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アイドス、PS2「バックヤードレスリング」 |
価格:7,140円
PS2「バックヤードレスリング」は、米カリフォルニア州のBackYard Wrestling社が管理運営するエンターテインメントプログラム「Backyard Wrestling(BYW)」を題材にしたアクションゲーム。題名になっている裏庭はもちろん、生肉工場、スタジオ、ガソリンスタンドなどを舞台にレスラーが対戦。地面に落ちている蛍光灯、釘バット、道路標識、ドラム缶などのオブジェクトを使って攻撃したり、屋根からダイブするなど、高所からの攻撃も可能。レスラーは実在の31名が登場する
今回のカンファレンスは、PS2「バックヤードレスリング」に登場するレスラー「MADMAN PONDO(マッドマン・ポンド)」、「JOSH PROHIBITION(ジョシュ・プロヒビション)」、「MDOGG 20(エムドッグ・トウェンティ)」、「EL DRUNKO(エル ドランコ)」の4人が、4月29日から開催される大日本プロレスの興行「ノースウェーブ04(計4試合)」への参加が決定したため、大日本プロレスの道場で開催されることとなった。出席者は、BYW所属選手のマッドマン、ジョシュ、バックヤード・ベイブ、大日本プロレス統括部長の登坂氏、本作のプロデューサーを務めるアイドスのケビン・デル、マーケティングを担当する高橋氏の6名。
上写真左から、ケビン、ジョシュ、マッドマン。ケビンとジョシュは普通に話していたが、マッドマンは大日本プロレスに参戦中のせいか、しゃべるときは必ずキャラクタを入れてくる |
高橋氏は「不況のなか、日本ゲーム業界では大作しか売れていない。今回、個人的に『BYW』を見たとき、アメリカの市場でいくと『WWE』みたいなメジャーがある一方で『BYW』がちゃんとできている。それが非常に羨ましいと思った。BYWのDVDやビデオは(米国で)300万本以上売れている。日本のプロレスも、違ったタイプのレスリングがでてきてもいいんじゃないか。そこで、大日本と一緒にやらせて頂くことになり、バックヤードレスラーの参戦が決定した」とコメント。
ケビンは「『BYW』は、アメリカで一種の社会現象になっている。日本と同じように、アメリカにも多くのプロレスファンが存在する。ただ、アメリカでは“ファンがプロレスラーになれる”余地がある。特に若者たちは、自分自身のリーグや団体を作っている。スタイルも、正統派、エクストリーム、バイオレンス、アクロバティックなど、さまざまなものがある。彼らに共通しているのは、お金や栄光のためではなく、レスリングをやりたいからやっているという点。『BYW』は、そういうプライベート団体に共通のチャンスを与えるためのもの」だと説明。
ゲームの特徴については「フィールド内でキャラクタを自由に動かせる。ステージがとにかく大きい。あちこちに落ちている凶器が使える。殴ればリアルタイムで出血するし、拳に血が付く。ステージ内のどこかに相手をぶつければ、それが壊れるなど、インタラクティブな要素がたくさん詰め込まれている。ゲームをクリアしていくと、バックヤード・ベイブの特典映像が見られる。なおかつ40曲以上のエクストリームミュージックが収録されている。芸術的かつバイオレントだが、それだけではないゲームに仕上がっている」とコメントしてくれた。
テーマ曲を担当するのは、ゲームにもレスラーとして登場する「Insane Clown Posse」。全米のPTAが「子供に聴かせたくないNo.1バンド」として槍玉に挙げたバンドで、音楽で稼いだお金のすべてをBYWにつぎ込んでいるという。
ここでマッドマンが、「バックヤードレスラーは、腕、脚、凶器、バックヤードベイブ、すなわち何でもアリだ! 頂点に立つルールであり、今まで日本のみんなが見たことのないレスリングだ!!」と、レスラーらしく大声で一気にまくしたてる。ケビンによれば、「ミック・フォーリー」、「ハーディーボーイズ」、「シャノン・ムーア」など、多くの有名レスラーがBYW出身だという。ジョシュの場合は、レスリングが好きでBYWを始めたといい、「『BYW』の一番いいところは“自由がある”こと。規制がなく、やりたいことができるのが第一。そこで、今まで誰もやったことがないようなことをしたい」とコメント。マッドマンの場合は「相手の骨を折る、流血、凶器もアリ。それが俺にとってのBYWだ!」と、これまた大声で一気にまくしたてる。
