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ゲームボーイアドバンスSP発売記念
〜ファーストインプレッション〜

2月14日 発売

価格:12,500円

 任天堂株式会社の新型携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンスSP(GBA-SP)」が、本日発売された。

 シンプルな外観、折りたたんだときのコンパクトさ、新採用のフロントライト、内蔵されたリチウムイオン充電池。従来型のゲームボーイアドバンス(GBA)とは異なる「ルックス」と「仕様」、そして「上位機種」という言葉の響きから、1月7日の発表以来「GBA-SP」には常に高い関心が寄せられてきた。

 だが「新製品は、ナニがナンでも発売日に購入しないと気がすまない!」という新しい物好きな人はともかく、発表直前の昨年末、ポケモンと一緒にGBA本体を買ったばかりという人は、正直「GBA-SP」に対して複雑な心境を抱いているのではないだろうか。

 そればかりか、「GBA持ってるけど、GBA-SPに買い換えたほうがいいのかなぁ」などと疑心暗鬼に陥っている人もいるかもしれない。

 はたして「GBA-SP」は、今持っているGBAを手放してでも“買い”の一択なのか? あるいは、あえて初物には目を向けず、お買い得感が出てきたGBAを買ったほうがいいのか? そんな物欲の迷宮に迷い込んでいる人がいたら、今回のファーストインプレッションを参考にしていただければ幸いである。


■ GBA-SPの良いトコロ

その1 【小さいことはいいことだ 〜折りたたみ機構〜】

重ねると大きさの違いが一目瞭然
 GBA-SPの特徴は、なんといってもコンパクトな本体サイズ。折りたたんだ状態でも、従来型のGBAとほぼ同じ厚さ。これは掛け値なしに素晴らしい部分といえる。

 ただし、(あくまでも記者の主観として)小さくなったとはいえ、上着のポケットに入れるには、ちょっとかさ張るかなぁという印象。持ち歩くにしても、バッグの中にしまっておいたほうが良さそうだ。

 折りたたみ式になったメリットは、サイズ面だけではない。折りたたんだ状態であれば“液晶面”が常に保護されていることになる。

 従来型のGBAは、たとえバッグのなかでもソフトケースに入れておかないと液晶面にキズがつく心配があったが、GBA-SPなら折りたたんでそのままバッグのなかに放り込める。「遊ぶ → たたむ → バッグにポイ」といったお手軽さが、実にいい感じだ。

その2 【暗いところでもプレイが可能 〜Viva! フロントライト〜】

 ある意味、GBA-SPの“キモ”といえる新機能。フロントライトの採用により、暗い場所でもゲームが遊べるようになった。従来型のGBA液晶を見慣れた人は、最初「ライトをつけると色調が淡くなる」という印象を受けるようだが、プレイするうちに慣れるはずだ。むしろ、慣れてからライトを消すと、暗さのほうが気になって仕方がなくなる。

 従来型のGBAを快適にプレイするには、陽光や蛍光灯の下など、一定以上の光量が必要不可欠だった。薄暗いところで無理にプレイしようとすると、目が痛くなることもしばしば。液晶画面の見づらさでGBAの購入を躊躇していた人がいるとするならば、GBA-SPはそれだけでも検討に値するといえる。

GBA画面。光源は一般的なオフィスにある蛍光灯。これを基準とする GBA-SPでフロントライトをONにした状態。明るくて見やすい フロントライトがOFFでも周囲が明るければ十分プレイ可能


その3 【電池を買わなくてもOK 〜内蔵リチウムイオン充電池〜】

自分で外せるが、現時点で内蔵充電池は別売りされていない
 GBA-SPは、リチウムイオン充電池を内蔵している。フル充電には約3時間を要し、フロントライトをONにした状態で約10時間の連続使用が可能。フロントライトをOFFにすれば、約18時間はもつという。専用ACアダプタが付属しているため、屋内であれば電池の残量を気にせずプレイできる。

 GBAでは、単三電池、または充電池といったオプションを別途購入しなければならなかったことを考えると、これは格段に改善されたポイントではないだろうか。

 なお、発表当初は「バッテリーパックをユーザーが自分で交換することはできない」とされていたが、製品版の取扱説明書にはバッテリーパックの外し方が図解入りで説明されている。この記述から推察するに、同社はバッテリーパックの別売りを検討しているのだろうか?

 当初の発表にあった「バッテリーパックを交換する場合はGBA-SP本体をサービスセンターに送付する」という方法よりも、こちらのほうが現実的だし、コスト的にも安く済むはず。実現するなら、是非ともそうしていただきたいところだ。


■ GBA-SPの気になるトコロ

その1 【人によっては操作しにくいかも 〜キーストロークが浅い〜】

キーストロークについては好みの問題か
 折りたたみ機構を採用したためか、GBA-SPは「十字キー」、「ABボタン」のストロークが、GBAよりも浅くなっている。そのためか、細かい操作を要求するアクションゲームがプレイしづらくなったかなぁ、という印象を受けた。

 操作系は個人の感覚に拠るところが大きいため、これらはあくまでも記者の主観として捉えていただきたいのだが……例えるならば、メカニカルタッチのデスクトップPCのキーボードを打ちなれた人が、ノートPCの薄いキータッチに違和感を覚えるというか、そんな感覚といえば理解していただけるだろうか。

 なお、写真で見た限りでは「小さくて押しにくそうになったなぁ」と先入観を抱いていたLRボタンだが、思いのほか使いやすかった。このあたりを含め、要は慣れの問題ということになりそうだが、気になる人は店頭などであらかじめ操作感覚をチェックしておいたほうがいいだろう。


その2 【うっかりやる人多数? 〜電源ONのまま折りたたんで電池切れ〜】

未来のGBA-SPは、折りたたむとサスペンドするとか、そういう風になるといいなぁと妄想してみる
 これは自分自身に習慣付けておけばいい話だろうが、念の為。GBA-SPは、本体電源を入れっぱなしにしても折りたためる。

 ということは、プレイ中に他の用事などを思い出して本体を折りたたんだはいいが、そのまま忘れて放置してしまう……といったことも十分有りえるわけだ。

 パワーランプは点灯しているが、真横にあるため気付かないケースも少なくなさそうだ。サウンドを絞ってプレイしている場合は、特に注意したほうがいいだろう。


■ 正味な話、GBA-SPは“買い”なのか?

 GBAの「上位機種」だけに、操作性など主観に左右される部分をのぞけば、フロントライト採用の1点だけでもGBA-SPは“買い”といえる。ただし、すでにGBAを持っている人には、12,500円もするということで「手放しでオススメはできない」というのが記者の意見。

 これから発売される対応ソフトは(当然ながら)GBA、GBA-SPのどちらでも動作するわけで、デザイン、サイズ、フロントライト、内蔵リチウムイオン電池といった仕様の違いが気になるようであれば、納得いくまで検討してみてはいかがだろうか。


□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□製品情報
http://www.nintendo.co.jp/n08/hardware/gbasp/
□関連情報
【2月14日】「ゲームボーイアドバンスSP」本日発売。都心に長蛇の列ができる
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030214/gbasin.htm
【2月5日】任天堂がゲームボーイアドバンスSPの体験会を開催。2003年度中には全世界で2000万台の販売を視野に
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030205/nintendo.htm
【1月8日】任天堂「ゲームボーイアドバンスSP」、背面写真も公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030108/nintendo.htm
【1月7日】任天堂、折りたたみ式でフロントライトを搭載した「ゲームボーイアドバンスSP」を2月14日に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030107/nintendo.htm

(2003年2月14日)

[Reported by 北村孝和]


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