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EA、「ウルティマオンライン」最新拡張セットを正式発表
アジアンテイストの世界観の導入とPvP機能の強化が中心

2月25日正式発表(現地時間)

今秋発売予定

 米Electronic Artsは、現地時間の2月25日、MMORPG「ウルティマオンライン」の次期拡張セットの開発を正式発表した。タイトルは明らかにしておらず、発売時期は今秋予定としている。予定どおりにいけば、2003年2月に発売された「ウルティマオンライン 正邪の大陸」以来となる、1年半ぶりの拡張セットの登場となる。

 「ウルティマオンライン」の次期拡張セットの詳細については、3月に日本で開催されるプレスカンファレンスで明らかにされる見込みで、現時点では概要レベルに留まっている。プレスリリースによれば、そのプレスカンファレンスが世界初の情報出しになるということで、全ユーザーの4割が日本人というだけあって、前作にも増して日本主導の展開となっている。

 それだけに次期拡張セットの内容も日本を強く意識した内容になる見込みで、過去の「ウルティマ」シリーズでも採用されていたアジアンテイストの世界観が導入される。これに合わせ「肉体的な戦闘能力に焦点をあてた職業」と「魔法と忍びの要素に焦点をあてた職業」の2つの職業が新たに追加されるという。紹介文から想像するとモンクと忍者あたりが追加されることになりそうだ。

 もうひとつ追加要素として明らかにされているのがPvP機能の強化。もともと「ウルティマオンライン」は、PK、ギルド戦、派閥戦などなどハードコア仕様のPvP機能を備えたMMORPGとして好評を博したタイトルだ。その基本コンセプトは、NC Softの「リネージュ」シリーズを始め、数多くのタイトルに影響を及ぼしたことでもよく知られる。

 ただ、丸6年にも及ぶ長い運営の間に、冒険者保護の観点から安全に狩りのできるミラー世界を用意したり、アイテム保護のシステムを取り入れたり、PKに対して厳しいシステム的な締め付けを行なったりなどした結果、PvPを行なう旨味が減りすぎ、PvP目的で参加していた多くのコアユーザーがゲームから離れていった経緯がある。

 現時点では新しいPvPシステムの具体的な内容については明らかにされていないが、今回は、引退組も巻き込んで要注目の拡張セットといえそう。プレスカンファレンスが楽しみだ。

□Electronic Artsのホームページ
http://www.ea.com/
□「ウルティマオンライン」のホームページ
http://www.jp.uo.com/
□関連情報
【2003年10月8日】「ウルティマオンライン」、正式サービス7年目に突入
今後は個別イベントなどよりきめ細かいサービスを提供
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031008/uo2.htm
【2003年1月11日】EAスクウェア、「ウルティマオンライン」5周年記念イベントを開催
最新拡張セット「正邪の大陸」の概要を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030111/uoaos.htm

(2004年2月27日)

[Reported by 中村聖司]


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