ACCS通常総会開催、中古ゲームソフト訴訟にも触れる カプコン辻本憲三氏「将来のコンテンツ業界を揺るがす」
|
久保田裕ACCS専務理事 |
6月15日 開催
|
理事長を務めるカプコンの辻本憲三氏 |
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 (ACCS) は、平成13年度第1回通常総会を開催した。
今回の通常総会では著作権に関する事件が、匿名オークションを使って行なわれることが多発している例などが挙げられ、事件の内容が年々、電脳化が進んでいるという。 また、3月27、29日に相次いでメーカー側の意見が退けられた中古ゲームソフト問題についても、東京高裁の判決に関しては3月27日に、大阪高裁の判決については4月11日にそれぞれ上告され、最高裁判所にて審理が継続されている。
同様の裁判が今後起きる可能性について「現在ACCSの会員の中からはそのような情報は聞いていない。ただ、会員以外の企業もあるし、新しい訴訟が起こる可能性はある (久保田裕専務理事) 」とコメントした。
またACCSの理事長を務めるカプコンの辻本憲三氏は「今回の判決はたいへん不当なものだ。我々の知的創造活動を理解しない判決だった。将来のコンテンツ業界を揺るがすことになるので、今後も継続して訴えていきたい」と強い口調で語った。
□ACCSのホームページ
http://www.accsjp.or.jp/
□関連情報
【2月16日】ACCS、第2回通常総会を開催。改変データは使用したユーザーも違法であると表明
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010216/accs.htm
【3月30日】「裁判所は著作物の本質を理解していない」ACCS都内で会見
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010329/accs.htm
(2001年6月15日)
[Reported by 船津稔]
|