カプコン、「Prince of Qin」を完全日本語化して今秋発売 |
価格:7,800円
株式会社カプコンは、今年5月に国内での取り扱いを発表した「Prince of Qin」を完全日本語化して今秋に発売することを明らかにした。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は7,800円となっている。同社が海外タイトルをいきなり日本語版でリリースするケースはきわめて珍しいが、すでに日本語版のスクリーンショットも公開され、日本語化作業は順調に進められているようだ。
「Prince of Qin」は、中国北京のゲームメーカーObject Softwareが現在開発しているアクションRPGで、紀元前の秦の始皇帝の時代というきわめて珍しいテーマを扱っている。システム的には、マウスひとつで派手な戦闘が楽しめる「Diablo」ライクなゲームシステムを採用し、最大20人までの同時プレイが最大のウリ。将来的にはパッチ対応による500人同時プレイも予定されているというから楽しみだ。
ゲームの主人公は秦の始皇帝の長子「扶蘇」。史実では次子と宦官らの策謀により自害に追い込まれた彼が「もしも生き延びていたら」をメインテーマに、韓信、冒頓単干(ぼくとつぜんう)、張良、黥布(げいふ)といった中国史にも名高い英雄豪傑を従えた扶蘇軍と秦軍の間で繰り広げられる壮絶なドラマが繰り広げられる。
歴史のIFに挑戦したドラマチックなシナリオと、自国開発による歴史考証に忠実なグラフィック、最大4パーティーまで編成できる20人同時対戦システムなど、2002年度では指折りのアクションRPGといえる充実した内容だ。
北米市場ではカナダのStrategy Firstから8月に発売されたばかりで、9月頭には体験版も公開された。今秋リリースというのはタイミングとしてはかなり早いほうで、価格も完全日本語版としては控えめな設定といえる。アクションRPGファンには要注目のタイトルだ。
初公開の日本語版スクリーンショット。オリジナルフォントを用い、世界観を崩さない工夫が見られる |
自然豊かなフィールド画面と兵馬俑を彷彿とさせるダンジョン。オリジナリティたっぷりで新鮮な感覚でロールプレイが楽しめる。気になった人はDemo版をプレイしてみるといいだろう |
Object Software (Beijing) Co., Ltd. (C) 2000, All Rights Reserved
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「天覇光芒記~プリンス・オブ・シン」の公式ページ
http://www.pristontale.jp/
□関連情報
【2002年5月9日】カプコン、「Prince of Qin」の国内取り扱いを発表
秦の始皇帝の時代を扱った「Diablo」風大作アクションRPG
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020509/qin.htm
【2002年9月4日】本日到着! DEMO & PATCH 「Prince of Qin」Playable Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020904/demo0904.htm
(2002年9月18日)
[Reported by 中村聖司]
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