、フリートークなどが行なわれた。フリートークでは質疑応答の時間が設けられ、不具合に関する話やクエストの内容、武器、防具の制限、スキルについてなど細かい質問が相次いだ。
なお、正式サービス移行時のキャラの削除については、行なわないことが改めて明らかにされた。ただし、騎士団トーナメントの結果、つまり国家の支配体制のみはリセットされることが明言された。
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(c)2004 GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
□ガンホーのホームページ
http://www.gungho.jp/
□「A3」のページ
http://www.a3online.jp/
□関連情報
【4月28日】PCゲームファーストインプレッション「A3」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040428/a3f.htm
【3月29日】ガンホー、「A3」秋葉原ジャックイベントを開催
リミテッドサービスは4月20日午前0時スタート
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040329/a3akiba.htm
(2004年5月24日)
[Reported by 中村聖司]
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