破壊の限りを楽しめ!
孤高の殺し屋“グレイヴ”の活躍を描く「GUNGRAVE」
- キャラクタ編 -

7月18日 発売

価格:6,800円 (特別限定版:9,800円)

 株式会社レッド・エンタテインメントは7月18日に、“レッド・エンタテインメント”ブランドとしては初タイトルとなるフルブレイク・ガンアクション「GUNGRAVE」を発売する。プラットフォームはプレイステーション 2で、価格は6,800円。また同時に海洋堂製のフィギュアなどが同梱された特別限定版も用意されており、価格は9,800円となっている。

 3月30日に開催された発表会の時もお伝えしたとおり、とにかく徹底して破壊への快楽が追求されている作品。キャラクタ設定からゲームシステムを始めすべてが“アクションの快感”に向かって集結しているわけだが、今回はキャラクタや世界観などについてご紹介する。

 プレーヤーが操作する主人公は、殺し屋のビヨンド・ザ・グレイヴ。背中には重火器が仕込まれた巨大な“棺桶”を背負い、時にはこの棺桶を振り回して敵を蹴散らすスゴイ奴だ。対になっている2丁の銃“ケルベロス”を両手に構え、視界に入るものは破壊し尽くす「死神」と呼ばれる男。「TRIGUN」や「TRIGUN MAXIMUM」といったヒット作を手がけてきたマンガ家、内藤泰弘氏が作り出したキャラクタは非常に魅力的だ。ちなみに、内藤氏は単純に原案・キャラクタデザインにかかわっただけではない。作品の一部テクスチャを手がけるなど、かなりディープに作品にかかわっているのだという。

 プロデューサーの久保 亨氏によれば、とにかく主人公の圧倒的な強さを演出したかったという。無敵ではゲームとして成立しないが、それほどの強さを秘めたキャラクタにしたかったという。「GUNGRAVE」ではライフゲージ以外にもうひとつの青いシールドゲージが用意されている。このシールドゲージがすべて無くなるまではライフゲージは減ることはない。つまり、ある程度の攻撃を受けても体力ゲージは無傷なわけだ。シールドゲージは攻撃さえ受けなければ自然に回復する。このシステムはキャラクタの強さ、攻撃を受けてもある程度は大丈夫であるということを演出するのに役立っている。

 そして、グレイヴの攻撃方法も色々とカッコイイものが用意されている。ただ単に敵を攻撃し、バリバリと弾をばらまいていくだけならば比較的簡単にゲームを進めることができるが、アーティスティックな倒し方にこだわり始めるとゲームの難易度が増すシステムとなっている。

【ストーリーの導入部】
 時代も場所も不明な何処かの惑星。
 中央にそびえ立つ謎のタワーに、全ての建物が寄り添いながら建っている巨大積層都市。人々は幾つもの建物が積み重なる各階層の街に住み、上の階層には選ばれた一部の人々が住んでいる。多くの人々は底辺の階層に住み、最下層では争いの絶えない日々が続いている。

 そんなある雪の日、小柄な身体で、夜道に重そうな荷物を引きずりながらも運ぶ少女の姿が……。真っ白な雪の上に彼女の血が落ちていく……。



【ムービー】
GameJam2で公開されたムービー (60秒、6.67MB)


 周りのキャラクタもみな魅力的だ。グレイヴを戦いの世界に誘うことになる謎の少女“浅葱ミカ”。彼女は組織の手から逃れ、グレイヴに拳銃「ケルベロス」を運び、組織のボス“ハリー・マクドゥエル”の抹殺を依頼する。またグレイヴの唯一の協力者とも言える“Dr.T”。以前は組織にいたのだが、その素性は一切謎となっている。

 グレイヴも元はといえば、組織の人間であるが、そういった因果関係はストーリーを進めていくうちに徐々に明らかにされていく。

【登場キャラクタ】
ビヨンド・ザ・グレイヴ

彼の後に残るのは幾多の残骸と屍の山……と言われ組織に恐れられている孤高の殺し屋。2丁の拳銃「ケルベロス」をガンガンぶっ放し、背中に背負った巨大な棺桶をガンガン振り回して敵をなぎ倒していく
浅葱ミカ

彼女が組織の手から逃れ、グレイヴの元に拳銃「ケルベロス」を届けるところから物語は始まる。見た目は少女らしい面が見えるが、芯には強い意志を持っているこのゲームのヒロイン
Dr.T

グレイヴの理解者。普段は何を考えているか判らない無口な老人だが、ミカに出会ったことで昔のことを話すなど少しづつ変わり始める


【組織側キャラクタ】
ハリー・マクドゥエル

かつてはグレイヴと供に組織を支えていた片腕の1人だったが、ビッグダディ失踪後に組織の新しいボスとなりボブ、リーをはじめとする4人の幹部を部下に持つ。ビッグダディの時代から組織の頂点を狙っていた野心家。
バラッドバード・リー

組織のボスのひとり。鋭い切れ長の目を持つ中国系の長身の男。冷血な殺人マニアで、幼い少女でも手にかける容赦のない非道さを持つ
ボブ・パウンドマックス

組織のボスのひとり。大食漢でいつも何か食べている。普段はおっとりとした印象だが、一度キレれると汚い言葉で相手を罵る面も持っている


【スクリーンショット】
もちろんケルベロスにおいては、弾数制限がないため、ガンガン、バリバリぶっ放していける。ステージ内のほとんどのものを壊すことができ、視界全体が弾痕だらけになってしまうことも 破壊するものによってはド派手な爆発をひきおこす このように車も破壊することができる。車の近くにいると爆発の煽りをくらってダメージを受けてしまうので注意が必要だ
このようにジャンプしながらのアクションも用意されている。いわゆる、ジョン・ウー監督の映画のようなワイヤーアクション風の演出が楽しめる


(C)RED/内藤泰弘 2002

□レッド・エンタテインメントのホームページ
http://red-universe.com/
□「GUNGRAVE (ガングレイヴ)」のページ
http://gungrave.com/

(2002年7月11日)

[Reported by 船津稔]

I
【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.