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Project EGG、ハドソンタイトルを取扱い開始
第一弾は「サラダの国のトマト姫」

6月5日 発売

価格:800円

メルヘンチックでかわいらしいグラフィック。でもコマンド選びは結構シビア
 ボーステック株式会社は、'80年代のパソコンゲームを販売するプロジェクト「Project EGG」にて、株式会社ハドソンのタイトルを取り扱うと発表した。第1弾タイトルはアドベンチャーゲーム「サラダの国のトマト姫(PC-8801版)」で、価格は800円。なお、6月5日からスターオンラインでもProject EGGを含めたソフトシティのコンテンツが利用できるようになった。

 「サラダの国のトマト姫」は、'84年にハドソンから発売されたPC用アドベンチャーゲーム。とある惑星にある「サラダ王国」がゲームの舞台。平和な国に突如クーデーターが勃発し、パンプキング・ド・アバレル大臣(通称カボチャ大王)率いるカボチャ一族がオニオン王を倒して政権を奪取。重税にあえぐ国民のために反乱軍が立ち上がるが、反乱軍のリーダー「トマト姫」がカボチャ大王に捕らえられてしまう。

 プレーヤーはキュウリ戦士となり、姫を救出すべくカボチャ大王に戦いを挑む……と説明すると、なにやら非常に堅苦しいゲームに思えてしまうが、実際にはそんなことはない。グラフィックを見れば一目瞭然で、本作はメルヘンタッチのグラフィックが印象的な、実にほのぼのとしたアドベンチャーゲーム。敵との戦闘方法にいたっては「あっち向いてホイ」で勝敗が決まるといえば、本作の(もちろん良い意味での)マッタリ具合が伝わるだろうか。

 ただし、当時のコマンド入力式ゲームの例にもれず、本作も難易度の高い謎解き(もしくはコマンド探し)が随所に用意されている。要は英単語による言葉選びなのだが“発想力”が問われるのがポイント。ド忘れした時と一緒で、思いつかないときはトコトン思いつかない。

 悩みぬいた末に正解に辿り着いたときの、濃い霧が晴れたような清々しさは何物にも変えがたい快感。今なら「かったるい」の一言で済まされてしまいそうだが、チャレンジャブルなユーザーには、ぜひとも言葉の迷宮を突き抜けるカタルシスを味わっていただきたい。

【スクリーンショット】


(C)1997-2003 BOTHTEC, Inc. All Rights Reserved.

□ボーステックのホームページ
http://www.bothtec.co.jp//
□Project EGGのページ
http://www.soft-city.com/egg/
□スターオンラインのホームページ
http://www.staronline.jp/
□製品情報
http://www.soft-city.com/egg/catalog/list.cgi?mode=data&no=231
□関連情報
【2003年6月4日】ボーステック、FM-7「スターアーサー伝説」3部作を復刻! WIN「レジェンド・オブ・スターアーサー・トリロジー」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030604/egg.htm

(2003年6月5日)

[Reported by 北村孝和]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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