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サイバーフロント、「A列車で行こう」を6月19日に発売 |
価格:8,800円
株式会社サイバーフロントは、現在アートディンクが開発している鉄道経営シミュレータ「A列車で行こう The 21th Century」を6月19日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は8,800円。
自分で引いた線路を、現役の列車がぐんぐん走る。これこそが同作の魅力だ |
平坦な土地が最終的にはこのような近代ビル乱立の状態まで成長する |
今作の特徴は、街全体を見下ろす俯瞰視点から、走行する列車の真横ぎりぎりまで寄れる、フル3Dグラフィックのメリットを活かしたダイナミックなゲーム視点と、全国の鉄道をカバーした20社121車両にも及ぶ実車の登場など。また、久々のWindows版ということで、パッチによる新規車両データなどの各種アップデートも期待できる。
もちろん、基本的なゲーム要素は、従来作から変わっておらず、「初めに列車ありき」の個性的な都市造りを堪能できる。車両データも、特急、通勤などの種別をはじめ、速度、編成数、定員、損益分岐乗車率、価格といった具合に細かく設定されており、オフィシャルデータに詳しい鉄道ファンであればあるほど楽しめそうな印象だ。
逆に言うと、ここまでシステムがマニアック化してしまうと、鉄道にあまり興味がないユーザーには無縁な作品のようにも思えてしまうが、製品版にはあらかじめ攻略ガイドブックが同梱され、初心者でも迷わずに都市造りを行なえるようになっている。ちなみにこの攻略ガイドには鉄道をモチーフにしたミニ写真集も織り込まれるようだ。
なお、同社では、購入者を対象に「Nゲージプレゼントキャンペーン」も実施する。賞品はタイトルどおりNゲージ一式で、特賞「二人で楽しめるNゲージフルセット」は、車両セット2セット、複線レールセット、コントローラ2個と、かなり豪華。本当に当たったら置き場所に困りそうな人も多そうだが、鉄道ファンには要注目のキャンペーンだ。
列車のある街の風景。昼夜があり、四季もある。さまざまな楽しみ方ができそうな作品だ |
鉄道の勇姿。駅の構内には人がいるのが確認できる。テクスチャのレベルはぎりぎり及第レベル。欲を言えば、ズームイン時とズームアウト時で2段階程度のデータはほしいところ |
列車の購入および編成画面。車両価格は5,000万などというとてつもない金額になっている。乗車率100%で約200万の売り上げ、それから人件費などの諸経費を差し引くと……。現実世界同様、シビアなゲームバランスになっていそうだ |
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□サイバーフロントのホームページ
http://www.cyberfront.co.jp/
□アートディンクのホームページ
http://www.artdink.co.jp/
□「A列車で行こう The 21st Century」のホームページ
http://moon.cyberfront.co.jp/title/pc/A_Train21/index.htm
□関連情報
【2003年4月21日】サイバーフロント、「A列車で行こう」の発売を6月に延期
理由はクオリティアップのため
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030421/cyber.htm
【2002年11月12日】アートディンクの「A列車で行こう」最新作がWindowsで登場
発売はサイバーフロントから
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021112/a.htm
(2003年5月2日)
[Reported by 中村聖司]
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