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★Xboxスペシャル体験連載★
前回この連載では、VTを手に入れ戦場へ出るまでの事柄を説明した。今回は実際に戦場でどのようにVTを操作するのかを中心に説明を進めていく。前作ですでに操縦をマスターしている方も、復習と思ってお付き合い願いたい。 ■ 操縦桿を握る
この作品のもっともわかりやすい特徴は、何といっても鉄騎コントローラだ。臨場感にあふれたプレイを行なうためのコントローラとなっているため、現用兵器を思わせるような配置になっている。もちろん、シミュレータとして楽しめるように、多数のスイッチやレバーが付いている。このゲームを楽しむためには、これらのスイッチやレバーを極限まで使いこなしたい。それがパイロットたちの本音なのだ。 ■ VTの起動
戦場に出ると、パイロットであるユーザーはVTの座席に座った状態で戦場に放り出される。素早くハッチを閉めて戦闘開始と行きたいところ。しかし、VTのエンジンには火が入っておらず、制御用のOSも起動していない。もちろん、このままではVTを動かすことができない。まずはエンジンをかけ、VTを起動する。戦闘はそれからだ。
この手順通りにスイッチを押していけば、VTはウォーミングアップが済んだ状態になる。武装をチェックし、進撃する方向を確認するのだ。
VTの起動に成功したら、作戦開始。自分の足で戦場に向かわねばならない。しっかりとアクセルを踏み、僚機に遅れを取らないように進撃だ。 ■ 回避 ダメージを減らし、戦場に留まるために
しばらく移動していけば、敵VTを発見することになるだろう。前作と違い、今回の敵はほぼVTに限られる。もちろん、最初に遭遇する敵もVTになるだろう。もし、敵を発見する前に画面が赤く点滅したら、攻撃を受けたか、もしくはロックオンされた状態。大変危険な状態なので、回避を行なわなければならない。 ■ 攻撃 チャンスに牙を剥かずして、勝利は無い
敵VTが視界に入っていれば、右レバーで照準を合わせてロックオンできる。ロックオン中の攻撃は、予測射撃装置であるF.S.SをONにしていない限り、現在の敵の場所を目標に、攻撃を行なう。第1世代のVTは、F.S.Sを持たないので、手前か奥方向以外に動いている敵には命中させづらい。このような場合は手動で予測射撃を行なってみるのも良いだろう。
■ スイッチを使いこなす 各部位にある多数のスイッチ。これらを使いこなすことが「鉄騎大戦」では重要である。このスイッチを使いこなさない限り、生還率の上昇は望めない。 生き延びるために……脱出スイッチ
もちろん、脱出スイッチなど押すことが少なければ少ないほどよい。戦闘になれてきたら、脱出スイッチを押す前に試しておくべきことの多さに気づくはずだ。
鉄騎シリーズで最も大事なスイッチがこのボタンだ。そのせいか透明カバーをかけられ、厳重に扱われている。このスイッチの役割は“脱出”。 機体を撃破された場合にはためらいなくこのスイッチを押すこと。もちろん、間に合わなければパイロットの死が待っている。パイロットが死んでしまうと、今までに貯めた補給要請ポイントは失われる。確実に脱出しなければならないのだ。 中央ブロック下段
VTのメインモニタを洗うための装置。転倒などでメインモニタが汚れた場合、このスイッチで洗うことができる。使用頻度が高いスイッチのひとつで、転倒した際にお世話になることも多い。
消火用スイッチ。VTが火災になった場合に使用する。火災になったVTのコクピットは撃破された状況と似ている。冷静に脱出か消火かを判断したい。また、火災中はVTがダメージを受け続ける。速やかに消火しなければならないのだ。
VTの中にはミサイルを発射できる機体がある。ミサイル攻撃を受けた時には、チャフを撒いて対抗しよう。チャフというのは、誘導ミサイルを躱すために開発された装置だ。狙われているのがわかったらすかさずスイッチを押すこと。ミサイルが接近してからでは、チャフの効果が発揮される前にダメージを受けてしまうからだ。
メインウェポンの変更を行なうスイッチ。弾ギレになってしまったときや、現在の武装では局面に合わないというときに使用する事になるだろう。戦闘中に武装を変更する際は、事前に装備していた順番に従って切り替えられていく。そのため、事前の武装決定は重要になるのだ。
サブウェポンの変更を行なうスイッチ。こちらも使用方法はメインウェポンの装備変更と同じだ。装備を変更するためにスイッチを押してから、実際に撃てるようになるまでには、当然時間差が発生する。この時間差を身体で覚えておかないと、隙を突かれてしまうので注意。
メインウェポンの多くは、マガジンを入れ替えることで、弾数を回復することができる。 上級者や映画ファンは誰が何発撃ったか正確にカウントしており、マガジンを入れ替えるタイミングで襲いかかってくる。マガジンを入れ替えている間は、当然のように攻撃できないので、安全を確保してから入れ替えねばならない。 中央ブロック右上
SCARFACE(スカーフェイス)など、一部の系統の機体のための狙撃モードへの移行スイッチ。このスイッチを押すと素早く狙撃モードに操作系ごと変化する。高倍率の画面に変化するので、照準が過敏に反応するようになる。使い勝手が掴みにくいので、各自練習して使いこなして欲しい。
