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ナムコ、「ゼノサーガ EPII」続報
シオン、KOS-MOSの新映像が公開

2004年 発売予定

価格:未定

 株式会社ナムコ(開発:株式会社モノリスソフト)のプレイステーション 2用RPG「ゼノサーガ エピソードII [善悪の彼岸](以下EPII)」。今回の「EPII」情報は主役であるシオン、そしてシリーズを通してカギとなるKOS-MOSを中心にお届けする。


■ ついにシオンとKOS-MOSの情報が!

○シオン・ウヅキ

シオン・ウヅキ。シオンの武器M.W.S.は、箱のような本体内に格闘用ナックル、帯電ロッド、ビームランチャーといった様々な武器が内蔵されている。遠距離、近距離両方の攻撃に優れ、非力な人間でも高い攻撃力が期待できる優れモノで、前作で使用していたものより軽量化および最適化が施され、実戦で使用しやすいものになっている。もちろん製造/改造者はシオンの困った後輩ミユキ

 ヴェクター第一開発局、KOS-MOS開発計画の主幹技師。若いながらもその頭脳は明晰で、容姿の端麗さもあいまって社内では人気の高い人物である。前作では惑星消失事件の調査とKOS-MOSのテストを兼ねて、連邦艦隊旗艦ヴォークリンデに配属されたが、それを機に自らの運命の波に飲み込まれていく。

 過去に両親や恋人の死に直面した事実があるが、その傷を隠すためか、明るく振舞い、さらには克服しようとする気丈な性格をしている。13歳年の離れているジンの身の回りの世話──家事全般をしていた(やらされていた)ことから、甲斐甲斐しい一側面も持つ。

○KOS-MOS

KOS-MOS。シオンによってヴェクター二局に引き渡された彼女は、より戦闘能力に特化した躯体に変更される。右手に転送されるブレードやハンマーなどはもちろん、あの“腹ビーム”もパワーアップ。右はKOS-MOSのメンテナンスタブだが、変形して航宙型バイクとなる

 ゼノサーガシリーズを通して鍵となる女性型戦闘用アンドロイド。故ケビン・ウィニコットにより設計され、星間コングロマリット『ヴェクター・インダストリー』によって開発された。KOS-MOSとは対グノーシス用に開発された戦闘システムの総称であり、彼女自身の名前はない。すべてにおいて論理、確立、任務の三原則を優先し、開発者であるシオンを無条件に護るようプログラムされている。

  前作のヴォークリンデがグノーシスに襲撃された事件以来、自立起動をはじめ、何者かの命令により第二ミルチアを目指している。本来感情を持たないアンドロイドである彼女だが、無感情とは言い切れない感情の揺れを感じさせることがある。これはいったい何を示しているのだろうか……?

KOS-MOSのメンテナンスタブ。変形してバイクとなる(2003年7月の発表会時の映像でもこのバイクで疾走するシーンが見られた)

■ さらに序盤のエピソードが少しずつ公開に

 前回の記事でもお伝えしたが、「EPII」のスタートは「第二ミルチア」である。そこに到達したシオンとKOS-MOS。2人の序盤のエピソードをご紹介しよう。

・シオンたちの当初の目的

第二ミルチア市庁舎

 第二ミルチアに降り立ったエルザ。シオンはJr.たち一行と離れ、命令どおりアレンと自身が所属するヴェクターの二局へと足を運ぶ。そこで見せられたKOS-MOSの新たな兵装……KOS-MOSに妹のような感情を抱いていたシオンは、KOS-MOSの引渡しに対し拒絶反応を起こす。

14年前、ミルチア(現在は旧ミルチアと呼ばれている)が二重ブラックホールに取り込まれたために、主要な機関はすべて現在の第二ミルチアと呼ばれる惑星へ遷都された。第二ミルチアはシオンの実家があり、ミルチア市街地にはシオンにとっても馴染みの店があるようだ。前作のエンディングでは、アルベドによって巨大プラント「天の車」がミルチアの首都に落とされようとしていたが、その激突の危機から救ったのもシオンたちである
第二ミルチア宇宙港。一番右はその内部
第二ミルチア市街地 モビィ・ディックカフェ。シオンが高校のときから通うカフェ。店の自慢はカレー。前作で登場したシオンのカレーのルーツはここにあるらしい。ここはシオンだけでなく、兄のジンもひいきにしているようで、ちょくちょく訪れているようだ
ヴェクター・インダストリー
シオンが勤める巨大複合企業体。食品の製造や加工から兵器開発まで幅広くを手がけ、星団連邦にも大きな発言力を持っている。多種の部門に分かれているが、その中核をなすのが第一~第三開発局であり、シオンはA・Iやソフトウェア開発の第1開発局に勤める。ちなみに二局は主にA.G.W.S.や兵器などの製造/開発、三局はレアリエンの製造・教育・販売などを行なっている。今作ではKOS-MOSは一局から二局へと引渡しの命令が出ているが、シオンはそのことに対して明確な目的を窺い知ることができないでいる

