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【東京ゲームショウ2003】

Xboxブースレポート
「トゥルーファンタジーライブオンライン」、
「鉄騎大戦」など全27タイトルを出展

期間:9月26日~28日(26日はビジネスデー)

会場:幕張メッセ

■ ついにトゥルーファンタジーライブオンラインのプレイアブルデモが登場

 東京ゲームショウ2003におけるXboxブースでは、「トゥルーファンタジーライブオンライン」や「鉄騎大戦」、「Project Gotham Racing 2」などの期待の大きいタイトルを含め、全27タイトルが出展されている。そのうち、プレイアブル出展となっているのは、ファーストパーティ全12タイトル、サードパーティ全7タイトルの全19タイトルで、残りはムービーなどでの出展となっている。

 今回のXboxブースで最も注目を集めているのは、今回が初のプレイアブル形式での展示となった、Xbox初のMMORPGであり、非常に高い注目を集めている「トゥルーファンタジーライブオンライン」(2004年春発売予定、以下TFLO)だ。「TFLO」の試遊台は全部で10台用意され、それらを5台ずつに分け、それぞれ5人ずつがパーティを組んだ形でプレイできる。ちなみに、それぞれのパーティにはインストラクターがリーダーとして加わることになるため、実際には6人パーティでのプレイが楽しめるようになっている。

 今回のデモでは、キャラクタの制作と、敵との戦闘が体験できる。キャラクタの制作では、人間やエルフといった種族の選択はもちろん、顔、目、鼻、口、眉、耳、髪の形や色、背格好や女性キャラではグラマー度など、実際のゲームとほぼ同じ形式でキャラクタ制作が体験できる。そして、最終的にジョブを決定したらキャラクタ制作は完了となる。ただし、今回のデモでは、なるべく多くの人にプレイしてもらうために、キャラクタ制作に最大3分の時間制限が用意されていた。

 キャラクタ制作が完了しヘッドセットを装着したら、本格的なプレイが開始となる。ちなみに、装備する武器や防具はあらかじめ決められたものが装備された状態でのスタートとなる。まずは、パーティの面々と挨拶を交わしつつ、リーダーから基本的な操作に関しての説明が行なわれる。その後、リーダーがワープゾーンを開いて、戦闘を行なうフィールドへとワープする。

 ワープした先には、雑魚敵が数匹とボス敵がいる。ボス敵を倒すには、まずその周囲にいる雑魚敵を全て倒さなければならない。しかし、雑魚敵とはいってもそこそこ強く(キャラクタが制作直後のため弱いだけ?)、油断しているとあっという間にやられてしまうこともあるようだ。そして、最終的にボス敵を倒したらデモプレイは終了となる。

 今回実際にプレイしてみたが、ボイスチャットを利用するという部分が、これまでのMMORPGでは全く味わえない要素であり、非常に新鮮だった。戦闘中でも、言葉を発することで確実な意思疎通ができるという部分は、本当の意味でプレイに没頭できると感じた。もちろん、キーボードに手を伸ばすことなく、他のメンバーと意思疎通できるのだから、キーボード入力に自信のない人でも十分に楽しめる。そういった意味では、MMORPGの裾野を広げる革命的な機能と言っても過言ではないだろう。また、プレイ前には、デモプレイに参加する人があまりしゃべらないのでは、という不安もあったが、実際にはほとんどの人が臆することなく声を出しており、その不安も無意味なものであった。

 とにかく、今回のデモだけでも、「TFLO」の醍醐味を味わえることは間違いないと言っていい。Xboxブースに行ったら、必ずプレイしておきたいタイトルである。ちなみに、デモプレイに要する時間は、キャラクタ制作も含め15分前後。そして、1回につき10人ずつのプレイとなる。人気タイトルのため、かなりの行列ができているので、なるべく早めにXboxブースに足を運ぶことをおすすめしたい。また、魔導師系のジョブを選択した場合には、利用できるアビリティとしていくつかの魔法があらかじめ登録されているようなので、武器での戦闘と魔法の両方を楽しめる魔導師系のジョブを選択してプレイすれば、より幅広い戦闘を楽しめるだろう。

