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ソニックついにテレビアニメ化「ソニックX」制作発表会開催 |
株式会社セガを初めとしたセガグループとテレビ東京は、4月6日から始まるテレビアニメ「ソニックX」の制作発表を行なった。すでに1月に開催された次世代ワールドホビーフェアなどで、一部映像が上映され、タイトルも明らかになっていたが、今回正式にお披露目となった。
発表会では香山哲氏が登壇し「このプロジェクトは重要な意味がある」と挨拶を行なった。その理由としては、グループあげてのプロジェクトであること、そしてスポンサーだけでなく、制作に大きく関わっていることを挙げた。そして、「ソニックX」を世界中に展開していくと説明。事実、6月20日から米国を皮切りにマクドナルドの「Happy Meal Global」と題するマーチャンダイズ展開が行なわれ強力に展開していくことが明らかにされた。アニメの放送は日本は4月だが、秋からは米国、EU、アジアでも放映が開始される。
続いて挨拶を行なったソニックチームの中裕司氏は「'91年にゲームの第1作目を発表し、ずっとアニメ化したかった。ソニックの魅力は“スピード”と“クール”。今回のアニメにもこれらの要素が入っている。欧米ではソニックの評価が高かったが、アニメ化されたことで、日本でも広がってくれる」とうれしさを表現。さらに同氏によれば「今年は“ソニック・イヤー”と位置づけ、ゲームの方も制作していく」と発表。すでに2作品が発表されているが、中氏によれば「このほかにも2作品が控えている。E3で出展できればと考えている」と新作が控えていることが明らかとなった。
実際に第1話が上映されたが、かなりのスピード感でソニックらしさが表現されていた。また、ソニックのちょっぴり生意気な性格と、それゆえのカッコ良さがセリフや言動から現われている。終始、派手なアクションが展開され、飽きないどころかグイグイ引っ張られる展開となる。
中氏はアニメについて「ドキドキしている。これまでにもアニメは作られてたけど、手がかかっていなかった。今回は監督に無理を言うなど、こちらからも制作に関わり、原作から逸脱していない」と満足そうだ。監督を務める亀垣一氏は「ゲームをプレイしている人はその繋がりや、伏線などがちりばめられていて楽しめる。もちろん、初めての人でも楽しめて、そういった人がゲームをプレイしても面白く感じるよう作る」とコメント。
亀垣氏は第1作目からプレイしていたそうで、「何度、コントローラをたたきつけたことか」と語り、「プレーヤーに親切なゲームを作って欲しい」と中氏に注文をつける一幕も。これに対して中氏は「世界で3,000万本も売れている。最近の子供はゲームも上手いし、どんどんクリアしていくチャレンジャブルなのがこのゲームのいいところ」と切り返した。
中氏は最後に「『ポケットモンスター』もアニメになって爆発的にブレイクした。おなじテレビ東京ということで、アニメ化がきっかけでソニックもブレイクして欲しい」と期待のコメントを述べていた。
(2003年3月18日)
[Reported by 船津稔]
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