価格：未定

主人公・ヴィオラート役の下屋さん「たくさんプレイして楽しんでください」

　株式会社ガストはプレイステーション 2用ソフトとして「アトリエ5 グラムナートの錬金術士2（仮）」(以下、「アトリエ5」)を2003年初夏に発売予定。価格は未定。

　3月19日、都内にて「アトリエ5」の音声収録、およびメインキャストのインタビューが行なわれた。

　 取材に応じていただけたのは、主人公ヴィオラート役の下屋則子さん、ヴィオラートの頼れる「お兄ちゃん」であるバルトロメウス役の金丸淳一さん、バルトロメウスの親友ロードフリード役の加藤木賢志さん、村長の娘クラーラ役の鶴野恭子さん、都会志向でヴィオラートとちょっと対立もするブリギッド役の菊池志穂さん、ヴィオラートの錬金術の先生(?)となるアイゼル役の飯塚雅弓さんの6人。アイゼル役の飯塚さんは、「エリーのアトリエ」に引き続きアイゼルを演じることとなる。

　今作「アトリエ5」は、のどかな“カロッテ村”が舞台となる。ヴィオラートは両親の都合によって都会に引っ越すことに反対し、故郷でお店を開くこととなる。彼女の“武器”はアイゼルに教わったちょっとした錬金術。与えられた3年間の期日で、立派なお店にするために、彼女の活躍が始まる。今作は特に「お店」というところに重点がおかれ、店を発展させることでカロッテ村そのものが発展していくという。訪れるさまざまなお客や、村の住人との交流も注目だ。

　「お兄ちゃんがいる生活に憧れていた」という下屋さん、ヴィオラートとバルトロメウスの“兄妹ゲンカ”を演じるとこで「お兄ちゃんがいたらこんな感じなんだろうなあ」という感覚で演じたという。「“にんじん”へのこだわりにたいする“ロマンチックな”想像シーンが聞きどころ」とコメントしてくれた。

　ちょっぴり“ダメっぽいお兄ちゃん”という一面も見せるバルトロメウスを演じる金丸さん。オススメは、村を盛り上げるための「とあるシーン」だという。クラーラへの想いを感じさせる演出も面白そうだ。

　加藤木さんは「かちっとカッコイイ」ロードフリードを演じるとのことで、「騎士としての言い回し」がちょっと難しかったそうだ。ロードフリードの故郷にたいする想いも見て欲しいという。

　家庭的なクラーラを演じる鶴野さんは「おしとやか」というところに特に注力して演技をしたとのこと。鶴野さんは特に「かわいい謎のキャラクタ」がお気に入りとか。世界観に対してのスタッフのこだわりにも注目して欲しいという。

　キャスト全員が「気になる存在」というブリギッド。演じる菊池さんいわく「ヴィオラートをいじめまくる」とのことだが、だんだんヴィオラートに心を開くというところが注目のようだ。「女の子っぽいよ」と菊池さんがコメントする心情の変化が聞き所。役に入っちゃったという“いじめぶり”も楽しそうだ。

ディレクターの吉池さん。キャラクタたちの新しい接点としてお店を作ったという

　「エリーのアトリエ」からの続投となる飯塚さんは、「錬金術」という言葉がちょっと苦手だという。そんな飯塚さんが、これをいかにうまく処理するかが聞きどころだろう。一言多いアイゼルらしさは今作も健在。シリーズをプレイしたファンには、「過去のことを思い出している」という彼女の心情を読みとって欲しいとコメント

　最後に、アトリエシリーズのディレクターを務める吉池さんがコメント。特にキャラクタ同士の掛け合い……冒険だけでなく、店番などをさせることでキャラクタ同士が行う会話に注目して欲しいという
　今までのシリーズ以上のキャラクタ同士の“交流”が楽しめそうだ

(C)GUST CO., LTD. 2003 / Illustration：双羽 純

□ガストのホームページ
http://www.gust.co.jp/
□関連情報
【1月31日】ガスト、今度のアトリエは錬金術で村を救う
PS2「アトリエ5 ～グラムナートの錬金術士2～(仮)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030131/atelie.htm

(2003年3月20日)

[Reported by 勝田哲也]

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