写真は初日のビジネスデーにもかかわらず、「TFLO」コーナーにはこれだけの人だかり。いかに期待されているかがわかる 来場者5人とインストラクター1人で6人パーティを組みプレイが可能だ まずはじめにキャラクタの制作を行なう。実際のゲーム同様、非常に細かな設定が可能だ
キャラクタの顔だけでもここまで細かく設定可能。髪や目、肌の色などを考えると、同じ設定のキャラクタはほぼ存在しないのでは、と思うほどだ キャラクタが完成したら、ヘッドセットを装着していざプレイ。恥ずかしがらずに声を出してプレイしよう ブースでは、このようなコスプレお姉さんがお出迎え。長蛇の列ができているので、早めに足を運ぼう



■ 鉄騎大戦は、カプコンブースとXboxブースとの間で5対5の対戦が楽しめる

  Xboxブースにおけるもう1つの目玉タイトルといえるのが、カプコンの「鉄騎大戦」(今冬発売予定)だ。「鉄騎」のXbox Live対応バージョンであるが、単なるXbox Live対応にとどまらず、新バーティカルタンク(VT)の搭載など、様々な強化ポイントがある。

 今回Xboxブースでは、この「鉄騎大戦」の試遊台を5台設置。もちろんそれらは全てネットワークで接続されているが、今回はそれにとどまらず、カプコンブースに設置されている「鉄騎大戦」の試遊台5台とリンクさせ、Xboxブースとカプコンブースとの間で5人対5人での対戦プレイが楽しめるようになっている。

 双方のパーティが350ポイントを持ち、敵の陣地を奪うと+50ポイント、逆に陣地を敵に奪われると-50ポイント、そしてパーティのVTが破壊されると、VTのランクに応じたポイントがマイナスされる。そして、先に相手チームのポイントを0にするか、15分経過した段階で残りポイントの多いチームが勝ちとなる、というルールで対戦が行なわれる。

 単に「鉄騎大戦」を試遊できるだけでなく、対戦プレイ形式で試遊できるようになっているため、試遊といってもかなりアツく楽しめるだろう。特に前作をプレイしている人にとっては、絶対に外せないタイトルと言っていいだろう。

 ちなみに、「鉄騎大戦」をプレイしたことのない人のために、XboxブースにはVTの操縦方法をインストラクターがついて、教えてもらえる「VT教習コーナー」も用意されているので、「鉄騎大戦」をまだプレイしたことがないという人もぜひチャレンジしてみてもらいたい。

Xboxブースの「鉄騎大戦」コーナー。5台の試遊台が設置され、チームを組んでカプコンブースチームと戦う こちらはカプコンブースの「鉄騎大戦」コーナー。どちらでも同様に楽しめるので、すいている方でプレイすればいいだろう Xboxブースの「鉄騎大戦」コーナーに併設されているVT教習コーナー。VTの操縦に自信がない人は、まずここで練習しよう
【鉄騎大戦】


(C)CAPCOM CO.,LTD.
※画面は開発中のものです


 上記2タイトルに加え、Xboxのローンチタイトルの中でも高い人気を誇った「Project Gotham Racing」の続編「Project Gotham Racing 2」(11月20日発売予定、以下PGR2)も、特に力の入った展示となっている。コックピットタイプの試遊台が多数用意され、フォースフィードバック対応のハンドルコントローラを利用してプレイできる。「PGR2」には、コースとして横浜みなとみらい21地区が収録されているが、もちろん横浜を選択して試遊可能となっている。また、「PGR2」では全10ヵ国の都市、100種類以上の車種が収録されており、物理エンジンや描画エンジンの一新、新クードスシステムの採用、Xbox Live対応によるネットワーク対戦プレイなども相まって、非常に遊び応えのある内容に仕上がっている。

