コナミ、「メタルギア ソリッド2」全世界450万本達成 |
「PlayStation Meeting 2002」で公開された世界中での販売本数 |
株式会社コナミ コンピュータ エンタテインメント ジャパンは13日、3月8日に欧州で発売となる「メタルギア ソリッド2 サンズ・オブ・リバティ」が初回受注で157万本となり、全世界で今期450万本に達する見込みと発表した。
この数字は13日に開催された「PlayStation Meeting 2002」でも明らかにされていたが、この時公開された“世界ランキング”が面白い結果となっていた。
「世界で大ブレーク」と題されたスライドで公開されたものだが、1位は「グランツーリスモ3」で650万本。2位が「メタルギア ソリッド2」の450万本。そのあとに、スクウェアの「ファイナルファンタジーX」の400万本を押さえ、なんとTake2の「Grand Theft Auto 3」が450万本で入っている。「Grand Theft Auto 3」と言っても日本では知っている人は少ないだろう。犯罪を助長する内容と言うことで一時問題となったゲームシリーズだが、米国や欧州などでは大人気で、シリーズ3作目も順調に売れたようだ。
同様に日本人の知らないタイトルでは、Activisionのスケボーゲーム「Tony Hawk's Pro Skater 3」が210万本というダブルミリオンを記録している。さらに面白い点では、日本では「鬼武者」のヒットばかりが目だって取り上げられているが、ワールドワイドでは「デビル メイ クライ」のほうが20万枚も上まわる結果となっている。
「洋ゲー」といっても面白いものは面白いと思うのだが、国によって趣味嗜好の違いにはかなり根深いものがあるようだ。Xboxの同時発売タイトルに関しても、米国ユーザーの多くは「Tony Hawk's Pro Skater」を楽しみにしていた。
ただ、SCEIの「PlayStation Meeting 2002」におけるコメントにもあったように、ワールドワイドでゲームを販売していく流れがなければゲームソフトメーカーは厳しくなるだろう。逆にワールドワイドで展開すれば、これまでにはないビジネスチャンスがあるとも言える。どちらにしても、面白いゲームが日本人プレーヤーが満足する形で多く紹介されることを願う一方、日本の優れたコンテンツが世界中で多くのユーザーを楽しめることができればと思う。
□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.konamijpn.com/release/020213_j.html
□関連情報
【2月13日】SCEI、「PlayStation Meeting 2002」を開催
「バイオハザード Network」などネットワークタイトルをズラリ発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020213/scei.htm
(2002年2月14日)
[Reported by 船津稔]
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