|
手軽にヴァイオリニストになれる |
価格:7,000円 (evioメディア 1,800円)
株式会社トミーは、簡単にヴァイオリンを演奏している気持ちになれるゲーム感覚のおもちゃ「evio (エヴィオ)」を7月31日に発売する。本体に6曲収録しており、価格は7,000円。また、演奏できる曲はカートリッジ形式の「evioメディア」で別途リリースされ、10曲入りの「evioメディア」が1,800円。
4月に、商談会「トミービジネスミーティング2003夏」の席上で発表された「evio」。発売直前ということで、イメージキャラクタの高嶋ちさ子さんを招いて発表会が行なわれた。「evio」はテレビにAVケーブルで接続するだけで、楽しむことができるおもちゃ。画面上に登場するガイドに合わせて弓を弾くだけで、あたかも演奏しているかのように音楽が流れ出す。また、本体にはスピーカーも用意されているため、テレビに接続しなくても伴奏に合わせて引くことができ、単体でも遊ぶことができる。テレビに接続しないときは音声ガイドに従って曲を選曲したりする。
モードはガイドに従って弓を引きゲーム感覚で演奏を楽しむ「コンクール」、ガイドが表示されず伴奏に従って音楽だけでタイミングよく弓を引き演奏を楽しむ「オーケストラ」、一人で好きなテンポで演奏できる「ソロ」、お手本となる曲を演奏してくれる「デモ」の4つ。同社のゲームグループマーケティングマネージャの野中大三氏は「ヴァイオリンは憧れの楽器であるが、やっている人は少なく、高嶺の花」であることから、手軽にヴァイオリンを楽しめるようにと開発されたという。アンケートでは30%以上が憧れているのに、習っているのは1%だとか。ヴァイオリンに憧れを持ち、本格的に音楽をはじめる前の3年生程度をコアターゲットに、大人にも売り込んでいきたいという。
イメージキャラクタとしてテレビCMにも出演する高嶋さんは「私もヴァイオリンをはじめたのは旧友がやっていたのを見て憧れから。ピアノとかもいいんだけど、ピアノは演奏しているとき横顔しか見えないから、ヴァイオリンは真正面から見てもらえるからヴァイオリンをすることを選んだ。でも、はじめたのはいいけど大変でシャレにならなかった。」とコメントし、「バリバリに憧れからじゃないですか」と登壇者に突っ込まれる始末。
高嶋さんは壇上でevioを演奏。大変うまく演奏していたのだが、最後の最後で「テンポを変えたりできるので、やってみようと思った」演奏が裏目に出て失敗。evioには光学センサーが搭載されていて、弓の反射板の反射によってタイミングなどを判断している。このためライトやカメラのフラッシュで誤動作したとも考えられる。
会場で行なわれたトークショウには、「悲しいとき~」で有名な“いつもここから”も参加。evioバージョンの「悲しいとき」を披露。「悲しいとき~、evioを演奏するとき関係のない左手の指を動かしているのを見たとき」のネタには高嶋さんも「私もやるんですよ」と大ウケ。
高嶋さんは「ヴァイオリンは弓を真っ直ぐに引かなければならないが、これが案外難しくて大変。evioにはガイドが付いているので真っ直ぐ引けるようになる。それだけでも教材として素晴らしい」と楽しみながらもためになるとコメント。「私もネタで使ってみたい」ということで、ライブで演奏されるときが来るかもしれない。
(2003年7月28日)
[Reported by 船津稔]
GAME Watchホームページ |
|