価格：オープンプライス

　マイクロソフトが12月13日に発売を予定している「Age of Mythology」。「Age of Empires」シリーズの開発元Ensemble Studiosが3年ぶりに放つ新作RTSだけに、期待に胸をふくらませているRTSファンも多いことだろう。本稿ではついに完成した「Age of Mythology コレクターズ エディション」の中身を一足先にご紹介しよう。

箱を開けてみたところ。中身ぎっしりだ。袋の中にいるのがミノタウルス君

　「コレクターズ エディション」は、通常版の内容にスペシャルな特典を加えた、日本でいう“限定版”に相当するものと、本編と複数のアドオンをひとまとめにした“決定版”に相当するものの2種類が存在する。

　北米PCゲーム市場では、前者、後者とも比較的ポピュラーな存在だが、ライセンスを受けてローカライズ作業を経た上で発売を行なう日本でこうしたスペシャルパッケージが発売されることは珍しい。ましてやそれが日本語化されるというケースはきわめて希。マイクロソフトでも通常版と同時発売で限定版を用意する試みは初めてだという。

　「Age of Mythology コレクターズ エディション」は、通常版に8つの特典を加えた5000本限定のスペシャルパッケージ。特典の内容は以下のとおりだ。

・ミノタウルス フィギュア
・ミニポスター(18×23cm、6枚セット)
・シネマタイプ ポスター(63×91cm)
・メイキング オブ ミソロジー DVD (日本語版)
・サウンドトラック CD
・Bulfinch's Mythology(原本)
・大判のテクノロジー系統図 (日本語版、3枚)
・紙マニュアル (日本語版、124ページ)

　特筆すべきはメイキングDVDに日本語字幕が施されているところだろう。ムービーの長さは40分で、AoEシリーズの歴史から、制作者インタビュー、制作風景、プレイテスト風景などが収録されている。まさにファン必携といった感じだ。

　また見逃せないのが、紙マニュアルと大判のテクノロジー系統図。最近のMSタイトルは軒並みマニュアルのPDF化が進んでいるが、「Age of Mythology」でもリファレンス関係はインストールガイドのみに止まる。紙マニュアルと大判のテクノロジー系統図はPDFの内容を丸ごと印刷したもので、いずれも長期間の使用に耐える厚紙が使われている。

　フィギュアや大小のポスターはコレクターズエディションのお約束的存在だが、神々をひとりずつ描いた6枚のミニポスターの裏の説明文は綺麗に日本語化されているなど、きっちり手が加えられており、コレクター心をくすぐってくれる。

　サウンドトラックは、ノースウェスト交響楽団が奏でる豪壮なメインテーマをはじめ、ゲーム内で使用されているBGMが全曲(17曲)収録されている。最後のBulfinch's Mythologyは、「ギリシャ神話と英雄」などの題名で邦訳も出ている、神話について解説した440ページほどのペーパーバックで、開発者も参考にしたと言われている。同社の担当者によれば「まだ在庫はある」ということなので、欲しい人はいますぐ申し込んでおこう。

同梱物を並べてみた。かなり幸せな気分になる	レーベルも凝っている。ゲームCDはゼウスとトール、サントラにはイシスが描かれている	個人的に一番嬉しいのがテクノロジー系統図。文明別に3枚セットになっている

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□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Age of Mythology」のホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/aom/default.asp
□関連情報
【11月19日】「Age of Mythology 日本語版」体験版
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021119/demo1119.htm
【10月30日】マイクロソフト、Win「Age of Mythology」12月13日に発売決定
豪華な「Collector's Edition」も同時発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021030/ms.htm

(2002年11月29日)

[Reported by 中村聖司]

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