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「鉄騎大戦」を初めとした新作もズラリ並んだ |
開場前には入り口にズラリとユーザーの列ができた |
イベントの開始に先駆け、E3で公開された最新映像を上映。同社のジェネラルマネージャのパーミンダー・シン氏は挨拶で「来年の今頃には100を超えるXbox Liveタイトルがリリースされる。マイクロソフトはXbox Liveに本気で取り組んでいる。今後は『トゥルーファンタジーライブオンライン』といったMMORPGもリリースされるので楽しみにしていて欲しい」とファンに語りかけ拍手喝采となった。
この場で流されたムービーのほとんどはE3で公開され、すでに同社WEB上で公開されているものだが、マイクロソフトゲームスタジオの新作「魔牙霊 (MAGATAMA)」は最も新しい映像を公開。かなり迫力のあるアクションシーンが展開された。
また、27日に日本での発売も発表されたトム・クランシーがシナリオを担当したリアル系のFPS「GHOST RECON(ゴーストリコン)」もムービー共々公開された。ファンのXboxに対する期待のひとつに豊富なFPS資産が上げられると思われるが、そういった意味ではリリースは少々遅れはしたが、FPSタイトルをこういった形でどんどんリリースしていって欲しいところだ。
イベント開始前にはホワイエにおいてマイクロソフト関係者による挨拶と最新ムービーの上映が行なわれた。E3などで公開されたマイクロソフトゲームスタジオの新作映像だけでなく、先日のプレス向け発表会でも公開されなかった最新の「魔牙霊 (MAGATAMA)」の映像も公開された |
【GHOST RECON(ゴーストリコン)】 | ||
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しかし、なんと言っても今回注目となったのがカプコンの「鉄騎大戦」だろう。一般ユーザーの前に姿を現わしたのは初めてのこと。広いスペースに巨大なコントローラとモニタがズラリと10台も並べられた。今回プレイできたのは5対5のチーム戦。
基本的な画面構成などはあまり変わりないが、テクスチャーなどが細かくなっており、画面のクオリティはかなり上がっているように感じられる。映像のリアリティと迫力はかなりのもので、「鉄騎」発売当時から「これで、ネットワーク上でプレイできたらなぁ」という夢が叶うわけだ。
カプコンはつい先日、Xbox用ソフト「DINO CRISIS 3」をリリースしたばかりだが、イベントステージには同作品のプロデューサーをつとめた小林裕幸氏が登場。小林氏は「これまで地上が舞台だったが、Xboxで制作するにあたって新しいことをしたかったので、ガラリと変わり宇宙となった」とコメント。迫力ある恐竜の表現について「CGムービーなどの制作には映画監督の樋口真嗣氏や神谷誠氏が加わっている。あの方達は『ガメラ』など大きいクリーチャーの見せ方が上手い。そういった点でもうまく表現できたと思う」と語った。現在は海外版の制作を行なっているということだが、次回作が楽しみなところだろう。
カプコンはこのほかにも、「CIRCUS DRIVE」や「LAKEMASTERS BASS FISHING GAME」など制作中のタイトルを精力的に出展していた。
冒頭のマイクロソフトのムービーによる作品紹介でも最新のムービーが上映され注目を集めていたのが、セガのLive対応作品「segaGT Online」だ。12人対戦が可能なレースゲームで、会場に設置されていた試遊台でも4人対戦が可能となっていた。かなり開発は順調なようで、4人対戦ではほとんど完成していると言っても良いような雰囲気。ただ、ネットワークゲームは調整が難しいこともあるので、発売まではもう少しかかりそうな感じだ。
「segaGT Online」の最も大きな魅力はもちろんネットワーク対戦。12人対戦がやはり楽しみなところ。このほかにも車種の追加が行なわれているほか、挙動エンジンなども若干のブラッシュアップが図られているようだ。追加車種についてはふるいものから新しいものまで、厳選されているようで、今回公開されたスクリーンショットでは、マツダから発売されたばかりの「RX-8」も公開されている。
会場では試遊台の前にズラリと行列ができ、来場者の興味が高いことを証明してみせた。2台がアップライトの試遊台で、2台がハンドル型コントローラによる試遊台となっていて、やはりハンドル型コントローラによる試遊台の行列の方が人気があったようだ。
「segaGT Online」は、4台で対戦がプレイできた。2台はシートとハンドル型コントローラによる試遊が可能ということで、こちらの方が人気が高い。ちなみに、開発はかなり進んでいるようでいるとのことだ。最大12人対戦が可能となる予定 |
7月に発売される「MotoGP URT2 Online Challenge」。このゲーム大会ではプロライダーの阿部典史氏が登場。解説を行なった。阿部氏は「本当のレースの方がぜんぜん簡単!」とコメントしていたが、ゲームについては「少しプレイしてみたけど、操作がわからなくて……。でも、簡単なレベルでは優勝しました」と、やはりプロライダーらしくゲームでもレースに関しては強いところをみせた。
また、ゲームをするにあたって何が重要かを聞かれると「コースを憶えることが重要」とキッパリ。「MotoGP」については「転ぶとマシンに傷がつくし、ブレーキをかけるとリアが浮き上がって、ブレーキ跡も付き、リアルに表現されている。選手の中にはイメージトレーニングとしてゲームをする人も本当にいるし、この作品はリアルだしプレイしてみたい」と締めくくった。
ステージ上では解説するだけに留まったが、ステージ終了後は会場内の試遊台で、4人のユーザーとネットワークプレイを楽しんだ。いろいろとマイクロソフトの人に聞いたりしている割りには、すいすいと抜け出て、なんと! 1位でクリア。さすがプロライダーだなと感心させられた。
MotoGPに参戦しているプロライダーの阿部典史氏がゲーム大会の応援に駆けつけた。ステージでの戦いが終わった後は試遊台で4人対戦プレイに挑戦。見事、1位で勝ち抜けた |
(2003年6月28日)
[Reported by 船津稔]
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