【東京ゲームショウ2002】「デビル メイ クライ2」、「レッド デッド リボルバー 」他、 |
会場:幕張メッセ
■ 新しいプレイスタイルを提示するPS2「レッド デッド リボルバー 」
「レッド デッド リボルバー」は、西部の荒野を舞台にしたPS2用シネマクションシューター。3Dでのアクションと正確さを要求する射撃、これを両立させるにはどのような操作をするのか? この疑問はゲームショウで明らかになった。左スティックでキャラクタを動かし、右スティックで照準、R1で銃を抜き、L1で射撃を行なうのだ。最初は多少とまどうかもしれないが、きちんと照準の上下反転にも対応し、銃を抜いたときある程度の自動照準を行なってくれるのですぐに慣れ、凄腕の賞金稼ぎの気分を満喫できるだろう。
今回は、初期ステージのほかに練習用のステージもプレイ可能。練習用のステージでは、まだ幼さの残る主人公「レッド」を導くネイティブ・アメリカンの男が登場。彼の指導のもと、銃の使い方を学んでいく。最初は「木人」という標的を相手にするのだが、なんとこの木人、ものすごく近くによると彼をつり下げている糸が見えるのだ。こういう細かいこだわりはあらゆるところに及び、特に敵キャラクタの動きは非常に多彩。子供を盾に取ったり、数を頼んでかかってきたりと姑息で、それゆえに「倒す」爽快感が味わえる。全編「西部劇」のクライマックスシーンのような激しい銃撃戦を体験できるのだ。
また、レッドがさまざまな武器を扱うのが本作のウリで、この体験版ではナイフとダイナマイトが使用できた。ダイナマイトはちゃんと投げた後距離をおかないと巻き添えを食ってしまう危険な武器。ナイフは通常は投げて使用するが、近距離では多彩なパターンで斬りつけるようになるのは感心させられた。
がむしゃらにプレイしてもそこそこ戦うことができるが、さまざまなアクションを意図して使うと非常にカッコイイ。ジャンプで建物の上に飛び乗り、敵の背後に降り立ち必殺技で敵を一掃ということも可能。繰り返し並んで、同じステージをより華麗にクリアしてみたくなる、というゲームだ。
【レッド デッド リボルバー】 | ||
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「レッド デッド リボルバー」コーナー。渋いレッドの顔が来場者を迎えてくれる | ついつい夢中になってしまう。バラエティ豊かなステージをプレイ可能だ | 移動と射撃をうまく行なって戦う。接近戦を挑んだり、相手の後ろに回り込むこともある |
■ 今回は“空中戦”も可能! PS2「デビル メイ クライ2」
カプコンブースで一番人気を集めていたのが、「デビル メイ クライ2」だ。出展されたバージョンではミッション2を前作の主人公でもあるダンテでプレイ可能。コントローラを握った人は、やはりダンテのアクションが気になるのかまずステージを進める前に飛んだりはねたり、壁に上ったりとダンテを「体操」させて遊んでいた。
このミッションの最大の特徴は「エリアルハーツ」というアイテムを入手することで、ダンテが魔人化した際に「飛行」できること。上空にとどまる敵に一気に距離を詰め、戦うのは非常に爽快だ。もちろん飛行に頼らずとも優れたダンテの身体能力を駆使すれば十分渡り合える。飛んでいる相手のさらに上から銃弾の雨を降らせることも可能。
今回新たに追加されたアクションで注目を浴びていた前と後ろ、もしくは左右に別々に銃を向け射撃をするアクションだが、どうやら敵のいる方向にあわせて自動的にやってくれるようだ。
ラストに待ち受けるのは巨大なモーニングスターを操るボス。その攻撃は強力で、さらに武器を振り回して銃弾を防ぐため非常に手強く、ダンテがあえなく力つき、残念そうに試遊台を離れるプレーヤーも多かった。
【デビル メイ クライ2】 | ||
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前作も人気の高かったタイトルだけに、非常に注目度の高いタイトルだ | 前のプレイをしている人をのぞき込む。ダンテのかっこいいアクションは、みているだけで楽しい | 左右の敵を同時に攻撃。本作期待のアクションは、“自動”でやってくれるようだ |
■ 迫力のサウンドも体験できるGC「バイオハザード0」
ゲームショウのバージョンでは主人公のひとり「クリス」でプレイ可能。最初からゾンビに挟撃され、それを撃退してもゾンビ犬が迫る…というように、非常に危険なシーンをプレイできる。
残念ながら本作の大きな特徴であるプレーヤーチェンジボタンは使用できなかったが、凶悪犯・ビリーとの出会いのシーンは、楽しむことができる。ラストは老人の死体がはぜて割れ、“何か”がクリスの前に立ちはだかる。この作品は、ヘッドホンをつけてプレイでき、クリスの息づかいや、かすかな物音による恐怖も体験可能だ。
■ この他のタイトル
