![]() | ||||
|
SCEI、「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」 |
![]() |
【THE 京浜急行 ~Train Simulator Real】
10月31日 発売
価格:7,800円
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは27日、品川のホテルパシフィック東京において、31日に発売されるトレインシミュレータ「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」の先行体験会「『THE 京浜急行 ~Train Simulator Real』先行試運転会 in しながわ」を開催した。とにかく多くの鉄道ファンが詰めかけ、試遊台の前には長蛇の列ができあがった。
会場にはステージが組まれ、カシオペアのキーボード奏者にして「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」の制作者として知られる向谷実氏と京浜急行で現在活躍中の車掌さんや運転士の方の模範運転やトークが披露された。
相変わらずのこだわりぶりが素晴らしいソフトで、運転中に流れる車掌の声が変わるのはなぜか? (答え:ひとりで金沢文庫から品川まで運転することができない決まりで、途中で交代するため) 、途中で増結する時の手順、踏切の音がキチンとドップラー効果で再生されている……など、枚挙にいとまがない。前回の山手線の時もかなり細かいこだわりが披露されたが、今回も負けず劣らずの出来となっている。
どれほどリアルかといえば、実際に京浜急行で運転を担当している運転士の方が模範運転を行なっているとき「実際に運転している気分になってきました。信号が少しでも遅いと『なにをやっているんだろう』とストレスになりますね」とまるで現実と同じ様な気分になるところがスゴイ。
模範運転を行なった久里浜乗務区の主任運転士、山口康幸さんによれば、「各種制限を気にしながら無駄なブレーキをしないことが運転のコツ」と説明。そのあと、模範運転を行なった向谷実氏がなんと京急蒲田駅で0.03m (なんと3cm) という神がかり的な停車を見せ、来場者から大きな拍手を浴びていた。
今回、「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」ではある程度運転席から周りの風景を見回すことができるが、これは8台のカメラで同時に撮影を行ない、特殊な圧縮方法でMPEG2ファイルを作成するソニーのカメラを使用している。このカメラはこれまでにも“モーニング娘。”のPS2用ソフト「スペースヴィーナス」で使用されていることでも知られている。このカメラが会場に展示されたほか、ソニーの新ヘッドマウントディスプレイ「PUD-J5A」に対応した映像の体験機も参考出展されていた。これはまるで、運転台にいるかのような効果が得られるのだが、今回はあくまでも参考出展だという。
とにかく心から鉄道を愛するファンばかりで埋め尽くされ、みな熱心にゲームをプレイ (というか京浜急行を運転している) していた姿が印象的だった。プレゼント抽選だけでなく、来場者にはもれなく京浜急行の写真が手渡され、みな満足していたようだった。
□SCEIのホームページ
http://www.scej.jp/
□「THE 京浜急行」のページ
http://www.scej.jp/soft/keikyu/
□音楽館のページ
http://www.ongakukan.co.jp/
□関連情報
【10月4日】SCEI、トレインシミュレータ新作「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」ホームページもオープン
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021004/scei.htm
【10月18日】SCEI、「THE 京浜急行 ~Train Simulator Real」
発売直前イベントを品川で開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021018/scei.htm
(2002年10月28日)
[Reported by 船津稔]
GAME Watchホームページ |
|