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ズー、「American Conquest 日本語版」を7月11日に発売 |
価格:8,800円
株式会社ズーは、ドイツのゲームデベロッパーGSC Game Worldが手がけたリアルタイムストラテジー「American Conquest」を日本語版で7月11日に発売する。対応OSはWindows 95/98/Me/2000/XPで、価格は8,800円。
このような関ヶ原の合戦を彷彿させるような野戦も思いのまま |
城下の様子。指揮下には概算して2000人からなる大部隊がいるようだ |
中世アメリカの情景を活写した数少ない作品のひとつになりそうだ |
「Cossacks」シリーズは、2DベースコンクエストスタイルのRTSの極みともいえる重厚長大なゲームデザインに一大特徴があったが、それは「American Conquest」でもそのまま踏襲され、さらに拡大されている。1ユニット1人扱いの作品としては史上最大規模のRTSになりそうだ。
最大ユニット数は、8,000から16,000に倍増され、マップサイズも1024×768ドットサイズで600枚相当という途方もない大きさになっている。少数のユニットによるアクション性の高いゲーム性という現在のRTSのトレンドのまったく逆をいく、ちょっとドイツ以外では考えられない大胆な作品だ。
キャンペーンシナリオは、コロンブスのアメリカ上陸までの道のりを描いた「コロンブスの航海」のほか、「ピサロの襲撃」、「7年戦争」、「テクムセの反乱」、「独立戦争」など史実に基づいた計8本全42ステージのシナリオを用意。
登場する国家は、侵略者側としてスペイン、イギリス、フランスの3カ国、被侵略者としてマヤ、インカ帝国、イロコイ族、デラウェア族、ヒューロン族、プエブエ族、スー族、アステカ族、そしてアメリカ合衆国の9カ国、合計12カ国が登場する。聞いたこともないような原住民まで単一国家として扱っているところに同作の濃いゲーム性が伺える。
戦闘では、新たに「士気」の概念が追加され、戦術次第によっては少数でも大軍を打ち破れるようになったことに加え、「外交」システムの導入により、マップ上に点在する中立国家とリアルタイムでさまざまな協定を結ぶことが可能になっている。
触れるのが最後になってしまったが、同作で一番の魅力といえるのが、GSCタイトルで今回初めてフルサポートされたマッチングサーバーの機能の充実ぶりだ。最大参加人数は7人で、端数は基本的に観戦者用で、サーバー上には過去の対戦者のリプレイデータがデータベース化されていたり、常時大会が開かれていたりなど、ロビーサーバーとして先進の機能を備えている。アメリカ史ファンにも、対戦好きのRTSファンにもお勧めできる大作だ。
発売直前だけあってすでにしっかりした日本語が実装されている。フォントもゲームの雰囲気に即しており、かつ読みやすい |
「Cossacks」シリーズにおける中世ヨーロッパ的な華やかさはないが、アメリカ原住民の文化風俗を3Dグラフィックでは出せない色つやや質感に至るまで細かく描いており、実に見応えのあるグラフィックだ |
(C) 2002 CDV Software Entertainment AG. All rights reserved. CDV, the CDV logo and American Conquest are either registered trademarks of CDV Software Entertainment AG or GSC Game World in the US and/ or UK and/ or other countries.
□ズーのホームページ
http://www.zoo.co.jp/
□「American Conquest 日本語版」の公式ページ
http://americanconquest.zoo.co.jp/
□関連情報
【2月7日】本日到着! DEMO & PATCH 「American Conquest」Multiplay Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030129/demo0129.htm
(2003年7月7日)
[Reported by 中村聖司]
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