価格：7,140円

アイテムは2つ選択できる。自分のプレイを見直して、役に立ちそうなものを選択しよう

　株式会社タイトーは、プレイステーション 2用「電車でGO! FINAL」の発売を2004年5月27日に予定している。価格は7,140円 (税込) を予定。対応周辺機器は、「電車でGO! コントローラTYPE2」、「電車でGO! 新幹線専用コントローラ」、「電車でGO! 旅情編コントローラ」、「Multi Train Controller (製造元：株式会社シープス)」。

　“電車100周年”……日本で電車が走り初めて100年を数えることを記念して制作されている「電車でGO! FINAL」。今回は収録モードのひとつである、「エンジョイ」モードの詳細をお伝えする。

　「電車でGO!」シリーズは、電車の運転士になり、実際の運行さながらに、正確な乗務を目指してプレイしていくシミュレーション色の強いゲーム。プレーヤーは、時間通りに区間を運行させ、正確に停止位置に電車を止めていく。乗客に不快な急発進や急停止ももちろん減点の対象になる。乗客が満足してくれる運行を目指して、なめらかな乗務を目指すゲームである。

　「エンジョイ」モードでは、ノーマルモードに比べて「アイテム」が使用でき、評価自体も甘く設定されており、ゲームの攻略が楽になっている。各アイテムの効果は下記の通り。これらのアイテムはアイテム装着画面で選択可能。PS2コントローラはもちろん、各専用コントローラでも使用できる。

・スピードアップ：電車が加速しやすくなる。
・クイックブレーキ：急なブレーキが可能になる。Gセンサには影響がないため、乗客は不快にならない。
・タイムストップ：一定時間、現在の時刻を停止させる。ただし、定通ポイントを通過したときや停止位置に停止したときは、時間がたっていなくても元通り時間が動き出す。遅れて走行しているときに便利。
・ダブルスコア：一定時間チェイン数、およびスコアが倍になる。
・回復救急箱：ライフ(乗客の満足度)が一定まで回復する。

　アイテムは、どれもゲームの難易度を下げてくれるものばかり。「電車の運転」というものは、低年齢のユーザーにも大きな魅力。ゲームのルールがわかりはじめた子供に、親が教えてあげながらプレイするのにぴったりのモードである。もちろん、初心者にもお勧めだ。ハードルを下げた運転を楽しめるこのモードを楽しんで欲しい。

　今回はエンジョイモードのスクリーンショットに加えて、「中央線」のスクリーンショットを公開。東京からお茶の水、新宿を経由して三鷹、そして高尾まで通じるこの電車は都民の足とも言える非常に利用客の多い路線だ。

　この路線の新宿～立川間は、私鉄である「甲武鉄道」が1889年(明治22年)に開通、終点はこの後八王子まで延長されることとなる。さらに日露戦争まっただ中である1904年(明治37年)に飯田橋(当時は飯田町)～中野の間で、電車の運転が開始される。この路線は、1906年(明治39年)に旧“国電”が電車ごと買い取り、現在のJR中央線となっていくのである。

　100年、というのはこの甲武鉄道が導入した電車から数えてのことで、当時は木造の一両編成、4つの車輪で形式はデ950～952の3つの型が存在していたとのこと。この車両の模型は秋葉原にある交通博物館に展示してあるという。

【スクリーンショット】
上3枚はエンジョイモードのスクリーンショット。アイテムを利用して、手軽にゲームが楽しめるアイデアが込められてる
中央線のスクリーンショット。都市部から、山間部へと変化していく情景を体感できる

(C)TAITO CORP.1996,2004

□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□関連情報
【2004年2月27日】厳選した路線をリファインして収録、車掌業務も!
タイトー、PS2「電車でGO! FINAL」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040227/den.htm

(2004年4月9日)

[Reported by 勝田哲也]

GAME Watchホームページ

Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします