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ズー、「マフィア 日本語版」を来年初頭に発売 |
価格:8,800円
株式会社ズーは、チェコのデベロッパーIllusion Softworksが開発したアクションアドベンチャーゲーム「マフィア」を完全日本語化して2003年初頭に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は8,800円。
圧倒的な精度で描かれた暗黒都市「The Lost Heaven」 |
ゲームの舞台である「The Lost Heaven」は、マフィアが実効支配している暗黒都市で、絶えず2つのファミリーが抗争を繰り広げている。主人公トミー・アンジェロはまじめなタクシー運転手だったが、ある時、ファミリー同士の抗争に巻き込まれ、唯一の商売道具であるタクシーをバットでたたき壊されてしまう。
トミーは現場から逃げ去り、その足で敵対ファミリーのドン・サリエリのもとに駆けつけ、激しい決意で敵対組織の一員として働いていくことになる。彼の目的は(タクシーを壊した)敵対ファミリーを壊滅させ、末はマフィアのドンにのし上がることだ。
ゲーム世界は、'30年代のアメリカ社会を忠実に再現し、建物や公共施設はもちろん、車道にはモノクロ映像の中でしか見られないような古めかしい車が渋滞を作り、街路にもオールドファッションの格好をした人々が足繁く歩く姿が見られる。こうしたリアル感が作品の大きな魅力のひとつになっている。
システムはミッションクリア形式で、死んだら即ゲームオーバーというシビアな設定が マフィア組織に生きる難しさを表現している。自由度の高さとバイオレンス性から「Grand Theft Auto III」と良く比較されるが、立体駐車場や広々としたモーテル、マフィアの本拠地、銀行の金庫などなど、豊富に屋内ステージが用意されているところが決定的に異なる。
英語版では、イベント時のストーリーを追う作業が大変だった。日本語版では、音声英語、字幕日本語で、洋画のような雰囲気でゲーム世界に浸りきることができそうだ。あとは日本語訳次第だろう。危険な人生を仮想体験してみたい人にはうってつけの作品といえそうだ。
エリアごとに違った顔を見せる都市。「The Lost Heaven」の広大さが理解できる |
建物内部もしっかり用意されているところが同作の最大の特徴。マフィアの仕事が行なわれる現場でもあるわけだが…… |
(C) 2002 Mafia, Illusion Softworks a.s., Illusion Softworks and the Illusion Softworks logo are trademarks of Illusion Softworks a.s. Gathering of Developers, the Gathering of Developers logo, Take 2 interactive Software and the Take 2 logo are all trademarks of Take 2 Interactive Software. All other trademarks are properties of their respective owners. Developed by Illusion Softworks a.s. Published by Gathering of Developers. All rights reserved.
□ズーのホームページ
http://gamezone.zoo.co.jp/
□「マフィア 日本語版」の公式ホームページ
http://gamezone.zoo.co.jp/release_mafia.html
□関連情報
【9月25日】西尾ゆきの海外ゲームレポート「MAFIA」
http://www.aerosim.co.jp/aero/page1.htm
【11月5日】「Mafia」Playable Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021105/demo1105.htm
(2002年12月3日)
[Reported by 中村聖司]
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