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「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」 |
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」のプレミアムパッケージを京浜急行線各駅の売店において10月31日から販売を開始した。プレミアムパッケージには、普通は販売されていない京浜急行線のダイヤグラム (本物の印刷原版をもとに作成したレプリカ) の平日用、休日用の2本が付いている。京浜急行線各駅の売店のほか、11月12日まで通信販売を行なっている。WEBからFAX申込用紙をダウンロードし、必用事項を記入しFAXで送ることになる。
発売日の31日には品川駅に特設販売会場が設置され、「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」の制作者として知られる向谷実氏も来場。制作者自らユーザーに手渡しで販売が行なわれた。とにかく大盛況で、発売開始時間の15時を前にしてズラリと行列ができあがり、ホームを縦断してしまう勢いで、販売開始予定時間を繰り上げてスタートした。
500本以上用意されていたのだが、ドンドン無くなっていく。関係者の話では沿線各駅の売店での販売本数が終了し、電車に乗って品川駅まで購入しに来るユーザーがいたようで、電車が駅に到着する度に新しい行列ができあがった。向谷氏は一人一人にパッケージを手渡しながら時にはユーザーとひとことふたこと言葉を交わしていた。
イベント後に向谷氏はこれだけ行列ができたことに対して、「驚きました。はじめは1カ月くらいで売れればいいなんて話していた。コアな人が来て欲しいと思っていたのだが」」とユーザーパワーにビックリした様子。今回、駅売店でソフトが販売されたことについて「鉄道ファンとして駅の中で販売して貰えるのはすごく名誉なこと」と嬉しそうに語った。
「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」の完成度については「1作目はプレイステーション 2になり映像が綺麗なのにビックリして、その点に注目して作った。でも鉄道ファンは本当は急行や快特など色々な電車を運転したいはず。山手線はそれがないから色々なデータベースなどを詰め込んだが、1作目を作っていたときから2作目は京浜急行を作りたいと言っていた。そういった経緯をソニー・コンピュータエンタテインメントさんもわかっていたから、つっこんで作ることができた。ユーザーも満足していくれると思う」と自信たっぷりに話した。
実際に運転手さんも仕事帰りに買いに来たこの「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」。向谷氏は「とにかくリアルということで、逆に難しいと思っている人が多くようだ。でも、運転手さんも買うソフトと言うことでこれほど名誉なことはない。電車の先頭車両に乗ってるとガラス一枚隔てて運転席にはいることはできない。でもこのソフトではそれが実現する」とアピールした。
最後に記念撮影を行なうことになったのだが、たまたまそばに停車していた2100形の前で撮影を行なった。これが大変嬉しかったようで、個人的にも撮影されていた。つまり、これだけ鉄道が好きな人が作ったソフトというわけで、鉄道の楽しさがギュッと詰まっているといえる。気になる人はぜひとも手にとって欲しい。
□SCEIのホームページ
http://www.scej.jp/
□「THE 京浜急行」のページ
http://www.scej.jp/soft/keikyu/
□関連情報
【10月4日】SCEI、トレインシミュレータ新作
「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」ホームページもオープン
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021004/scei.htm
【10月18日】SCEI、「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」
発売直前イベントを品川で開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021018/scei.htm
(2002年10月31日)
[Reported by 船津稔]
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