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Korea Amuse World Game Expo 2003現地レポート

常時大にぎわいのGravityブースレポート
「ラグナロクオンライン」2004年度のアップデート構想を発表
Knight、Gypsy、Professorなど二次上位職を初公開

11月21日〜24日開催

会場:COEX Pacific Hall

 KAMEX2日目となる22日は、Gravityブースにおいて「ラグナロクオンライン」の来年度以降のアップデート構想が発表された。ユーザーの前で既存ゲームの新要素に関する発表を行なうというのは日本では珍しくもないことだが、KAMEXにおいてはGravityぐらいのもの。質問コーナーもしっかり用意し、開発者自らが答える。いまさらながらGravity急成長の秘密を解くカギをかいま見たような、そんな気になった。本稿では、「ラグナロクオンライン」の発表会を中心に、Gravityブースの模様をお伝えしたい。


■ ジュノ以降の新エリア、天津以降の新グローバルマップを公開

まず2人の司会が上がり、大声を上げながらもちをまくようにグッズを客席に放る。KAMEXではお馴染みの光景だ
そしてダンス。この2つのセレモニーで客をどっさり集めるわけである
Umballaの原住民であるウータン。シャーマンのような異風と、プレーヤーが理解できない特殊な言語を操る。なかなかユーモラスなイラストだ
 “12月計画”と題された今回の発表は、昨年のKAMEX 2002での発表と同様に、1年計画で現在取り組んでいる新要素をGravityの開発者がイメージ映像やサンプルスクリーンショットを見せつつ解説を行なうというスタイルのもの。

 余談だが、「ラグナロクオンライン」は、現在、韓国、日本、台湾、タイ、インドネシア、中国、米国などで展開されている。しかし、今回のようなGravityの次期構想の告知のタイミングは、各国によってまちまちで、日本や台湾といった最恵国待遇を受けている国以外の地域では、これが不満のタネになっているという。

 そこで今回から情報提供のタイミングを各国同時とし、今年は25日とした。それまでは事前情報は一切出さないということで、本格的な情報規制が行なわれた初の発表会でもある。日本の運営元であるガンホーの森下氏ですら、何を発表するのか知らされていないと言うからなかなか極端な話だ。

 さて、今回発表された内容は、大きく分けて以下の3つ。なお、日本語での読みは、私が暫定的に付けたもので、日本でのオフィシャルアナウンスとは異なる可能性があるのであらかじめ了解頂きたい。

 ・新エリア(Umballa、Niffleheim、天津、コンロン、洛陽、Korate、Lost Gold Mine、Jakatar)

 ・伝承システム

 ・既存の二次職の能力を高めた二次上位職13職

 発表会でまず最初に発表されたのは、Gravityが世界の運営元と共同で展開しているグローバルマップ構想の今後の具体的な実装プラン。すでに日本では発表済みの「天津」を手始めに、台湾が手がけている「コンロン」のイメージカットを公開。コンロンは、東アジア一帯の古代風俗をモチーフにした新エリアで、アンコールワットを彷彿とさせる遺跡風の建造物や大がかりなオブジェが目をひく。いずれも既存のマップとはイメージの異なる新エリアだったため、韓国のファンの注目度も高かった。

 その他のエリアは、だいたいの実装時期とエリア名が公開されたのみにとどまった。2004年度上半期に実装が予定されているのが、中国の「洛陽」とタイの「Korate」、下半期が米国の「Lost Gold Mine」とインドネシアの「Jakatar」。日本での実装時期は不明ながら、実装されることだけは間違いないようだ。

 続いて、ジュノ以降の新エリアが公開された。Umballaは、ジャングル地帯をモチーフにした新エリアで、森林地帯に長い木の橋を細かく通して形成された街が印象的。また、プレーヤーには理解できない土俗語を喋る住民ウータンが暮らしている。彼らとコミュニケーションするには特殊な方法を使う必要があるようだ。

 Niffleheimは死を司る街で、こちらはまだ開発途上らしく街の家屋を描いたイメージスチルのみの公開だった。扱いとしてはダンジョンのようで、アニメーション付きで公開された王Lord of Deathが、Niffleheimの支配者という設定になっている。パラディンを彷彿とさせるランスと大盾といった重厚な装いが注目を集めた。

【天津】
ガンホーが主導となって開発された新エリア「天津」

【コンロン】
天津同様個性的な風景が広がる「コンロン」。実装時期は2004年以降になりそうだが、おおむね完成している様子だ

【Umballa】
高い木々に囲まれた新エリア「Umballa」。既存世界とどのような関連性を持つのかは不明だ

【Niffleheim】
“死”をイメージした新エリア「Niffleheim」。メインストーリーに深く食い込んでくる重要なエリアになりそう。右は、Niffleheimを支配する王Lord of Death。今回はイメージイラストのみということで実装はかなり先になりそうだ

【イメージイラスト】
紹介の合間に挟まれたイラスト。「ラグナロクオンライン」は、イメージイラストに複数のイラストレーターを起用しているため、毎回イラストの作風が異なる


■ 二次上位職への転職は要キャラリセット! 衝撃的な伝承システム

伝承システム実装後、キャラクタ育成がどう変わるかを示した図。色の違うボックスがそれぞれ二次上位職と三次職を示している。先は長い・・・
既存の二次職と二次上位職の対照表
Q&Aでは、やはり伝承システムと二次上位職に質問が集中したが、いずれも明確な回答は出さなかった。練り込みはこれからということだろう
 続いて「伝承システム」。これはゲームデザインを根本から拡張することを目的とした壮大な構想で、これを通過することにより、後述する二次上位職へ転職が可能になり、その先にある三次職への道のりが見えてくる。

 その構想内容については、右に掲載したプランのとおりで、その内容を日本語に直すと以下のようになる。

ノービス→一次職→二次職(新二次職を含む)→Lv99+α→伝承クエスト受領

伝承クエスト達成→ノービス→一次職→二次上位職→三次職

 実質的にはLv99までカンストしてしまったコアユーザーに新たな目標を提示するのが伝承システムということになるが、衝撃的なのはシステムのコアである伝承クエストを達成すると、キャラクタの能力がすべてリセットされてノービスから始まるというところだろう。つまり、いまプレイしているのは表面で、実は裏面の先に上級職があったということになる。

 現時点での計画では、伝承クエストを達成したキャラクタは、ノービスに戻され、ベースレベル、ジョブレベルともに1になる。スキルもノービスが習得できるベーススキル以外はすべて消され、ステータスポイントもすべてふり直しになるようだ。ただし、アイテムとゼニー(お金)はそのまま維持されるので、完全に一からというわけではない。なお、伝承後のノービスが、何らかの能力がプラスされた伝承ノービスなのか、伝承達成を示すマークかがステータス覧等に付加されただけのただのノービスなのかは不明だ。

 これだけ大がかりなシステムなので、システムの細かい仕様や実装時期等は一切明らかにされなかった。伝承システムと二次上位職のいずれが先に実装されるのかも不明で、ひょっとすると、伝承システムのみ先に実装し、先の新二次職のように、二次上位職の実装まで一次職で待機するといった光景も見られるかもしれない。いずれにしても、現行のLv99上限のゲームデザインを根本から覆す新要素といえる。

 二次上位職については、なんとか発表を間に合わせたといった感じで、ジョブ名が公開されるにとどまった。二次上位職として公開された13ジョブは以下のとおり。

■二次職
 Knight(ナイト)→Lord Knight(ロードナイト)
 Assassin(アサシン)→Assassin Cross(アサシンクロス)
 Hunter(ハンター)→Sniper(スナイパー)
 Priest(プリースト)→High Priest(ハイプリースト)
 Wizard(ウィザード)→High Wizard(ハイウィザード)
 Blacksmith(ブラックスミス)→Whithsmith(ウィズスミス)

■新二次職
 Crusader(クルセイダー)→Paladin(パラディン)
 Rogue(ローグ)→Stalker(ストーカー)
 Bard(バード)→Clown(クラウン)
 Dancer(ダンサー)→Gypsy(ジプシー)
 Monk(モンク)→Champion(チャンピオン)
 Alchemist(アルケミスト)→Creator(クリエイター)
 Sage(セージ)→Professor(プロフェッサー)

 各ジョブの具体的な性能、所有スキルなどは一切不明だが、二次上位職は、二次職の上位ジョブと位置づけているだけあって、元の二次職をベースにした強化が図られる見込みで、Lv99に達したコアユーザーの大きな目標になることだけは間違いない。また、同作はジョブによってキャラクタの基本的な容姿が決まるシステムなので、それがさらに13種類増えるというのは、ユーザーにとっては単純に喜べる要素ではある。

 ひょっとすると、ギルド攻城戦では、二次上位職の動員数の多いギルドが有利という風になるのかもしれない。二次上位職でギルド攻城戦に参加するためには、伝承クエストを達成し、ノービスから鍛え直す必要がある。ギルドにとっては高レベルの主力メンバーが戦力外となるわけで、抜けた戦力をどう埋めるのか、一時ギルド全体で城取りはやめにするのか、などなど、ネタの尽きない話題ではある。

【ラグナロ娘】
日本では「ラグナロク」ファンの間ですっかりお馴染みの存在となったラグナロ娘のおふたりが発表会の締めとして登場し、テーマソングを熱唱した。左が蔵野ありささん(プリーストLv93)、右が乾曜子さん(プリーストLv87)

【Requiem】
KAMEXで初公開されたGravityの新作MMORPG「Requiem」。悪夢の世界をそのままMMO化したような猟奇的世界観のダークファンタジーMMORPGで、今回はホラー仕立てのブースを設けてイメージ映像を繰り返し流していた。韓国では12月中旬以降よりβテストを開始し、正式サービスは来年度。開発は内部だが、Eidosの「レブナント」の開発に携わったスタッフが関わっており、システムはアクション性重視で「Diablo」ライクだという

【即売コーナー】
今回、Gravityブースの右1/3は、ラグナロクサポーターズと呼ばれるファンたちのエリアになっていて同人誌の販売などが行なわれていた。即売コーナーが設けられているところはいかにもKAMEXらしいところ

□KAMEXのホームページ
http://www.kamex.or.kr/
□Gravityのホームページ
http://www.gravity.co.kr/
□「ラグナロクオンライン」のホームページ
http://www.ragnarokonline.jp/
□関連情報
【2002年12月14日】ユーザーサービス満点のGravityブースレポート
「ラグナロクオンライン」2003年以降の予定を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030926/tgs_gu.htm
【2003年9月26日】ガンホー、「ラグナロクオンライン Episode 3.0」を正式発表
第一次アップデートは10月7日、アニメGM橘紀菜も初公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030926/tgs_gu.htm

(2003年11月22日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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