会場：アソビットシティ6階

　マイクロソフト株式会社は、WPC EXPOにて発表されたリアルタイムストラテジー最新作「Age of Mythology」の先行体験会を秋葉原のアソビットシティにて開催した。会場はAgeシリーズに馴染みのあるPCゲームユーザーで埋まり、完成間際の日本語版を前に、新作の出来映えを確かめる姿が見られた。

3年ぶりの新作「Age of Mythology」について自信たっぷりに語るBruce Shelley氏

じゃんけん大会の様子。初挑戦だったためやや怪しいパーになってしまった

　本体験会のメインイベントは、同作のリードデザイナーBruce Shelley氏によるトークショウ。しかし、同氏は各メディアとのインタビューに追われ、1時間ほど遅れてようやく会場に姿をあらわした。ちなみに、台場から秋葉原までは、タクシーで駆けつけては時間が掛かりすぎるということで電車で移動。帰宅途中のサラリーマンでごった返した新橋駅を初体験することになったという。

　さて、満場の拍手で迎えられた同氏は作品の魅力について、フル3D化された最新グラフィックス、多数の神々の存在、ゴッドパワーを初めとした新しいゲーム性の搭載などを挙げ、カジュアルゲーマー(初心者層)からコアゲーマー(RTS上級者層)まで楽しめるゲームに仕上がっていることを強調した。

　続いてユーザーから寄せられた質問に応え、「ゲームの題材を、従来の歴史から離れて神話にした理由」については、「スタッフから新しいことをやってみたいという要望が多かった」としながらも、「昔の人間は神話を実在の話だと信じていた時期があった、その意味では神話も歴史の一部だと捉えている」と自身の考えも披露した。

　「Ageシリーズが支持される理由は何だと思うか」という質問に対しては、「ひとつは、初心者から経験者まで幅広い層が満足できるように工夫を凝らしたこと。具体的にはランダムマップやマルチプレイ、キャンペーンなどひとつのゲームに様々なバリエーションを持たせたこと。もうひとつは、歴史を題材にしたこと。歴史はゲームの素材として世界共通の認識になりうると考えている」と、今後のプロジェクトに対する決意表明のようなコメントも聞くことができた。

　最後に同氏は「日本でAgeファンが多いことはよく知っている。どうぞ『Age of Mythology』を楽しんでください」と締めくくった。その後は、じゃんけん大会となったが、同氏はアジアの原始的遊技であるじゃんけんを知らず、急遽スタッフが教えることになった。同氏が出した手はパー。ただし、親指を内側に入れた4本指のパーだった。

(C) 2002 Microsoft Corporation. All rights reserved.

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Age of Mythology」のホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/aom/
□関連情報
【10月16日】マイクロソフト、年末発売のPC向け3タイトルを堂々発表
「Age of Mythology」、「Combat Flight Simulator 3」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021016/wpcms.htm

(2002年10月17日)

[Reported by 中村聖司]

GAME Watchホームページ

Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします