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日本ファルコム、韓国2社とのオンライン事業に関する提携を発表 |
日本ファルコム株式会社は、同社の代表作である「イース」のオンラインゲーム化に関する業務提携を、韓国Plenus EntertainmentおよびeSofnet Corporationの間で締結したと発表した。現時点では契約締結のみであり、「イースオンライン(仮)」の開発着手はこれからになると見られる。正式サービス開始時期は2005年としている。
今回の業務提携は、韓国でも抜群の知名度を誇る「イース」の同地でのオンラインゲーム化権をPlenus Entertainmentにライセンスするということを軸に、収益分配等の点で最終合意に至ったというもの。ゲームの開発はeSofnet Corporationが担当し、Plenus Entertainmentが運営するポータルサイトNet Marbleにおいてそれを展開していくという流れになる。
ちなみにeSofnet Corporationは、現在韓国でオープンβテストサービスを展開している3D MMORPG「Colum Online」の開発元として知られている。「イースオンライン(仮)」のゲームデザインは、この実績により類推するほかなさそうだが、最新作「イースVI ナピシュテムの匣」のイメージをベースとしたフル3DフルインタラクティブのMMORPGになるのではないだろうか。
ただ残念ながら、今回の業務提携に関しては、日本展開に関する内容は一切含まれておらず、同社の話では「今のところ日本展開の予定はない」としている。同社では、まず日本よりも大きいPCゲーム市場を持つ韓国でビジネスとして成功させることで、さらにそのノウハウを日本を含む他国に展開していく方針としている。日本での展開は韓国での成功後ということになりそうだ。
□日本ファルコムのホームページ
http://www.falcom.co.jp/
□関連情報
【10月27日】東証、日本ファルコムの東証マザーズ上場を承認
12月2日に上場予定。「イース」オンラインゲーム化を計画
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031027/falcom.htm
(2003年12月16日)
[Reported by 中村聖司]
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