・シオンとジンの関係

 ジンとシオンは13歳年の離れた兄弟。シオンが実家に帰ると、医院であったはずの実家は古書屋へと様変わりしていた。兄に食って掛かるシオンだが、ジンは飄々としている。けんかをしながらも一見仲のよい兄弟かのように見えるが、2人の間には目に見えない溝がある。両親の話になると逆上するシオンの姿がそれを物語っている。

ジンが実家を古書屋にしたことで食って掛かるシオン。彼女にしては珍しい感情の起伏が伺えるシーンだ

・シオンのメガネがなくなった理由とは?

 第二ミルチアに降下中の貨客船エルザの船内では、危機を脱したクルーたちが安堵の思いで海面を見つめていた。次第に緊張も解け、砕けた雰囲気が漂うコクピットで、Jr.とアレンがふざけて……アレンがシオンに激突すると、シオンのメガネを踏んでしまう。

ドタバタ劇の主役といえばやはりアレン。シオンのメガネを壊してしまう

■ 戦闘の新要素「協力技」とは?

シオンとKOS-MOSの協力技その1「重力拳」
 今作では、バトルシーンにも変化があるようだ。その1つが公開された。「協力技」がそれだ。

 その詳細はまだ明らかにされていないが、2人のキャラクタによる強力な一撃であることはおそらく疑いようがない。前作でも条件付きで発動する技がいくつか見受けられたが、そういった発動条件が特殊なもので、さらにAPなどを必要としそうな雰囲気。

 この協力技で戦闘がどのように変化していくのかは、続報を待っていて欲しい。

その2「デュオバスター」。第3種兵装にパワーアップしたKOS-MOSが非常に強そうに見える

■ E.S.シリーズとA.M.W.S.はA.G.W.Sとどう違うのか?

 E.S.(イーエス)シリーズは、これまでのA.G.W.S.(エイグス)とはまったく違う性能を持つ人型端末兵器である。「ゼノサーガ」の世界ではA.M.W.S.(エイムス)と呼ばれる端末兵器が戦闘において大幅なシェアを持ち、前作で登場したA.G.W.S.はこのA.M.W.S.をグノーシスとの戦闘のために小型化、改良したものである。そのため、A.M.W.S.、E.S.はA.G.W.S.よりひと周り以上サイズが大きい。

 A.G.W.S.自体は汎用性やコストの面からまだ十分に配備されているとは言えず、そのため、対グノーシス戦闘以外ではA.M.W.S.と呼ばれる端末兵器が使用されているが、E.S.シリーズはそのA.M.W.S.とも違う、さらに高性能の人型端末兵器である。その能力にはある秘密があるらしい……。

E.S.アシェルと同じように複座式のE.S.で、ヴェクター社が開発したもの。KOS-MOSの性能に特化するようにチューンされており、KOS-MOSの戦闘力を完全にサポートすることができる。

【スペック】
全高:16.10m
乾燥重量:22.0t
複座型 相転移ユニットを装備可能
KOS-MOS搭載時に限りD.S.S.S.及びヒルベルトエフェクトが使用可能

E.S.ディナ
KOS-MOSとの連携を構想に取り入れたE.S.である「ディナ」



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□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□モノリスソフトのホームページ
http://www.monolithsoft.co.jp/
□ナムコチャンネルのページ
http://www.namco-ch.net/
□製品情報
http://www.namco-ch.net/xenosaga2/index.html
□関連情報
【2003年12月12日】ナムコ、「ゼノサーガ EPII」続報
「第二ミルチア」から始まる
新たなエピソードの一部が公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031212/ep2.htm
【2003年11月7日】東京国際CG映画祭「TIGRAF」
3日目はゲーム特集
クリエイターの生の声が満載
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031107/tigraf.htm
【2003年9月26日】TGS2003ブースレポート~ナムコ編~
「R:Racing Evolution」、「塊魂」など
良作が大量プレイアブル出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030926/namco.htm
【2003年7月21日】「ゼノサーガ エピソードII [善悪の彼岸]は
Jr.が主役? 限定版も発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030721/ep2.htm
【2003年7月21日】「モノリスソフト新作発表会」開催
「バテン・カイトス」、「ゼノサーガEPI リローディッド」ムービーが上映される
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030721/namco.htm
【2003年7月18日】ナムコ「ゼノサーガ エピソードII [善悪の彼岸]」発表
詳細は21日のモノリスソフト新作発表会で明らかに?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030718/x_ep2.htm

(2004年1月23日)

[Reported by 佐伯憲司]


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