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ナムコ、「ゼノサーガ EPII」続報 |
価格:未定
「EPII」の情報は7月に行なわれたモノリスソフト新作発表会、そして東京ゲームショウ2003、さらに東京国際映像祭「TIGRAF」などで提供されてきたが、ついに文字情報として新たな情報が公開された。
■ 「EPII」のスタートは「ミルチア」から
前作(ゼノサーガ エピソードI [力への意志](以下EPI))をラストまでプレイした方ならおわかりいただけるだろうが、「EPII」は「EPI」からの純粋な続編として、貨客船エルザが降下した「第二ミルチア」からストーリーが展開する。そして、「EP2」の本編から14年前の旧ミルチア紛争に関してのイベント部分を抜粋したのが、「ゼノサーガ フリークス」に収録される「体験版」ということになる。
ゼノサーガ エピソードI [力への意思] あらすじ ヴェクター第一開発局所属「シオン・ウヅキ」は惑星消滅事件の調査に赴く連邦艦隊の護衛用に配備された、対「グノーシス」用戦闘アンドロイド「KOS-MOS」の実戦テストのため、艦隊旗艦「ヴォークリンデ」に搭乗していた。しかし任務途中に巡礼船団グノーシスの襲撃に遭い、艦隊は壊滅。シオンは、艦内に侵入したグノーシスにより徐々に追い詰められてしまうが、調整中でありながらも自律起動したKOS-MOSによって助けられる。 崩壊するヴォークリンデからなんとか脱出したシオンたちは民間の貨物船「エルザ」に拾われる。KOS-MOSの脅迫めいた提案により、エルザのクルーであるマシューズ、トニー、ハマーの3人は、しぶしぶその進路を第二ミルチアヘと向けるのだった。 ミルチアへと航路を進めるなか、エルザは「U-TIC」機関に追われるレアリエン「モモ」とその護衛任務を帯びたサイボーグ「ジギー」と出会う。「百式汎観測レアリエン」のプロトタイプであるモモは、製作者によって体内に重大な資料を封印されており、その資料をきっかけとしてシオンたちは徐々に壮大なある1つの事件へと巻き込まれていくこととなる。 そんな折、モモは「アルベド」とよばれる謎の青年にさらわれてしまう。首尾よくモモを助け出したものの、アルベドは「天の車」と呼ばれる巨大プラントを出現させ、その主砲を第二ミルチアの首都へと向けるのだった。天の車最深部にあるグノーシス化したコアを破壊することで、天の車の暴走をくい止めるシオン達だったが、アルベドの罠により天の車は第二ミルチアへと落下を始めてしまう。被害を最小限に食い止めるために、KOS-MOSは天の車の強制分解を提案。かくして天の車を第二ミルチアの大気圏で燃やし尽くすことに成功する。 脱出の際、衝撃でエルザが故障してしまうも、シオン達は危機を突破しエルザはその機体を第二ミルチアへと降下させていくのであった。 |
「EPII」のスタートである「第2ミルチア」は、現在の場所に移転するまで「ミルチア」として存在していた。「EPI」の劇中でも語られた14年前に起きたある事件=「ミルチア紛争」の詳細が紐解かれる、そこからが「EPII」というわけだ。これにより、前作に散りばめられた幾つかの謎と共に「ミルチア」の移転の理由が明らかになっていく。ここで、「ミルチア紛争」の概略を紹介しよう。
結局、この「ミルチア紛争」によって旧ミルチアは壊滅、現在の場所にその機能が移され、「第二ミルチア」と呼ばれることになった。第二ミルチアにはヴェクター二局(シオンの属する企業で、「KOS-MOS」を開発した会社)があり、第二ミルチアに降り立ったシオン一行はまずそこを目指すことになる。
左は「第二ミルチア」のヘリポートのイメージイラスト。右はKOS-MOSを作ったヴェクターの二局 |
左は「第二ミルチア」の市街。右は現在のジン・ウヅキの家 |
■ 「EPII」で登場するキャラクタの一部を紹介
それでは、「EPII」で本格的に活躍する「ジン」をはじめ、登場キャラクタの一部を紹介しよう。
○ジン・ウヅキ
ジン・ウヅキ | ジンが駆るA.M.W.S |
前作のエンディングに登場した通り、現在は第二ミルチアにおり、降下して来たシオンと再会することになる。今作では序盤の大活躍が拝めるということで、気になっていたファンは溜飲を下げてもらえることだろう。