開幕戦が行なわれる後楽園ホールでは、BYWが提供する試合「Backyard Style Special Match」が行なわれる。登坂氏は、この後楽園ホールの試合でBYW勢の力量を見極めたいといい、それを受けて札幌大会でおおいに暴れてもらいたいとコメント。登坂氏が、ジョシュがかつて所属していた米インディー団体「Combat Zone Wrestling(CZW)」を初めて知ったとき「ボクらがデスマッチのトップアスリートだと自負していたが、もしかしたら、世界で50番にも達しないかもしれない」という恐怖感を抱いたという。BYW勢にも同じ印象を受けたというあたり、興行は非常に期待できるものになりそうだ。
よくある話で恐縮だが、素顔は凄くいい人たち。ぶつかりそうになったら「あ、ゴメンね」とか気さくだし、当然ながらノリもいい。ジョシュは見栄えもいいので女性に人気が出そう |
【バックヤード・ベイブ】 | ||
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スケジュールの都合で来日不可能となったバックヤード・ベイブ。上写真の彼女は、恐らく日本でブッキングされたモデルさんかと思われるが、本家ベイブと比べてもまったく見劣りしない美貌の持ち主でした。ちなみに、バックヤード・ベイブは本国でDVD3枚をリリース。あちこちからひっぱりだこの超人気で、収入ではBYWレスラーをヒト桁以上上回っているらしい……なんか複雑 |
■ 初来日記念「ジョシュ・プロヒビション」ミニインタビュー
-- 初来日だそうですが、日本の印象は?
ジョシュ: みんなが凄く優しくて。仕事ばっかりで、どこにもいけなくて、楽しいことは何もないんだけど(笑) 4月29日から始まるツアーが楽しみで仕方ないよ。
-- それなら、次の来日のときはどうですか? ツアー途中の休みを利用するとか。
ジョシュ: 1日あるけど、移動時間だから……。
-- 仕事とは別に、来日する予定はありますか?
ジョシュ: もちろん! 考えてるよ。日本の色々なところを見てみたいし。ただ、日本にこだわらず、他の色々な国に行きたいね。
-- 今、統括部長がいないんでコッソリおうかがいしますが。日本のプロレス団体で、一番好きなのは?
ジョシュ: 大日本プロレス(即答)
-- ……本音で。
ジョシュ: ……大日本プロレス(笑)
-- じゃぁ、質問をかえます。大日本と同じくらい好きなのは?
ジョシュ: それならECW! 一番好き。
-- 日本では?
ジョシュ: 大日本プロレス。楽しんでるよ(笑)
-- truth、truth、truth、カモーン!
ジョシュ: Oh …… ZERO-ONE。
-- 日本での試合を観て、もしZERO-ONEからオファーがきたら、どうします?
ジョシュ: レスラーだけど、ビジネスマンでもあるから、オファーがあったら条件次第で考えるかな(笑)
-- 今ならチャンスかもしれませんよ。外人レスラーが3人抜けましたから。
ジョシュ: 誰が抜けたの?
-- ザ・プレデター、トム・ハワード、ネイサン・ジョーンズの3人です。K-1にヘッドハンティングされました。
ジョシュ: ウワァ、本当に!? シュートなの?
-- アングルじゃありません。シュートです。
ジョシュ: 興味あるけど……ボクのサイトにのせるかな(笑)
-- 自分のサイトをお持ちなんですか?
ジョシュ: 「http://www.joshprohibition.com/」っていうんだ。今日も(道場の近くにある)ネットカフェからアップデートしたよ(笑)
-- 最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
ジョシュ: (メチャメチャ照れながら)え~っと……ジョシュが日本にきたよ! 世界で一番エキサイティングなプロレスを見せるから、4月29日からのツアーを絶対に観にきてね!!
グッズにサインするふたり。どちらも丁寧にサインするが、マッドマンはキレイなイラストまで描く芸達者ぶり! |
□アイドスのホームページ
http://www.eidos.co.jp/
□「大日本プロレス」公式サイト(試合日程など)
http://www.bjw.co.jp/
□製品情報
http://www2.eidos.co.jp/byw/
□関連情報
【3月3日】アイドス、PS2「バックヤードレスリング」過激なプロモーションムービーを公開!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040303/bp.htm
【2月3日】アイドス、品性無用のハードコアマッチが続出! PS2「バックヤードレスリング」を4月15日に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040203/eidos.htm
(2004年4月8日)
[Reported by 豊臣和孝]
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