「ソウルキャリバーII」、因縁バトルの内容公開!
吉光、シャレード、セルバンテス公開!!

稼動中

プレイ料金:1プレイ100円

 株式会社ナムコのAC版「ソウルキャリバーII」のアーケードモードにおいて、第7戦目に起こる「因縁バトル」。キャラクタ同士の関係を示唆するストーリー上重要な演出が行なわれるこの戦いの内容が公開された。今作では、デフォルト13キャラでスタートしているが、この「因縁バトル」においては、そのほかのキャラクタも登場するというのが大きなポイント。これらのキャラクタは、稼動後一定時間を経過しないとプレーヤーの使用は不可能となっている。

 現時点では、稼動開始から10日後、吉光がプレーヤーキャラとして使用可能となることが公表されているが、そのほかのキャラクタに関しては不明である。

 なお、組み合わせのどちらのキャラクタでプレイしても、アーケードモードの7戦目は必ず相手方となる因縁キャラクタとの対戦となる。

●因縁バトルの関係

 故あって7戦目にあいまみえる戦士たち。オストラインスブルグ礼拝堂で繰り広げられるやり取りを見れば、それぞれの関係が多少なりとも見えてくるはずだ。

    【因縁バトル対戦組み合わせ】

  • アイヴィーVS.セルバンテス
    邪剣の血を巡る戦いが再び……

  • カサンドラVS.シャレード
    カサンドラの前に、謎の球体が……

  • ヴォルドVS.吉光
    マネーピットの宝を巡る戦い?

  • タリムVS.ユンスン
    邪剣の正体に気づいても手に入れたい者と、それを阻止する者……

  • ラファエルVS.ナイトメア
    邪心を持つ男が、ゆがんだ意識に支配される男の前についに立つ

  • アスタロスVS.マキシ
    記憶を失っても戦わねばならない相手との因縁の対決

  • キリクVS.シャンファ
    ソウルエッジに近づくかつての盟友同士……だが

  • 御剣VS.タキ
    3作にわたるまさに因縁の対決


吉光(ヨシミツ)


吉光の技表はこちら
年齢不明
出身不明:富士山麓/日本(日本)
身長170cm
体重不明
使用武器日本刀
武器名妖刀吉光
流派卍忍術

【プロローグ】

 『入りたまえと彼は言ったが
  明かりがつくと誰もノックなどしていなかった。』
    …… ツァラ「狼が水を飲むところ」

 時の権力者に恐れられ、抹殺された忍の一族があった。たった一人生き残った男は一族の復讐を誓ったが、権力者を守る軍勢相手に一人では何もできず逆に追い詰められてしまう。腕一本を失いながらも九死に一生を得て逃げることができたのは、一族随一と言われた彼の実力と多大な幸運があってのことだった。それでも彼は一族の復讐をあきらめることはできず、そのころ日本に流れてきていた一つの噂に望みをかけて海を渡る。最強の剣ソウルエッジ。それをもってすれば、軍勢ごと敵を屠ってしまえるはずであった。

 大陸へと渡り、剣の噂を追いながら彼は歩を進めた。やがてヨーロッパへとたどり着いたとき、彼はちょうどその頃ヨーロッパを襲っていた虐殺事件の跡に遭遇する。抹殺された一族の記憶が目前の光景と重なり、彼は考えた。
 理由はどうあろうと殺意が生み出すのは、深い悲しみと復讐心であろう。そして、その殺意を自分も抱いているのだ。自分が仇と同じことを成さんとしている事実を、一族の皆が望むであろうか……。馬鹿な、一体何を迷っているのだ!
 己の中に芽生えた迷いを振り切り、再びソウルエッジを求めて旅を続ける彼。しかしその旅路で幾度も幾度も虐殺の爪跡に出会う度、彼の意に反して迷いは次第に大きくなっていく。いつしか彼はソウルエッジでは無く、虐殺を起こす男の足取りを追っていた。