増槽を投棄するスイッチ。ただし、増槽を付けたまま補給を行なうと増槽を含めて満タンになるので、捨ててしまうのがもったいないときもある。STDオーバーになっている時に増槽を投棄すれば、機体のバランスが向上するのだが……。
第2世代以降のVTに装備されている予測射撃装置。このスイッチを入れておくと、敵が直線的な動きをしている場合、攻撃をほぼ命中させることができる。そのため、第2世代以降の敵に出会ったら、旋回を交えた回避行動を心がけることが必要。直線的な移動ほど、予測されやすいのだ。
マルチモニタの拡大スイッチ……ではなく、パイロットが伸び上がってマルチモニタを覗き込むアクションをとる。戦闘中に各機体の向きを確認したいときなどに使用することが多い。覚えておくと便利だが、使用中と使用後にメインモニタが見えにくくなる時間があるため、余裕のないときには使用しない方がよいだろう。
第2世代以降のVTで使用できるスイッチ。バッテリの高速チャージを可能とし、スライドステップやレールガンなど、チャージが必要な行動を取ったあと、高速でチャージされる。また、移動速度も上がるので加速用に使う事も多い。
VTのマニピュレーターを使用するスイッチ。右レバーで操作を行なう。フリーミッションのキャプチャー・ザ・コンテナルールでは、このマニピュレーターを使って、コンテナを相手陣地から奪い取ってこなければならない。どんなミッションにも対応できるパイロットになるためには、慣れておかなければいけない操作だ。
こちらはサブモニタを覗き込むスイッチ。パイロットが覗き込むため、メインモニタが一瞬見えにくくなるのが多少厳しい。マルチモニタほど頻繁に使わないスイッチという印象があるが、使いこなせば、横向きに射撃しつつ前に歩くなどの視点をメインモニタと分業して行なうことができるようになるだろう。
VTに装備されている、夜間戦闘のための暗視機能を有効にするスイッチ。フリーミッションでは、戦闘が行なわれる時間も変更できるので、今まで以上に使用する機会が増えたスイッチだ。このスイッチを入れているときに見える火線は、なかなか美しく見応えがある。
メインモニタ上の文字情報や線の色を変更するスイッチ。戦場や時刻にあわせ、自分が一番見やすい設定にしておくこと。敵機との距離などの文字情報を見落とさないためにも、重要なポイントだ。
右ブロック下段
まずは、マルチモニタ関係から。 マルチモニタは戦局を判断するために重要なモニタだ。個々の戦闘だけでなく、戦局を心得た戦い方をするためにも重要なので、必要に応じて随時切り替え、戦場全体を把握できるようにしておきたい。
マルチモニタを収納するときに押すスイッチ。戦闘中は邪魔になるからとマルチモニタを収納するパイロットも多い。 逆に、レーダーが優れている機体ならば、マルチモニタに映し出される機影だけで戦うことも不可能ではないため、うまく使いこなせるようになっておきたい。
マルチモニタ上の戦場マップの倍率を切り替えるスイッチ。通常時、広範囲、全体表示と3段階あるので、状況に応じて使用すること。全体表示はマス目がきってあるので、再集結ポイントや、次の目標を伝えるときなどに便利だ。
マルチモニタのモードを切り替えるスイッチ。といっても、地図の倍率ではなく、勢力の戦力比、損傷部位とダメージ、さらに機体の状況が確認できる。確認できる機体の状況は、トグルスイッチと連動しているため、このモニタではあまりチェックしない項目と言える。 今回新しく加わった部位ダメージ制のため、脚部へのダメージを受け続けると、他の部位がまだ健在でもVTは撃破されてしまう。運良く死線をくぐり抜けた後などに、状況を確認するために使ってみてはどうだろうか? サブモニタと、メインモニタ関連が、残りの3個のスイッチとなる。特に複雑な部分も無く、押すだけで変化がわかるため、実際に使用してみて感覚をつかむのがよいと思われる。
サブモニタのモード切り替えスイッチ。前方、後方、ロックオンしたターゲットをズーム、上空視点の4つの視点を切り替えることができる。メインモニタで横を向きつつ、このモニタで正面を確認しつつ進むなどというシチュエーションはわりと頻繁に発生する。 細かく切り替えることは少ないかもしれないが、要所で思い出してみて欲しい。
メインモニタのズームを行なうふたつのスイッチ。遠距離から敵を発見したいときに望遠にする以外は、頻繁に切り替えることは少ないだろうが、望遠側になっているときは、照準の動きが普段より大きく感じられるようになるため、感覚の違いに慣れておいた方がよい。
ここまで多数のスイッチを説明してきたが、全ての戦闘で同じように使うスイッチは数少ない。プレイを続けるうちに、プレイをはじめた頃から比べて、使えるスイッチが多くなってくる。普段使ったことが無いスイッチでも、索敵中など多少の余裕がある時に使ってみることで、スイッチの役割がわかり、自然と使い方が身に付いてくだろう。 ■ PILOT TEST NEWS
鉄騎大戦のPILOT TESTもキャンペーンモードで1ターンが経過し、大まかな情報が出そろった。前作との1番の変更点はやはり、新たな陣営の参戦だろう。それぞれ特色を持った勢力なため、キャラクタ作成時の楽しみの幅が広がったと言えるだろう。
(C)CAPCOM CO.,LTD.
□カプコンのホームページ (2003年12月26日) [Reported by 岡本直大 (冒険企画局)]
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