着物を着たジンだが、この世界では左前が男装なのだろうか? 日本刀のような刀の切れ味は相当すごそう |
○カナン
カナン | カナンとケイオスの乗機「E.S.ASHER」 |
新登場キャラクタとなるカナンは、ヴェクターによってチューンナップを施された特殊なレアリエン。感情の起伏に乏しく、まるでロボットのような話し方をする。感情自体がないわけではなく、何らかの理由によって抑制されていると思われる。
チューンナップの傾向としてはA.M.W.S.の操縦技術などに寄っているらしく、どうやら極秘の諜報任務等を行なうべく製造されたレアリエンらしい。ミルチア紛争において、調査活動のためケイオスと共に旧ミルチアへとE.S. ASHERで降下した。
どうやらJr.とも面識があるらしい。
「ケイオス」と同じコスチュームのカナン。操縦に長けている |
○ケイオス
ケイオス |
この物語でいつその謎が明かされるかわからない、シリーズを通して鍵となるといわれる少年。常に憂いを湛えた表情をし、どこか達観した感のある喋り口調。16歳ぐらいの見た目だが、実際の年齢は不明。透き通った琥珀色の瞳と銀髪が特徴。
常人にはない特殊な力を持ち、自分の名前以外の事については語ろうとしない。その出自経歴や、能力、過去の記憶の有無といったものも含め、全てが謎に包まれているが、何人もの登場人物と関わりがあったことは前作の劇中でも明らか。しかし、本作でもその謎は明らかにはされないのだろう……。
別のショットでジンとケイオスが共に戦うシーンがある。この2人の関係も今は謎のままだ |
○マーグリス
マーグリス |
前作でM.O.M.O.を救出しようとしたジギーの前に立ちはだかったU-TIC機関指令。組織のカリスマであり、自信家。またその自信に見合った実力の持ち主であることは前作でも証明済み。「EPI」では、顔にキズがあったが、それは「ミルチア紛争」において、ジンによって刻まれたものであることが明らかになった。
「ミルチア紛争」において一度U-TIC機関は表舞台から姿を消したはずだが、それは一体どういった理由なのだろうか?
ジンとの間に何があったのか? それは「EPII」本編で明らかになることだろう。
「EPI」序盤においてその攻撃力はかなりのものがあったマーグリス。再び登場する彼の悪役ぶりが楽しみだ |
□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□モノリスソフトのホームページ
http://www.monolithsoft.co.jp/
□製品情報
http://www.namco-ch.net/xenosaga2/index.html
□関連情報
【11月7日】東京国際CG映画祭「TIGRAF」
3日目はゲーム特集
クリエイターの生の声が満載
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031107/tigraf.htm
【9月26日】TGS2003ブースレポート~ナムコ編~
「R:Racing Evolution」、「塊魂」など
良作が大量プレイアブル出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030926/namco.htm
【7月21日】「ゼノサーガ エピソードII [善悪の彼岸]は
Jr.が主役? 限定版も発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030721/ep2.htm
【7月21日】「モノリスソフト新作発表会」開催
「バテン・カイトス」、「ゼノサーガEPI リローディッド」ムービーが上映される
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030721/namco.htm
【7月18日】ナムコ「ゼノサーガ エピソードII [善悪の彼岸]」発表
詳細は21日のモノリスソフト新作発表会で明らかに?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030718/x_ep2.htm
(2003年12月12日)
[Reported by 佐伯憲司]
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