 虐殺を重ねる男……ナイトメアの足取りを追っていた彼は、やがてその居城オストラインスブルグへとたどり着いたが、人の気配はなく、城は静寂につつまれていた。所々に渦巻く邪気が残っていたものの、虐殺の男の手がかりはまったく無く、やがて彼は城を後にした。
 それから間もなくして、彼は異変に気付く。彼の刀が禍々しき気を宿していたのだ。
おそらくはあの地に残っていた怨念が、人を斬ったことがある刀に吸い寄せられたのだろう。
 彼は妖刀と化した刀に己の名「吉光」を冠し、その負の気を静めることを決意する。これまで復讐の誓いを支えていた彼の精神力はその向きを変えた。そう、彼が抱いていた迷いは遂に悟りへと転じたのである。

 だが、ここで思いもかけなかったことが起きた。
 彼が怨念を沈めるために精神を使い果たし、不覚にも熟睡してしまったその晩、闇に紛れて忍び寄った何者かに彼の刀は盗まれてしまったのだ。
 一日やそこらであの怨念が静まるはずもない。あの刀を野放しにしては再び不幸を招くであろう。

 その後吉光は刀を探し大陸を巡りながら、弱きものを守るために働く生活を送っていた。そして四年後、彼は権力者と弱者との貧富の差を少しでも打開するためある計画を立てる。死の商人と言われた大富豪ベルチーの墓、そこに蓄えられているという財宝を盗み出すのだ。
 吉光はその技術、体術を駆使してマネーピットと呼ばれる墓へ侵入する。噂どおり内部は罠に満ち溢れていたが、最も警戒していた「番人」には結局出会わぬまま財宝へとたどり着くことに成功した。予想を越える収穫に思わず笑みをもらした彼であったが、やがてその笑みは消えた。
 財宝の中に彼は発見したのだ……失われて久しい刀を。そして奥の一室に安置されている空の玉座を発見したとき、さらにその表情は深刻なものとなった。
 ……玉座の上には、愛刀が宿したものと同じ邪気を放つ金属片があったのである。

 数刻の後、己の名を持つ刀と金属片を手に吉光はマネーピットを立ち去った。
 このような邪気を帯びる品が多数残っているのならば、それらは全て摘み取ってしまわなくてはならないだろう。そう、あのような悲劇を二度と繰り返してはなるまい。

 今や吉光の心に一片の曇りすらない。携える邪気を帯びた品々も、自らの進むべき道を進む彼の心に影を落とすことなど出来なかった。


シャレード

年齢不明(数カ月?)
出身不明
身長一定周期で変動を繰り返している
体重一定周期で変動を繰り返している
使用武器シャレード
流派マインドピーピング

【プロローグ】

 『はじめのうちはごく小さかったのに、
  やがて家族の誰よりも容易に大きくなる。』
    …… グリム「隠者のための新聞」

 その男の一生は決して輝かしいものではなかった。若いうちから力に優れ、冒険を夢見た少年が育った村の外で見たものは、厳しい現実だった。村で褒め称えられたその腕は、広い世界においては決して突出しているわけでは無かったのだった。その後、戦乱に荒れた時代を生きた男は、遂に成功への手がかりを掴むことに成功する。
流れの商人が持っていた金属片……。お守りと称されたその金属片を見た彼は有り金を全て使い、商人が持つ全ての金属片を買い取ったのである。
 その夜薄暗いランプの明かりの元で彼は入手した破片を眺めつつ、以前旅の剣士から聞いた話を思い出していた……。

 全ての武器をも凌ぐ最強の武器、ソウルエッジ。酒場で飲んでいた連中には、誰一人として信じる者がいなかったが彼は違った。剣士の目に何か感じるところがあったのである。彼は剣士の後を追い、詳しい話を聞き出そうとした。最初は剣士も何か情報が得られるかもしれないと思ったのだろう。だが結局彼が何も知らないと判ると、それ以上は語らずに去っていった。
 それはたいした話ではなかったのかもしれない。だが、彼の興味をひくには充分だった。彼は彼なりにソウルエッジを追い、世間からは夢見がちな奇人扱いをされながら生きてきたのだった。

