★ピックアップ アーケード★
■ ステージ構成と面の番号の関係
「もじぴったん」は、ステージセレクトであらかじめ4面分が表示され、その中から好きな面をセレクトしていく。ところが、実際には最初に表示された面の他に“あと2つ”ぶんが隠れており、第1回目で紹介した“BとCボタンを同時押ししながらレバーの左右”で選ぶことが可能になる。
●#001~012 (かんたんコースのステージ1)
《 #003 わーど 》 ~ わー どうしよう!? ~ ステージ1の全12面中では、最もオーソドックスなスタイルといえる。文字が自由に選べることもあり、ひたすら置いていけばまず間違いなくクリアできる。置いてみて言葉になればよし、言葉ができなければ違う場所に置けばよい。深く考えなくても大丈夫だ。
あえてこの面を取り上げたのは、中央に「ー」(音引き)があるからだ。音引きは特殊な言葉で、音引きから始まる言葉は存在しない。音引きで反応してくれる言葉には「イー(E)」などの英語(外来語)が非常に多い。音引きの使い方はいろいろな面でポイントになるため、頭にしっかりとどめておこう。
●#013~024 (かんたんコースのステージ2)
《 #013 ん ん 》 ~ ぶんぶんぶん ハチがとぶ ~ 言葉を埋められるマス目は9つだが、作らなければならない言葉のノルマは14個。つまり、連鎖を利用して一度に複数の言葉を作らないとクリアが不可能な面になっている。
ここでは“縦の連鎖”より“横の連鎖”が大きなテーマになっており、例えば「かん」と「かんたん」(簡単)など、4文字の言葉を意識しながら言葉を作っていく必要がある。後半ステージでは必須テクニックともいえるもので、いまのうちにしっかりマスターしておきたい。「ん」のつく4文字熟語さえ思い浮かべば、ノルマ達成はさほど難しくないはずだ。
《 #021 べる 》 ~ この鐘を鳴らすのはあなた ~ これもオーソドックスなタイプの面。ただし、番号が上がってくるとノルマが厳しくなり、最初に置かれた言葉がつながりにくくなっている。ノルマが増えるにしたがって使う文字の数も増えるので、同じ文字が使えなくなる点に注意すること。
あ~た行は使いやすいが、な~ら行は工夫しないと使いにくいものだ。最初に置かれた「べ」や「る」という文字につながる言葉が少ないため、考えながら置いていかないといけない。とはいえ、特別な仕掛けもないことからステージ2のグループの中では易しい面といえる。
●#025~036 (かんたんコースのステージ3、ふつうコースのステージ1)
《 #027 おにぎり 》 ~ 手に汗にぎる 特製おにぎり ~ 作らなければならない言葉の絶対数が多く、時間的な効率も要求される面。とはいえ、まだまだ面の番号は小さいことから、それほど厳しい内容ではない。
この面は、外周が「お」、「に」、「ぎ」、「り」の4文字で囲まれており、言葉がやや作りにくい。そこで、左側から文字を埋めていき、外周より内側で言葉を稼いでいくとよい。使える言葉は「こんぶ」、「しゃけ」などおにぎりの具になるものばかり。ちなみに、#025は「カレーライス」、#026は「ラーメン」をテーマにしたステージ。どれを選んでも難易度は低めだ。
《 #034 ん ん ん 》 ~ まわる「ん」です ~ ついに回転系の問題が登場。矢印のパネルの上に置いた言葉が回転して移動するため、先の展開が読みづらい。回転は90度と180度があるが、把握し難いという点では90度回転のほうが厄介といえる。
この面は、使う文字の数が少なくシンプルに見えるが、実は大きなワナが隠されている。横に長いステージなので、中央横の列をうまく使うことが大事。ここで左下や右上に言葉を入れてしまうと、回転して横の列を埋めてしまうことになるが、逆に左端のマスを使えば、常に横4文字の連鎖を狙っていけるのだ。どこから埋めていくかで難度が大幅に変わってしまう点、回転する面は奥が深く面白いといえる。
●#037~048 (かんたんコースのステージ4、ふつうコースのステージ2)
《 #042 う 》 ~ 解けたらウフフ! だめならムムム…… ~ ステージセレクトの段階では簡単に見えるが、「ぬ」「ぐ」「ぷ」などの使いにくい文字ばかり設定されており、実際にプレイしてみるとかなり難しい面。
あまり考えずに文字を置いていくと、すぐにつながらなくなり悩んでしまうはず。この面のポイントは、動詞をうまく使うことだ。名詞ではとことん使いにくい「ぬ」という文字も、動詞にすれば「ぬう(縫う)」、「ぬぐ(脱ぐ)」などと色々な言葉に使うことができる。
《 #048 ブーメラン 》 ~ もどってこない ブーメラン ~
40番代後半に位置する面としては、かなり難度が低いと思われる。文字を置くたびに右へと移動していくので、上と下の横列に優先して文字を置いていく。上下の連鎖がしやすくなるよう、マス目の全体の形を長方形にしていく。
■ 第2回総括
今回は、具体的な例をあげて前半面をいくつかご紹介してみた。「もじぴったん」は試行錯誤の過程が楽しいゲームで、解答を暗記して当てはめるだけでは面白さが半減してしまう。本連載で筆者が伝えたかったのは、このゲームにおける「原則」と「着目点」である。今回の記事を参考にして、自分なりの解答を見つけ出して欲しい。
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□ナムコのホームページ (2002年2月15日)
[Reported by 石井ぜんじ] |
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