マイクロソフト、「Age of Mythology」アジア大会決勝の模様を動画公開
HALEN氏がアジア最強を決めた日本対台湾戦
7月3日公開
マイクロソフト株式会社は、本日公式サイトにおいて、6月16日に韓国にて開催された「Age of Mythology」のアジア最強を決める韓国主催のゲーム大会「Club MS杯 Age of Mythology Asia Championship」の決勝戦の模様を動画で公開した。日本から出場したHALEN氏が優勝したことを記念しての特別企画だが、文字通り世界最高水準のテクニックが堪能できる良い機会なので、「Age of Mythology」プレーヤーは一度見ておくと良いだろう。
大会の映像は、韓国のケーブルテレビ局MBCの生放送映像をそのまま流用したもので、2時間14分という長時間映像となっている。試合前後には韓国人ナレーターによる解説が行なわれているが、字幕などは施されていない。ファイルサイズは292MBで、自己解凍形式になっており、解凍するとWindows Mediaファイルになる。
「Club MS杯 Age of Mythology Asia Championship」は、アジア圏のMicrosoft各社がスポンサーとなって開催された「Age of Mythology Asia Contest」とは異なり、韓国のClub MSが主催となって行なわれた大会。ちなみにClub MSは、Microsoft KoreaがスポンサーとなっているMSタイトルのファンクラブで、4万人のメンバーを誇る。
とはいえファンクラブ主催の大会のため、今秋開催されるWorld Cyber Games(WCG)や、「Age of Mythology Asia Contest」に比べるとやや格の落ちる大会だが、Club MS杯で優勝した日本人のHALEN氏は、昨年のWCGの「Age of Empires II」部門で優勝した実績を持ち、決勝でHALEN氏に敗れた台湾のShiauTz氏は「Age of Mythology Asia Contest」で優勝している。要するに役者の揃った質の高い大会というわけだ。
対戦の模様は、実際に映像を見て自分の目で確認してもらいたいが、最大の見所は1勝1敗で迎えた最終戦で、実に58分という、1on1では異例の長丁場となっている。世界レベルの対戦は20分程度で終了となるのが通例だが、この試合ではいずれも譲らず、何度も激戦が繰り広げられ、実に見応えのある内容となっている。
ひとつ注文を付けるとすれば、大会うんぬんよりむしろ、出場者全員がセトを選ぶという現状をメーカーとしてなんとかすべきではないだろうか。前々作が中国、前作がフンで完全固定化された反省がまったく活かされていない印象を受ける。
ライバルタイトルである「Warcraft III」では、ラダーやトーナメントで全員が同じ種族を使うことはまずありえないことを考えても、AoMにおける文明間のバランスは未だ調整不足の感が強い。RTS対戦のスタンダードとなるためにも、より一層のバランス調整を望みたいところだ。
□マイクロソフトのホームページ
http://game.watch.impress.co.jp/
□マイクロソフトのPCゲームのページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「エイジ オブ ミソロジー」のページ
http://www.microsoft.com/japan/games/aom/default.asp
□関連情報
【2002年6月17日】マイクロソフト、World Cyber Games 2003日本予選大会のメインスポンサーに 日本から出場したHALEN氏がClub MS杯で優勝
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030617/ms.htm
(2003年7月3日)
[Reported by 中村聖司]
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