 ……その彼の目の前に今この瞬間、追い求めてきた物がある。彼は妙な確信を以って、この金属片こそがソウルエッジの一部だと信じていた。

 それからしばらくして、彼は盗賊に殺されたのである。金属片を大事に扱いすぎた結果、何か高価な品を溜め込んでいるという噂が流れたためであった。もちろん盗賊達の目にかなう品なぞ、彼は持っていなかった。盗賊達はいつもそうするように犠牲者の死体を無造作に谷へ投げ込むと、去っていった。
 ところで彼の執着はよほど強かったと見える。谷に捨てられた彼の骸は、死んでなお金属片をしっかりと握り、決してその手から離してはいなかったのだ……。

 そして数カ月。彼の手に残った破片が全て、いつのまにか無くなっているのに気が付いた者はいなかった。確実に破片は消えていた。……幾つかの不完全な死体を残して。
ただ何かが這っていったような跡が死者達の脇に残されていたが、それもやがて降り出した雨によって消えてしまった。

 ……その生物、いや生物かどうかは定かではないが、それは確実に歩いていた。……己の意思で。
それは思考というよりは、本能に近いものだった。

 死んだ男の手の中で、その血を吸って一つと成ったその姿。
 再び形を成す為に、仲間を求めて彷徨うその姿。
 同じ邪気を持つ破片を貪欲に取り込み、確実に成長していくその姿。
 出会う者の心の奥に潜む思考を感じ取り、それに合わせて反応するその姿……。

 かつてソウルエッジを求めた男が最期に手にした金属片は、まぎれもなく本物であったのだ……!


セルバンテス(セルバンテス・デ・レオン)

年齢48歳で止まっている
出身バレンシア/スペイン王国(スペイン)
身長177cm
体重80kg
使用武器長剣&短銃剣
武器名 ソウルエッジ(♀)&ニルヴァーナ
流派ソウルエッジの記憶

【プロローグ】

 『巨大な怪物は海面に浮上してその姿を見せる。
  だがその身体の全部は決して現れず、
  人間の目はその全貌を見ることができない。』
    …… ノルウェー博物誌

 かつて大西洋を恐怖で包み込み、列強の艦隊ですら恐れたと言われる大海賊・セルバンテス。
かの邪剣が力を失う以前の姿・雌雄二本のソウルエッジを手にした時、人間としての彼は死を迎えた。その身体が朽ち果てるまで邪剣の思うままに操られる……。それが彼の運命だった。事実部下を皆殺しにし、己が拠点としていた港町を血で染め、そしてソウルエッジの噂にひきつけられて訪れる剣士の魂を喰らいながら過ごした二十数年の歳月の間、彼の身体を支配していたのはソウルエッジであった。
 当時邪剣はたまたま休息期間に入っていたため、自ら魂を求めて虐殺を起こすことはなかった。だがもちろんそれは一時的なもので、時がくれば殺戮の嵐はヨーロッパを襲っただろう。そしてその中心にはソウルエッジを携えたセルバンテスが立っていたはずであった。
 しかしソウルエッジの休息期間が終わる前に、彼の運命は激しく揺れることになる。邪剣を恐れた神の啓示を受けた聖戦士との戦いによって片方のソウルエッジが破壊されてしまったのだ。かつて無いほど大きくバランスを崩したソウルエッジは更に現れた敵との連戦を強いられ、そして宿主であったセルバンテスを失ったのである。暴走状態に陥ったソウルエッジの片割れだけがその場に残され、セルバンテスの身体は、邪剣から漏れ出した炎に焼かれて朽ちていった……。