この他にもカプコンブースではPS2「クロックタワー3」、GBA「逆転裁判2」、AC「CAPCOM FIGHTING ALL STARS」といったタイトルがプレイ可能だ。衝撃を受けたのは「クロックタワー3」の、主人公の目の前でハンマーを持った男が少女を殺害するシーン。美しい3Dグラフィックで描かれるその場面はゲームの表現のタブーに挑戦しているようで、まさに深作監督ならではの「映像」へのこだわりを感じさせた。
「CAPCOM FIGHTING ALL STARS」はD.D.、ルーク、イングリッド、ハガー、飛竜、バツ、ナッシュ、アレックス、春麗、リュウでプレイ可能で、他にもコマンド表にはアキラとポイズンの名前が確認できた。またPS2「ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター 」は映像出展を行なっていた。主人公リュウに待ち受ける過酷な運命を感じさせるムービーで、非常に世界観の練り込まれた、シリアスなストーリー展開を予感させられた。
ブース以外にもカプコンはタイトルを出展しており、キッズコーナーでは3D要素が追加されたPS2「ロックマンX7」、GBA「ロックマンエグゼ3」、GC「ロックマンエグゼトランスミッション」といった新タイトルの試遊台が設置されていた。マイクロソフトのXboxコーナーにはアーケードの体感ゲームを思わせる巨大な筐体の「鉄騎」と、2003年1月16日からサービスを開始するXbox Liveに対応した「CAPCOM vs. SNK2 EO」を出展していた。また、カプコンブースで配布されたDVDにはPS2、Xbox、GC向けの「スパイダーマン」、PS2「ガンサバイバー4 バイオハザード(仮)」、「アーミーマン(仮)」といった新発表タイトルの名前も確認できた。
物販ブースでは、バイオハザードモデルのエアガンなどを展示。目の大きなキャラクタを前面に押し出した看板の多い物販コーナーで、ちょっと異質な雰囲気を漂わせていた。
ヘッドフォンを装着してプレイできる「バイオハザード0」。恐怖も倍増だ | もうひとりの主人公であり死刑囚ビリーとの邂逅シーン。今回は残念ながら彼ではプレイできない | 「ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター 」はシリアスなストーリー展開を予感させるムービーを公開 |
ハンマー男が恐ろしい「クロックタワー3」。会場では非常にショッキングなシーンを目撃できる | たくさんのプレーヤーが列をなしていた「CAPCOM FIGHTING ALL STARS」 | リアル春麗登場! カプコンブースといえば、この方なしでは始まらない! |
キッズコーナーはロックマン一色。たくさんのタイトルを試遊可能だ | 3Dという新しい表現を得た「ロックマンX7」。2D風のアクションももちろん健在 | ついに3作目「ロックマンエグゼ3」。新しい能力グランドスタイルは見れるのか? |
会場で発表された「CAPCOM vs. SNK2 EO」もすでにプレイ可能 | プレーヤーの夢? とても豪華な「鉄騎」試遊台 | ひときわ異彩を放つカプコン物販ブース |
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「デビル メイ クライ 2」のホームページ
http://www.capcom.co.jp/devil2/
□「biohazard 0」のホームページ
http://www.capcom.co.jp/bio0/
□「ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター」のホームページ
http://www.capcom.co.jp/dq/
□のホームページ
http://game.watch.impress.co.jp/
□製品情報
http://game.watch.impress.co.jp/
□関連情報
【9月18日】カプコン、「東京ゲームショウ2002」でゲーム大会を開催
新作タイトルの映像も一挙公開
http://game.watch.impress.co.jp/
【9月6日】荒野を行く賞金稼ぎレッドの活躍を描く
シネマクションシューターPS2「レッド デッド リボルバー」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020906/red.htm
【8月24日】カプコン、新アクションでスタイリッシュに戦え!
PS2、「デビル メイ クライ 2」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020824/dmc.htm
(2002年9月20日)
[Reported by 勝田哲也]
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