カプコン、「Dark Age of Camelot」を7月26日に発売 |
「Dark Age of Camelot: Shrouded Islesa」
今秋発売予定
価格:未定
株式会社カプコンは、アーサー王の物語を題材にしたファンタジーMMORPG「Dark Age of Camelot」の発売日を7月26日に決定した。販売形態は日本語マニュアル付き英語版で価格は5,800円。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPとなっている。また、今回の発表に合わせ、E3で初公開された拡張パック「Dark Age of Camelot: Shrouded Islesa」の取り扱いも正式発表された。輸入版に迫る戦略的な価格設定は、同社が同作にかける熱意のほどを伺わせる。
「Dark Age of Camelot」は、昨年11月に米国でリリースされたファンタジーMMORPG。欧米人にとって馴染みの深い、「アーサー王伝説」をモチーフとし、正式リリース以後は大きなトラブルもなく、着実にユーザーを獲得し続け、有料課金者数は20万人を突破している。これはElectronic Artsの「Ultima Online」、Sony Onlineの「EverQuest」に次ぐ規模となる。
さて、7月26日に発売されるカプコン版「Dark Age of Camelot」は、日本語マニュアル付き英語版。5,800円の価格設定は輸入版とほぼ同等で、利用料金(月額12.95ドル)はカプコンを通さず、Mythic Entertainmentに対してクレジット決済等の方法で直接支払うことになる。一方の「Dark Age of Camelot: Shrouded Islesa」も基本仕様は同じで、発売時期は欧米と同時期となる11月頃が予定されている。
ちなみに、韓国ではハングル語版を使ったβテストが行なわれており、クライアント、サーバープログラムともども、すでに2バイトコードがとおる状態にある。このため、カプコンから完全日本語版が発売される可能性は十分考えられる。しかし、韓国の場合、βテストの段階で国内サーバーを稼働させており、この点、比較的市場規模の小さい日本では、採算の面からいきなりサーバーを稼働させる可能性は低い。仮に日本語版の発売があったとしても、韓国とはまた別の展開になりそうだ。
なお、E3でMythic Entertainmentの代表取締役社長Mark Jacobs氏に単独インタビューして得た情報によれば、「Dark Age of Camelot」はカプコン版の発売直後(今夏頃)に、発売前からの公約だったプレーヤーが自由に乗り回せる馬と家具等を置いて生活できる家の実装が予定されている。また、韓国語版の今秋の発売に合わせ、全USサーバーでの日本語チャットの対応(もちろん、ハングル語も)も予定されている。
今秋発売予定の「Dark Age of Camelot: Shrouded Islesa」に関しては、現時点ではグラフィックエンジンをDirectX 8.1フル対応&32bitカラー対応のものに強化、各レルムごとに初級者からハイレベルプレーヤーまで楽しめる巨大な島を追加、新種族&新クラスの追加、インターフェイス&メニューまわりの見直しなどが明らかになっている。これからぐんぐんパワーアップしていく「Dark Age of Camelot」。カプコンの今後の動きに期待したいところだ。
ゲームの詳しい内容やスクリーンショットについては下記の関連項目から過去の記事を参照いただきたい。
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/capcom-pc/
□「Dark Age of Camelot」の公式ページ(英語)
http://www.darkageofcamelot.com/
□関連情報
【5月27日】E3現地レポート 「Asheron's Call 2」、「Dark Age of Camelot」拡張パック詳報
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020527/ac.htm
【2001年11月6日】西尾ゆきの海外ゲームレポート
世界でもっとも旬な3D MMORPG「Dark Age of Camelot」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011106/yuki01_1.htm
(2002年6月10日)
[Reported by 中村聖司]
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