 Xboxブースでは、先に紹介した2タイトルと「PGR2」の3タイトルを今回の最重要タイトルとして、ブースの外周に配置している。そしてブース内部には、それ以外のタイトルが多数展示される、という構造になっている。

 ブース内部には、4人のキャラクタを切り替えながらプレイするFPSタイプのシューティング「Brute Force」(10月9日発売予定)、9月25日に発売されたばかりの、トム・クランシーシリーズの人気作である「Tom Clancy's GHOST RECON」、日本でのローンチタイトルとして人気を博したスノーボードゲーム「天空」の続編「天空 -Tenku- 2」(2004年発売予定)などの注目タイトルがひしめいている。

 また、「Xboxワールドコレクション」シリーズとして発売される、洋ゲーテイストバリバリのビーチバレーゲーム「Outraw Volleyball」や、格闘テイストが盛り込まれたゴルフゲーム「Outraw Golf」、モータルコンバットの開発に携わったメンバーが制作した格闘ゲーム「Tao Feng:First of the Lotus」(3タイトルとも10月23日発売予定)などがプレイアブル出展されている。洋ゲーファンなら、この辺りのタイトルは見逃せないだろう。

 また、サードパーティタイトルもブース内部に展示されている。ナムコのFPSテイスト溢れるアクションシミュレーション「ブレイクダウン」と、リッジレーサーシリーズの流れをくむレースゲーム「R:RACING EVORUTION」、セガの代表キャラクタ総出演の爽快アクションゲーム「ソニックヒーローズ」、Xbox Live対応のレースゲーム「segaGT Online」、人気アクションRPGの続編であるフロム・ソフトウェアの「O・TO・GI ~百鬼討伐絵巻~」などがプレイアブル出展となっている。また、今冬発売が予定されている、テクモの「NINJA GAIDEN」と「DEAD OR ALIVE ONLINE」はムービー出展のみとなっている。

 ところで、今回プレイアブル出展が期待されていた、Microsoft Game Studiosの日本スタジオが制作を行っている「魔牙霊」は、残念ながらムービー出展となっている。それでも最新ムービーでゲームの雰囲気はよくわかるのでチェックしておきたい。

「PGR2」の試遊台も多数設置されている。やはりハンドルコントローラ付きの試遊台でプレイしたいところだ 「PGR2」イベントに、全日本GT選手権2003年シリーズでGT500クラスのポイントランキングトップに立っている脇坂寿一選手が登場。脇坂選手との「PGR2」対決が楽しめる 「Xboxワールドコレクション」シリーズの4作品がプレイアプルで展示されている。洋ゲーファンなら見逃せないだろう
ようやく日本にも登場することになったトム・クランシーシリーズ2作品も並んで展示されている 「NINJA GAIDEN」と「DEAD OR ALIVE ONLINE」の気になる2本はムービー出展だが、ステージイベントでプロデューサであるTeam Ninjaの板垣伴信氏によるデモプレイが披露された 「NINJA GAIDEN」は1面を披露。1面は日本の忍者屋敷が舞台となる。ただし2面以降は西洋を舞台としたステージが多くなるそうだ
こちらは「DEAD OR ALIVE ONLINE」のキャラクタ選択メニュー。東京ゲームショウに合わせて、わざわざXboxブースコンパニオンの衣装を実装したそうだ


□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/default.htm
□東京ゲームショウ2003のホームページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【2003年9月26日】東京ゲームショウ2003 Xboxブースレポート プレスステージで新作タイトルや新サービスなどが発表される
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030926/ms.htm
【2003年9月25日】「東京ゲームショウ2003」 各社の出展ブース情報
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030925/tgs2003.htm

(2003年9月27日)

[Reported by 平澤寿康]


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