破壊の限りを楽しめ! |
価格:6,800円 (特別限定版:9,800円)
3月30日に開催された発表会の時もお伝えしたとおり、とにかく徹底して破壊への快楽が追求されている作品。キャラクタ設定からゲームシステムを始めすべてが“アクションの快感”に向かって集結しているわけだが、今回はキャラクタや世界観などについてご紹介する。
プレーヤーが操作する主人公は、殺し屋のビヨンド・ザ・グレイヴ。背中には重火器が仕込まれた巨大な“棺桶”を背負い、時にはこの棺桶を振り回して敵を蹴散らすスゴイ奴だ。対になっている2丁の銃“ケルベロス”を両手に構え、視界に入るものは破壊し尽くす「死神」と呼ばれる男。「TRIGUN」や「TRIGUN MAXIMUM」といったヒット作を手がけてきたマンガ家、内藤泰弘氏が作り出したキャラクタは非常に魅力的だ。ちなみに、内藤氏は単純に原案・キャラクタデザインにかかわっただけではない。作品の一部テクスチャを手がけるなど、かなりディープに作品にかかわっているのだという。
プロデューサーの久保 亨氏によれば、とにかく主人公の圧倒的な強さを演出したかったという。無敵ではゲームとして成立しないが、それほどの強さを秘めたキャラクタにしたかったという。「GUNGRAVE」ではライフゲージ以外にもうひとつの青いシールドゲージが用意されている。このシールドゲージがすべて無くなるまではライフゲージは減ることはない。つまり、ある程度の攻撃を受けても体力ゲージは無傷なわけだ。シールドゲージは攻撃さえ受けなければ自然に回復する。このシステムはキャラクタの強さ、攻撃を受けてもある程度は大丈夫であるということを演出するのに役立っている。
そして、グレイヴの攻撃方法も色々とカッコイイものが用意されている。ただ単に敵を攻撃し、バリバリと弾をばらまいていくだけならば比較的簡単にゲームを進めることができるが、アーティスティックな倒し方にこだわり始めるとゲームの難易度が増すシステムとなっている。
周りのキャラクタもみな魅力的だ。グレイヴを戦いの世界に誘うことになる謎の少女“浅葱ミカ”。彼女は組織の手から逃れ、グレイヴに拳銃「ケルベロス」を運び、組織のボス“ハリー・マクドゥエル”の抹殺を依頼する。またグレイヴの唯一の協力者とも言える“Dr.T”。以前は組織にいたのだが、その素性は一切謎となっている。
グレイヴも元はといえば、組織の人間であるが、そういった因果関係はストーリーを進めていくうちに徐々に明らかにされていく。
□レッド・エンタテインメントのホームページ
http://red-universe.com/
□「GUNGRAVE (ガングレイヴ)」のページ
http://gungrave.com/
(2002年7月11日)
[Reported by 船津稔]
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