あの海戦SLGがフル3Dになって鮮やかに復活!
コーエー、PS2版「提督の決断IV」

来春発売予定

価格:9,800円

 株式会社コーエーは、今年3月にPC向けに発売した戦略シミュレーションゲーム「提督の決断IV」のPS2版を来春発売する。先に発表されたXbox版「信長の野望 嵐世記」と同様に、グラフィックにフル3Dを採用。太陽光によるライティング処理を効果的に使った写実的なグラフィックが大変魅力的だ。価格は9,800円を予定している。

 「提督の決断IV」は、第2次世界大戦の艦隊戦に焦点を当てた、正統派の海戦シミュレーションゲーム。日・米・英・独の4カ国から好きな国家を選択し、同盟国と力を合わせて世界中の海の制海権掌握を目指して艦隊戦を繰り広げていく。今作より、戦闘システムにリアルタイム制を導入し、旧来のターン制のまどろっこしさから脱却したテンポの良さが特徴。戦闘は「海域」単位で行なわれ、海域ごとに設定された石油や鉄鋼といった資源を効率よく集めることが、勝利への早道となる。

 PC版では戦闘シーンを含めすべて2Dで処理されていたが、PS2版では戦略画面も含めすべて3Dで処理される。このため戦闘シーンは海軍艦艇写真集さながらの迫力を備え、砲弾を受けた艦艇の爆発炎上処理や、主砲射撃時の砲塔の旋回などもリアルに再現し、戦闘中は視点を自由に切り替えながら、主力艦隊の射撃シーンや空母から艦上機が発艦するシーンなどを堪能できるということだ。

 PS2版ではこのほかにも序盤の戦力コマンドを「委任」できたり、チュートリアルモードやヘルプ機能など、シリーズ未プレイユーザーのためのサポート機能が充実している。シナリオはPC版標準の9本に、GAMECITYでダウンロード販売された6本を加え、計15本を収録。PC版の戦闘シーンに淡泊さを感じていた人や敷居の高さに断念していた人にとってはまさに待望の1作となりそうだ。

太陽光に照らされた海上と甲板が美しいが、実は熾烈な戦闘中のようだ。画面中央の空母が黒煙を吹き上げており、水平線近くに敵艦隊らしきものが見える。その上空には航空機らしきものも見える

先の3点よりやや単艦寄りの画面。左の画面は曇り空でよくわからないが、敵艦へ向けて第1、第2連装砲塔を旋回している戦艦金剛。真ん中と右の画面は、レイテ沖へ向かう連合艦隊ふうのカット。水平線近くに上がる黒煙の表現が渋い

左は戦略フェイズのメイン画面。海域を拡大表示する際は、半回転して世界地図にググッと寄っていくのだろう。艦隊編成画面や情報表示画面もガラリと印象が変わっている

(c) KOEI Co.,Ltd.

□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□「提督の決断IV」の公式ページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/tei4/index.htm
□関連情報
【3月6日】PCゲームレビュー 「提督の決断IV」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010306/koeitei4.htm

(2001年12月14日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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