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タカラ、年末に向けてのラインナップを明らかに |
【モバイルプリンター R@ku-suru】 | |
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時を同じくして他社からも「モバイルプリンタ」が発売されるのだが、「優位点は?」と聞かれ佐藤慶太社長は「他社よりも早く発売する点」と答えている。携帯用の三脚 (吸盤で貼り付けて固定) など、周辺機器も発売する予定となっている |
■ 見えない情報を印刷し、情報をリンクしていく新技術「D-touch」
すでにおもちゃの枠を超えているのが「D-touch」。基本的には印刷技術で、通常の4色印刷に加えカーボン印刷を1版加えることで目には見えない情報を印刷する。このデータを読み出すことで、教育機器などに応用していく。
会場でデモされていたのは、動物園の紙にデータが印刷されており、ペン型のスキャナを当てると鳴き声を再生する。今回のデモでは音声だったが、画像やその他のデータでも印刷可能で、色々な面で応用が利くという。例えばゲーム雑誌にデータを印刷しておき、ゲーム機と連動させたり、USBでペン型スキャナとPCを接続し、色々な印刷物とリンクさせるといったアイディアも披露された。いわゆる「どうぶつの森 e+」などと同じ手法をイメージするとわかりやすいが、こちらはインクが見えない点がさらに一歩進んでいると言えるだろう。
印刷さえできればどこでも使用可能なので、地球儀などでも利用することができる。コストは通常の印刷に加え5%~10%ということで、出版業界と言うよりはむしろ広告業界や、レストランのメニューなどで利用するといった企業への用途が中心となるかもしれない。
同技術を応用した製品として最も早く発売されるものは、2004年2月に発売が予定されている「D-touchシリーズ ピピタッチ」。ピピタッチ専用ソフトを収録したカートリッジを本体に差し込み専用印刷物にスキャナをかざすと、隠された情報を音声として再生する。当面は低年齢児童の教育用ソフトや語学ソフトを発売していくという。
【D-touch】 | ||
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今回公開されたモックアップ。紙に印刷された情報をペン状の入力装置で読みとると、音声で出力してくれる | 音声だけでなく、画像やどんなデータでも印刷できるため、ゲーム機などと連動することも可能 | こちらも試作品だが、USBでパソコンと接続してデータを読み出す装置。これだけでなく、色々な用途に転用できる技術だという |
■ 犬が耳をパタパタ歌い出す「歌犬物語」
カワイイ犬のフィギュアに息を吹きかけると歌を歌い始める……という癒やし系のグッズ。コーギー、ダックス、パグ、チワワ、プードルの5犬種を商品化。これらの犬には性格があり、クラシック好きだったり、モーニング娘。が好きだったり、サザンが好きだったり様々。
ところが、この犬たちを一列に並べると各々パートを分けて合唱をはじめるという。1匹でも楽しいが、揃えれば揃えるだけ楽しくなると言うわけだ。1匹にはそれぞれ3曲収録されている。発売は8月8日で、価格は1体1,680円。
また楽器を演奏する「弾犬物語」の発売も予定されている。
【歌犬物語】 | |
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息を吹きかけると歌い出す犬たち。それぞれ性格が設定されていて、クラシック好きやサザン好きなど覚えている歌も違う | こちらは「弾犬物語」並べると連動してパートごとにそれぞれの楽器を演奏する「歌犬物語」に比べちょっとリアル |
■ チョロQの次は、携帯で気まぐれペットを育てよう「チョロモードPET」
携帯電話でチョロQを操作できるという一風変わったラジコン「チョロモード」が発売されたばかりだが、その第2弾が発表された。今度はわがままなペットを育てる「チョロモードPET」。原理は「チョロモード」とまったく同じで、携帯のボタンを押したときに出る“ピポパ”と鳴る音をつかって操作する。携帯のマイク端子に「チョロモード」についている通信ユニットを接続し、そこでデータの変換を行ない、ペットに送信するのである。
カワイイペットを数字キーを操作することで導く (動かす) ことができるのだが、あまりかまっているとわがままなため、グレてしまう。そうなると前に進めようとボタンを押しても後ろに進むなど操作が利かなくなってしまう。この時にメールモードと呼ばれる機能を使い“おやつ”と入力し、ペットに送ってやると機嫌が直る。また、動作がとぎれとぎれになるときはダルがっている証拠で、その時は同様にメールモードで“くすり”と打ち込んでやると直るという。
こうやってペットとコミュニケーションを取ったり、「チョロモードPET」は歌を歌うことで感情表現をするので、そこでコミニュケーションを取ったりすることができる。12月に2,980円で発売を予定。種類は現状では、ミドリネコ、アオウサギ、コゲチャイヌ、オレンジネコ、ピンクウサギなどが予定されている。
【チョロモードPET】 | |
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発売されたばかりのチョロQを携帯電話で操縦する「チョロモード」に続くのはペットの育成「チョロモードPET」。我が儘なペットをおやつやクスリを与えながら機嫌をとっていく | 「チョロモード」同様、ある程度は操作する (導く) ことができる。これが不機嫌になると言うことを聞かなくなる。そこでおやつやクスリを与えることとなる |
■ ついにインターネットで曲をダウンロードし「e-kara」で楽しめる!!
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商品名が「webトースター」ということで、トースターのような形状となっている。カセットがパンというわけだ |
「カラオケステーション」では曲数によって課金するため、データをインターネットを使ってダウンロードしPC上で保存することができる。ところが「e-kara web」では何曲ダウンロードしてもタダだ。
だが、ダウンロードするとその場でカセットに記録するかどうか聞いてくる。ここで記録しなければデータは見えなくなってしまう。カセットに記録したデータは消すことや編集することはできない。つまり事前にカセットを買うことで、 (曲への) 支払いは済まされているという感覚だ。
カセットに曲を書き込むライター「webトースター」は1,980円だが、webトースターと8曲入れることができるカセット「webメディア」をパックした「エントリーパック」が2,980円で販売される。なお、12曲収録できる「12Mシリーズ」が2,200円、28曲収録できる「28Mシリーズ」が3,480円。
インターネットを使ったダウンロードはそれだけで難しく、敷居が高いが、カセットを有料化することで課金制度をすっ飛ばし、操作を簡略化したという点では面白い試みといえるだろう。webトースターとPCの接続はUSBを使って行なわれるが、つなげた段階でアプリケーションが起動するなどの工夫があると、もっと簡単だったかもしれない。
(2003年7月17日)
[Reported by 船津稔]
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