 ……だが、それでもセルバンテスの魂は解放されなかった。
 炭化して今や誰とも判別のつかない死体のもとを、ソウルエッジの新たな宿主が訪れたのはしばらくしてからの事だった。ソウルエッジが近づいたことにより、破壊された際に飛び散ってセルバンテスの身体に食い込んだ邪剣の破片が共鳴をはじめる。その反応を感じ、ソウルエッジがいかなる思いを巡らせたかは判らないが、新たなソウルエッジの犠牲者は立ち去った……。
 一方活性化した破片はまるで生物のようにセルバンテスの死体の中を蠢きまわる。一昼夜が過ぎたころ、廃墟の中から彼は立ち上がった。こうして彼は、再びこの世に戻ってきたのである。
 しかし、セルバンテスの身体に残っていた破片は僅かだった。復活を果たしたものの、彼の精神は完全ではなかったのだ。彼は記憶を失っていた。半ば廃船と化しながら港に停泊していた海賊時代からの旗艦、エイドリアン号の名だけがかろうじて覚えていた全てであった……。

 彼は自分の名前も思い出せないまま廃墟の中で暮らしていたが、やがてその姿は消えた。
 ……そう、嵐の中で立ち尽くしていたある晩、彼は思い出したのだ。同じような嵐の中、エイドリアン号で狙った船を襲ったことを。哀れな犠牲者達から奪った獲物のことを。そして手にした二対の剣のことを……!
 全てを思い出した時、彼はあの巨大な力を再び手にしたいと感じていることに気がついた。精神を乗っ取られ、操られた記憶を持っていてなお、その力は魅力的であったのだ。邪剣の破片を己が一部として蘇った男は共鳴を聞き取り、邪剣が今どの地に存在するのかを知った。驚くべきことにその気配は数箇所に分かれていたが、一方の邪剣が砕け散ったことを考えれば、それは自然なことだと思われた。第一、彼自身の身体の中にも邪剣は存在しているのだから。
 セルバンテスは最も大きな気配を追って歩き出したが、ある程度まで近づいたある日、ソウルエッジの気配が更に細かく分かれたのを感じ取った。
 まさか……。そう感じたセルバンテスは、その地に着くと同時に自分の予感が正しかったことを知る。
もう片方のソウルエッジまでもが砕かれてしまったのだ!

 その地で拾い集めた幾つかの新たな破片を彼は眺めた。
 最早あの力を再び手にする野望は潰えてしまったのだろうか……?

 異変に気が付いたのはその時だった。手にした二つの欠片はセルバンテスの身体と共鳴を起こし、徐々に彼の手の中で一つに溶け合っていくではないか。すぐさま彼は別の欠片に手を伸ばす……。再びそれは一つになった。自分の身体の中の破片との共鳴がこの現象を引き起こしていることに彼は気が付いた。彼の体の中の破片が喜びの声を上げるのがはっきりと判るのだ……。そしてソウルエッジに力を与える為には何をする必要があるのか、彼はそれを熟知していた。

 それから四年。彼は時には強者の魂を奪い、時には新たな欠片を得ながらソウルエッジの力を徐々に高めることに努めた。いつしか彼の手の破片は剣の形となっていき、それ相応の邪気を放ちはじめる。しかし彼は以前とは異なり、自らの意志を持ちつづけていた。セルバンテスは邪剣の欠片を体内に持つことで、精神を侵されること無く邪剣を握ることが出来たのだ。

 とうとう「彼の」ソウルエッジを手にしたセルバンテス。彼が強い魂とともにソウルエッジの欠片が集まっていく様をただ見過ごすと考えるのはあまりにも不自然であろう。世界各地でソウルエッジの欠片によって戦士達が動き出した今、彼もまたその野望を実現するために動き出しているに違いない。
 いつ、どの闇の中から邪剣を携えて彼が現れるのか。
 それを知るのはただ一人、セルバンテス本人だけである……。

(C)NAMCO

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□製品情報
http://www.namco.co.jp/home/aa/am/vg/soulcalibur2/index.html
□「ソウルキャリバーII」関連ニュース一覧
【7月3日】ナムコ、AC「ソウルキャリバーII」の正式稼働日を7月10日に変更
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020703/sc2.htm
【6月28日】「ソウルキャリバーII」正式な技表を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020628/sc2.htm
【6月14日】「ソウルキャリバーII」、1P専用「コンクエストモード」解禁!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020614/sc2.htm

(2002年7月11日)

[Reported by 佐伯憲司]

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