価格：未定

新機体の「F/A-18 Super Hornet」。F/A18の翼を大きくしただけではなく、エンジンを含め、まったく新しい技術が投入された機体である

　株式会社タイトーはプレイステーション 2用ソフトとして「エナジーエアフォース aimStrike! (エイムストライク)」を9月に発売予定。価格は未定。

　コンシューマー向けソフトでありながら、「リアルなフライトシミュレーションを」というコンセプトで作られた「エナジーエアフォース」。続編である今作も、本格指向にさらに磨きをかけた作品になりそうだ。

　世界各地を転戦していた前作とは違い、ゲームの舞台は25万km²を超える広大なマップ。この中での軍事作戦が本作の「ミッションモード」となる。基地や街、自然の地形など考ぬかれた末に配置され、リアルな地形データを元に、発進からミッションの遂行、そして着陸をリアルに体験できる。
　「ストライクモード」では専用マップで自由な戦闘が可能。敵機やウイングマン、戦闘開始の高度など細かいシチュエーションをエディットできるほか、敵の出現を0にすることによって、フリーフライトも可能。マップの細かい作り込みをたっぷりと確認できる。

　リアルにこだわっているだけに、戦うためにはトレーニングも必要となる。前作は14のトレーニングがあったが、今回はいつでも選択できる「トレーニングモード」を搭載。35の項目が用意されていて、好きな機体で挑戦できるようだ。また操作方法を見ることができる「クイックガイド」はいつでも閲覧可能とのこと。初心者も練習を繰り返すことでリアルな操縦を学ぶことができる。

　今回のウリのひとつは、「リプレイデータ」を保存することができるという点。自分のフライトテクニックを友達に見せて自慢できるほか、自分の苦手な飛び方などもチェックできる。
　またロッキードマーチン、ボーイングといった航空機メーカーに専門スタッフを派遣した映像は今回も収録。戦闘機ファン垂涎の貴重なデータ集としての側面も持っている。

　新機体も数種類追加されているようだ。今回、明らかになった機体は「F/A-18 Super Hornet」。次世代戦闘機としてはずしていけない機体のひとつだ。別名ビッグウイング・ホーネットと呼ばれる機体で、その名の通り翼を大きくし、ハードポイントを左右ひとつずつ増やしているのが外見上の最大の特徴。しかし、機体重量増加をフォローするため、エンジンも新しくなり、構成素材、さらに空気取り入れ口を含めた細かい改良が加えられ、まったく新しい機体となっている。

　米軍のさまざまな新戦闘機プランが立案されては予算の都合や政治的配慮により消えていったが、この「スーパーホーネット」が生き残ったのは元となるF/A-18の性能の高さに加え、同機の最大の欠点といわれている「航続距離」の問題に取り組んだ点にある。ハードポイント増加により増槽と武装を共に装備が可能になり、旧式化しつつあるF-14の代わりだけではなく、イントルーダなどの攻撃機の任務にも対応していくという。また、大型化しながらも、レーダー反射断面は抑えられているというステルス対策にもすぐれたものがある。

　本作の情報は今後もどんどん紹介する予定なので、お楽しみに。

【スクリーンショット】

(C) TAITO CORP.2002
(C) Lockheed Martin Corp.
F-16 Fighting Falcon, F-22 Raptor and X-35 Joint Strike Fighter are Trademarks of Lockheed Martin Corporation used under license to Taito Corporation.
Produced Under license from Boeing Management Company.
Photo by Katsuhiko TOKUNAGA/DACT

□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□「エナジーエアフォース aimStrike! (エイムストライク)」公式サイト
http://www.ea-web.com/fla/index.html
□関連情報
【2002年9月26日】発売記念企画・PS2「エナジーエアフォース」開発者インタビュー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020926/ea.htm

(2003年7月14日)

[Reported by 勝田哲也]

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