エニックス、「ディプスファンタジア」の正式アドオン
「ディプスファンタジア ~黄昏の王国~」を5月30日に発売

5月30日発売予定

価格:
「黄昏の王国」単体 5,800円
「バリューパック」 11,600円


 株式会社エニックスは、昨年12月に運営を開始したファンタジーMMORPG「ディプスファンタジア」の拡張ディスク「ディプスファンタジア パワーアップキット~黄昏の王国~」を5月30日に発売する。本編とセットにした「ディプスファンタジア バリューパック」も同時発売し、両タイトルの初回生産分にはオリジナルデザインのWebMoney(1,000円分)が付属する。対応OSはWindows 98/Me/2000で、価格はアドオン単体で5,800円、バリューパックが11,600円。

初回生産分に付属するWebMoneyのイラスト
 「ディプスファンタジア パワーアップキット~黄昏の王国~」は、本編の舞台であるリトス島に、新たに「エウロギア大陸」を追加するアドオンソフト。エウロギア大陸は、プレーヤーたちが妖魔で満たされたリトス島に船で向かう前にいたそもそもの出発地点。「黄昏の王国」では、冒険者たちが長い冒険の末の当然の帰結として、帰還を果たそうとするところから始まる。

 ところが、平和であるはずだったエウロギア大陸は、リトス島より上陸を果たした妖魔で満たされ、大陸を治めるダロス王国の首都パラディウムへの侵攻が開始されていた。パラディウムはすぐさま「ダロス正規軍先遣隊」を結成し、征伐に乗り出すがあえなく壊滅。事を重大視したパラディウムではその拠点であるリトス島の封鎖を決定する。島全域を封印するほか、リトス島へ渡った冒険者たちを「闇に目覚めた者」として退去勧告も発令された。こうした状況下でプレーヤーたちはエウロギア大陸を目指して、新たな冒険に乗り出すことになる。

 プレーヤーたちがエウロギア大陸でどういう扱いを受けるのかは明らかにされていないが、アドオンで本編のクライアントに見捨てられるというシチュエーションはMMORPG史上初めてではないだろうか。実に新鮮でわくわくさせるストーリーだ。

 システム面ではマスタークラスのさらに上位職である「グランドマスタークラス」の新設、プレイ中にある条件を満たすと突然変異を起こし別の職業になる「ミューテーション」システムの追加などが現在明らかにされている。新しい職業やスキルなども用意されるようだが、こちらはまだ未定。同作は4月19日にβテストを終了しており、ユーザーの意見を反映させたあと、本格的なプロモーションに入るものと見られる。最終的にどういった作品に仕上がるのか楽しみだ。

「黄昏の王国」のゲーム画面。左は「フラン・フラン」と名付けられた新しいNPC、真ん中はマイルームの様子、右は壁を挟んでの戦闘の様子だ

(C)HEADLOCK Inc./CommunityEngine Inc./ENIX 2002

□エニックスのホームページ
http://www.enix.co.jp
□「ディプスファンタジア」の公式ページ
http://saru.enix.co.jp/depthfantasia/
□関連情報
【2001年9月10日】キャラクタスチルや戦闘シーンなど最新画面を満載!
エニックス、純国産MMORPG「ディプスファンタジア」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010910/enix.htm
【2001年10月19日】エニックス「ディプスファンタジア」の課金方法が決定 初回特典の内容も発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011019/enix.htm

(2002年4月25日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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