価格：6,800円

　株式会社セガは、Universal Interactiveが2002年に発表したジュラシックパーク経営シミュレーションゲーム「Jurassic Park: Operation Genesis」を日本語化して7月22日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は6,800円。

ヘリ備え付けの麻酔銃を使って、恐竜を沈静化させているところ。恐竜は激しく動くのでなかなか狙いが定められない

パーク経営シーン。EAの「テーマパーク」シリーズにも似たわかりやすいインターフェイスを採用している

　「Jurassic Park: Operation Genesis」は、高い人気を集めた映画「ジュラシック・パーク」を世界観をモチーフにした経営シミュレーションゲーム。経営シムの要素以外にも、ヘリに乗って園内で暴れる恐竜を沈静化させたり、4WD車で恐竜棲息区域をドライブしたりなど、厳密な意味では経営シミュレーションゲームというよりむしろ、映画「ジュラシック・パーク」をモチーフにしたミニゲーム集といったほうがいいかもしれない。

　グラフィックは、DirectX 8.1に完全対応し、8.1世代のグラフィックテクノロジーを駆使して、山脈や草原、水域といった風景描写を太古の昔を彷彿とさせるリアリティで描いている。ゲームの主役であるティラノサウルスをはじめとした恐竜たちも抜群のディテールで描かれ、臨場感たっぷりだ。

　メインとなるジュラシックパーク経営では、化石の採掘からはじめ、DNAの採取、恐竜の蘇生、飼育とこなし、それと並行して、パークの開発も行なっていく。パークは山や谷を設定したり、河川を引いたりなど、地形造成からはじめ、恐竜エリアとお客エリアを分けるための帯電性の柵を設置し、万が一のためのレンジャー部隊の設置、そして最後に展望施設やアトラクションなどを配置し、テーマパークとしての体裁を整えていくことになる。

　ゲームの目的は、お金儲けというよりも、恐竜の生態の観察やトラブルシューティングなど、恐竜の飼育そのものにあるが、お金を稼ぐことで化石発掘に予算を割り当てることができ、その結果、新しい恐竜をパークで飼えるようになる。映画好きはもちろん、経営シムファンにもお勧めできる作品だ。英語版のみだが体験版もリリースされているので、一度試してみるのもいいだろう。

すでに日本語化されたスクリーンショット。もともとコンソール版がベースになっているため、アイコンやテキストも大きめ。子供でも楽しめるだろう

ゲームに登場する恐竜たち。上段左から順に、ステゴサウルス、カマラサウルス、カルカロドントサウルス、パキケファロサウルス、スティラコサウルス、ヴェロキラプトル

"Jurassic Park: Operation Genesis" interactive game (C) 2002 Universal Interactive, Inc. Jurassic Park is a trademark and copyright of Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. Licensed by Universal Studios Licensing LLLP. All rights reserved.

□セガのホームページ
http://www.sega.jp/
□「Jurassic Park: Operation Genesis 日本語版(仮)」のホームページ
http://www.sega.jp/pc/jpog/
□関連情報
【2003年2月12日】「Jurassic Park: Operation Genesis」Playable Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030212/demo0212.htm

(2003年5月22日)

[Reported by 中村聖司]

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