トミー、春の商談会を開催 |
株式会社トミーは各種流通、マスコミに対して春 (4月) までの新作を一堂に展示した「トミーグループ 春の商談会」を東京において開催した。
会場にはディズニーキャラのぬいぐるみから、今年Episode IIが公開される「スターウォーズ」関連商品まで数多くの新商品が並んだ。これまでにないまったく新しい大型商品は残念ながら展示されなかったが、新作ゲームのほか、小型ラジコン「ビットチャージー」の新型コントローラなどが出展されていた。
■ アートディンク制作のPS2用「プラレール」が注目
プロレス好きは迷わず「闘魂烈伝アドバンス」
出展されていたゲームで注目なのは、1月31日に発売されるプレイステーション 2用「プラレール~夢がいっぱい! プラレールで行こう!~」。畳100畳分、高さ10段分というとてつもないバーチャル空間を自由につかって、街を作り上げることができる。ソフトの制作はアートディンクが行なっており、ある意味、簡易版「A列車で行こう」と言うこともできる。難しいことは何もなく、ひたすら自由に街を作り上げることができる。
作り上げた街の中を走る電車や車には自由に乗り込んで運転することができる。また、CPUがランダムに街中を見て回るモードも用意されている。シムシティに始まり箱庭作りの好きなプレーヤーにはたまらない作品と言えるだろう。すべてのプラレールが収録されているわけではないのが残念だが、発売されていないプラレールの車両も収録されているほか、ジオラマのパーツは圧倒的に発売されていないものが数多く収録されている。
このほか出展されていたもので注目なのは。3月の映画の公開に合わせて発売される予定の「モンスターズ・インク」。子供を怖がらせるモンスター達が主人公の映画だが、ゲームの方も同様の内容で、プレイステーション版とゲームボーイアドバンス版が用意されている。PS版はステージクリアしていくことで映画のムービーをゲットしていくことができる。ゲームボーイアドバンス版も映画のグラフィックが収録されており、映画を観た人はより楽しむことができるだろう。
プロレス好きからの支持率が高い「闘魂烈伝」シリーズの最新作「闘魂烈伝アドバンス」が3月29日に発売される予定で、今回ほぼ完成したバージョンが展示されていた。横から見た2Dグラフィックに変更されているのは仕方がないことだが、選手の再現度は相変わらず高い。かなり大きく描かれた選手達が画面狭しと迫力のバトルを繰り広げる。選手の選択画面では写真が表示されるが非常に美しく、感情移入もバッチリだろう。システム的にはシリーズを通して普遍の3すくみがGBA版でも採用されている。
新日本プロレスだけでなく、橋本真也のZERO-ONE、武藤敬司のBATT、蝶野正洋のTEAM2000といった選手まで収録されており、50人以上のレスラーを収録している。また、エディットモードやシナリオモードももちろん用意されている。
■ 「ビットチャージー」次世代コントローラとブースターマシンが出展される
ビットチャージー関連商品は100万台のヒット商品なだけに今回もかなり力を入れていくようだ。第15回次世代ワールドホビーフェアではポスターだけだった次世代コントローラ「4chマルチバンドコントローラ」だったが、商談会ではモックアップが展示されていた。同時にブースターマシンセットも展示されていた。
新型コントローラで注目なのは上部に用意された「+1アクションボタン」。対応第1弾となるブースターマシンではニトロのようにボタンを押すとスピードアップすることになる。これはどういった仕組みなのかというと、ブースターマシンの通常動作時は80%程度でモーターが動作しており、「+1アクションボタン」を押すことで100%のパワーでモーターを動作させることになるのだという。つまり、まったく同じモーターを積んだビットチャージーで走り比べた場合、ブースターマシンの方が通常動作時は遅いことになる。これはちょっと残念な印象だ。ただし、この新型コントローラはこの夏に向けて展開される車以外のビットチャージーもコントロールすることが可能になる予定なので、購入しておいて損はないだろう。
このほかにもよりマニアックなチューンが可能になる「GS04セッティングパーツセット」としてスタビサスやギアが発売となる。また、ファンにはたまらないコミックス「頭文字D」から「ビットチャージー G20 頭文字D プロジェクトDセット」が3月28日に発売となる予定で、こちらも見逃せない。
■ その他に気になったもの、各種
このほかではミニ四駆のようにロボットをカスタマイズして楽しむことが可能な「爆走ロボ」がこちらでも展示されていた。発売当初は4体のロボットが用意されており、それらの違いはモーターやギアなど。今後発売されるパーツを組み込むことでガンガンとカスタマイズが可能となっている。普段はまっすぐ走るのだが、同梱のパーツを組み替えると、その場でクルクルと回り始める。この時、大きな腕のパーツをくっつけることで、まるで殴り合いのようなバトルが楽しめるようになる。ロボットは頭部や腕、足、ボディなど各種パーツにバラバラにすることができ、細かくカスタマイズできるようで、その辺が魅力かもしれない。とにかくアクションはかなりパワフルで、見ているだけでもかなり楽しい。
また、スクウェアから発売されるプレイステーション 2用「キングダムハーツ」のキャラクタのぬいぐるみが早くも展示されていた。
第15回次世代ワールドホビーフェアでも出展されている「爆走ロボ」とにかく元気よく走りまくる。細かくカスタマイズできるところが魅力か | スクウェアの「キングダムハーツ」のぬいぐるみ。もちろんディズニーキャラも同時に発売される |
グループ企業「ユージン」のガチャガチャ用フィギュア。左の写真は「ギルティギアX Collection 1.5Ver.」、右の写真は「サムライスピリッツ編」 |
(2002年1月22日)
[Reported by 船津稔]
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