ナムコ、2002年3月期決算説明会資料を公開
PS2「ACE COMBAT 04」日本で44万本、「ゼノサーガ」45万本

5月29日 発表

 株式会社ナムコは2002年3月期および2002年3月期業績予想を発表した。2002年3月期の主要タイトルの販売実績も公開されているほか、来季の期待のタイトルの名前も少なからず挙がっている。

 2002年3月期の家庭ゲーム部門では「ACE COMBAT 04 shattered Skies」が日本で44万本、欧州で21万本、北米で47万本となっており、累計で100万本を突破した。「タイムクライシス2」は日本で21万本、欧州で36万本、北米で13万本となっており、「ACE COMBAT 04」と地域によって販売数が大幅に違うのが興味深いところだ。北米ではガンゲームの販売が難しいと言うことから「タイムクライシス2」の不調となったようだ。今回のE3でもガンコン2による出展が少なかったことからも伺い知ることができる。

 こういった地域差はGBAで発売された「パックマンコレクション」、「ナムコミュージアム」でさらに顕著に現われており、「パックマンコレクション」は北米で30万本も販売しているのに日本では3万本である。「ナムコミュージアム」も同様に北米では43万本も販売しているが、日本では4万本となっている。米国でのパックマン人気が今も続いていることの証明とも言える。

 このほかではモノリスソフトの制作した「Xenosaga EPISODE I ~力への意志~」は45万本の販売本数を記録している。ちなみにPS2版「鉄拳4」は短期間で41万本のヒットとなっている。「鉄拳4」はアーケードでもヒットを記録しており、ワールドワイドで14,000枚のセールスを記録したという。

 来期の話題としては、アーケードのみならず既にプレイステーション 2、Xbox、ゲームキューブという主要3プラットフォームで同時発売が発表されている「ソウルキャリバーII」、「リッジレーサー」シリーズの最新作の名前が挙がっている。ただし「リッジレーサー」の新作は既に実車データを使用することが明らかにされているため、これまでの作品とは一風変わった位置づけとなるだろう。
 このほかでは、先日のE3で公開された「Dead to Rights」が、Xbox向けにワールドワイドで発売することへの期待感を表明している。Xboxは日本では不調だが、ゲームメーカーとしてグローバルな商品展開を考えたとき、魅力的にうつると言うことだろう。また、日本では「テイルズ オブ デスティニー2」が期待作としてラインナップされている。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□「説明要旨」資料 (PDF)
http://www.namco.co.jp/home/an/finance/pdf/2002-3e/summary.pdf
□関連情報
【4月22日】ナムコ、戦略発表会を開催。全領域でネットワークゲームを推進
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020422/namco.htm

(2002年5月30日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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