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メディアクエスト、「Uru: Ages Beyond Myst 日本語版」を来春発売
フル3Dで生まれ変わった「Myst」シリーズ最新作

発売日:2004年初春

価格:未定

 株式会社キッズステーションのゲーム部門メディアクエストは、米Cyan Worldsが現在開発中のアドベンチャーゲーム「Uru: Ages Beyond Myst」を日本語化して、2004年初春に発売すると発表した。対応OS、価格については未定としている。

美しく謎めいた世界。水面に施されている環境バンプマッピングはもちろんリアルタイム処理だ
注目されるマルチプレイモード。「Uru Live」と呼ばれる専用サーバーを介することだけは明らかになっているが、詳しい仕様は不明だ
 「Uru: Ages Beyond Myst」は、北米を代表するアドベンチャーゲームのひとつとして名高い「Myst」シリーズの最新作。発表当初はMMOとしてスタートし、その後幾度か仕様変更を経た後、「Myst」、「Riven」、「Myst III: Exile」に続く「Myst」フランチャイズのひとつとして位置づけられている。

 その最大の特徴は、新開発のリアルタイムエンジンによるシリーズ初のフル3Dグラフィックと、他のユーザーとアドベンチャー体験を共有できるマルチプレイ機能。同作は、これとは別個にシングルプレイキャンペーンを用意し、ひとりでも複数でも楽しめる欲張りな仕様となっている。

 従来のシリーズ作品では、グラフィックスは高精細のプリレンダー映像を使った疑似3D表現が採用されていたが、今作ではその高精細さは維持しつつ、すべてリアルタイム処理に進化している。移動は、従来のように視界をぐるりと見渡してのポイント移動ではなく、FPSのように実際に移動することになる。

 視点は1人称、3人称の2種類から選択でき、謎解きのためにフィールドの隅々まで歩き回らなければならないだけでなく、時にはあるポイントで1人称視点に切り替え、見落としがちな情報を読み取るといった作業も必要になってくる。同作はフル3Dグラフィックスの採用により、謎解きのプロセスがさらに重層化した印象だ。

 日本語版の詳しい仕様については未定としているが、同作では会話シーンはすべてフルボイスで展開されるため、その価値は大いにあるといえる。同社は、前作「Myst III: Exile」の日本語版発売元でもあるため、ローカライズのクオリティについても安心できる。発売が楽しみな大作アドベンチャーゲームだ。

同作は、「Myst III」レベルのビジュアルクオリティを、リアルタイム処理で実現している。正式な必要環境は未発表だが、ある程度高いであろう事はあらかじめ覚悟しておいたほうがいいだろう

(C) 2003 Cyan Worlds, Inc. Published by Ubisoft Entertainment, S.A. All rights reserved. Ubisoft, ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Uru, D'ni, Cyan(R) and Myst(R) are trademarks of Cyan, Inc. and Cyan Worlds, Inc. under license to Ubisoft Entertainment.

□メディアクエストのホームページ
http://www.kids-station.com/game/index.html
□「Uru: Ages Beyond Myst」のホームページ(英文)
http://uru.ubi.com/us/
□関連情報
【11月12日】「Uru: Ages Beyond Myst」Playable Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031112/demo1112.htm

(2003年12月4日)

[Reported by 中村聖司]


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