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メディアクエスト、「IL-2 シュツルモビク」を11月28日に発売
対地戦をメインとしたコンバットシム

11月28日発売予定

価格:8,980円

 株式会社キッズステーションのゲーム部門メディアクエストは、ロシアのゲームデベロッパーMaddox Gamesが開発したコンバットフライトシミュレータ「IL-2 シュツルモビク 日本語版」を11月28日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/XPで、価格は8,980円。

 「IL-2 シュツルモビク 日本語版」は、第二次世界大戦において対地攻撃を主任務とした攻撃機の中でも際だった戦果を挙げたソ連の傑作機イリューシン Il-2 シュツルモビクの活躍を描いたコンバットフライトシミュレータ。同作はすでにヨーロッパでの発売から1年が経過しているが、いまだに色褪せないハイクオリティのグラフィックエンジンと、ドイツ対ソ連が4年に渡って激闘を繰り広げた東部戦線の航空戦という素材の斬新さ、本家本元が作ったソ連機シミュレータなど、魅力の多い作品である。

 ゲームにはシュツルモビクの複数のマイナーチェンジバージョンを含む、31機の航空機が登場。キャンペーンは独ソ両軍から選択でき、それぞれ戦闘機キャンペーンと爆撃機キャンペーンが用意されている。マルチプレイは最大32人同時対戦に対応している。

 マイクロソフトが12月13日に発売を予定している、コンバットシム最後発に位置する「Combat Flight Simulator 3」に比べると、地表のディテールやキャンペーンのボリューム感などの点で一歩譲るものの、あまたのスーパーエースを生み出した東部戦線という史上最大規模の激戦区を扱った強みは大きい。

 また、後部座席に7.62mm機銃を備えたIl-2M2をはじめ、後部機銃を12.7mmに強化し、対地ロケットを装填可能にしたIl-2M3、水上機仕様の対艦機Il-2Tなどなど、約1トンもの装甲を備えたスラブ的発想の名機をこれほどの規模で扱ったコンバットシムはこれが初めてだ。すでに開発元ではアドオン「Il-2 Sturmovik: Forgotten Battles」の制作も進められている。日本での取り扱いは未定ながら、こちらも含め発売が楽しみなコンバットシムだ。

この作品ではどうしてもシュツルモビクばかりがクローズアップされるが、対するドイツ空軍も充実ぶりも見事。特に37mmガンポッド装着の対戦車仕様急降下爆撃機ユンカース Ju87Gの出来は素晴らしい

(C) 2001 Developed by1C: Maddox Games. All Rights Reserved. (C) 2001 Ubi Soft Entertainment

□メディアクエストのホームページ
http://www.mediaquest.co.jp/
□「IL-2 シュツルモビク 日本語版」の公式ページ
http://www.mediaquest.co.jp/game_r_il2.htm
□関連情報
【1月24日】「Il-2 Sturmovik」Playable Demo Ver2.0
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020124/demo0124.htm

(2002年11月18日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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