DCアーキテクチャを活用する新会社「エクサイド」に
セガ、ナムコ、エイベックスなどが出資

11月1日 発表

 エンターテイメント・コンテンツの配信を目的とした新会社、株式会社エクサイドが11月1日、第三者割当増資の実施により、総額10億2,490万円の資金調達を完了、事業を開始したことが発表された。

 増資に応じたのは、エイベックス株式会社、株式会社セガ、株式会社ナムコ、ソフトバンク・インベストメント株式会社、および韓国SK Global Ltd.、台湾Wistoron Corporationの6社。

 同社は、ドリームキャストのアーキテクチャの膨大なエンターテイメント・コンテンツをネットワークで有効活用するビジネスを目指して創業され、その主要事業の中に、「受注生産による各種エミュレーター商品の開発」をうたっている。これは、セガのドリームキャスト向けゲームタイトルを稼動させるPC接続用ハードウェアおよびエミュレータの開発が計画されており、来年度第2四半期にはコンテンツ配信サービスを開始する予定。

 ただし、自社で直接ユーザーへ配信サービスを行なうわけではなく、ISPなど企業に、コンテンツ、配信と課金システム、および各種エミュレータを提供するという形を取る。第1弾として、DCのコンテンツをブロードバンド接続のPCやセットトップボックスで利用するためのコンテンツを提供予定。コンテンツは、出資企業のセガ、ナムコ、エイベックスに加え、株式会社カプコンからの提供も予定しているという。

 また、1G以上の大容量ゲームの配信サーバシステムをISPに提供することも予定。DCアーキテクチャのゲームをオープン機器で楽しむためのエミュレータには、ゲームアダプタやコントローラーなどが含まれ、受注生産の形を取る。なお、最初のハードウェア生産はWinstron社が行なう。

□エクサイドのホームページ
http://www.xsido.co.jp/
□関連情報
【1月29日】セガと英PACE、DCの技術ライセンス契約を締結
DC完全互換のセットトップボックスを共同開発
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010129/sega2.htm

(2001年11月1日)

[Reported by 佐伯憲司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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