トミーグループ 夏の商談会開催
「BitRacer」ラジコン版「TOMIKA BITCHAR-G」などが展示

5月16日 開催

 株式会社トミーは、7月から9月に向けての新製品を多数盛り込んだ夏の商談会を開催した。「トミカ」や「プラレール」、「ZOIDS」をはじめ、人気アイテムを多数抱える同グループ。GAME Watch的注目アイテムをご紹介しよう。



「BitRacer」がラジコンに! 「TOMIKA BITCHAR-G」

 「トミカ BitRacer」がコースを飛び出し、ラジコン化される。「BitRacer」とある程度の共通部品を使用した「トミカ BITCHAR-G」がそれで、第1弾として「ホンダS2000(シルバー)」、「同(イエロー)」、そして「スカイラインGT-R R34(ブルー)」、「同(ホワイト)」が各2,980円で7月14日に発売される。

 カウル、シャシー、タイヤ、ダンパー、モーター、送信機がセットされており、すぐに遊ぶことが可能。車種とカラーの違いは、ボディが異なるほか、使用バンドが異なる。

 同日発売で、「セッティングパーツセットマイクロビー2.2」および「1.0」の2つのモーター(価格は各360円)、そしてコース設置用の「コーナーガイドレール(仮)」と「パイロンセット(仮)」がそれぞれ780円、480円で発売予定。

 「マイクロビー」は、走行場所の広さに応じて、2種類の回転数のモーターを用意。基本的には「2.2」が本体に付属しているが、より狭い場所を走らせたいというユーザー向けに「1.0」を用意したという。このモーターは元はポケットベル用などに用いられていたものを、独自の技術で昇華したものだという。

 その後、9月14日には「トヨタセリカ(ブラック)」、「同(シルバー)」、「RX-7(レッド)」、「同(ブルー)」がボディとシャシー、タイヤ、ダンパーのセットで2,200円で発売される。同日には「マルチバンド トランスミッター(どの車も走行させられる送信機)」が1,800円で発売を予定している。

 「BitRacer」シリーズの流れを受け継ぎ、小さいながらもチューニングの余地を残し、タイヤやダンパーなどはかなり精巧に作られている。「マイクロビー2.2」搭載車両はかなりのスピードで走るのが印象的だった。

【TOMIKA BITCHAR-G】
「ホンダS2000(イエロー)」ボディカウルの造形が見事 「スカイラインGT-R R34(ブルー)」パッケージもカッコイイ
「トヨタセリカ」こちらは送信機が付属しない 「RX-7FD」は難しいボディラインをよく再現している
「セッティングパーツセットマイクロビー1.0」。低回転の小型モーター 「BITCHAR-G」専用送信機。充電器も兼ね、非常にコンパクト
「パイロンセット(仮)」小さいながらよくできている 「コーナーガイドレール(仮)」はピンポイントで置いておけるのが魅力



3社共同企画によるサッカートイ「RoboCupToys」

 東京おもちゃショーレポートでも紹介した「RoboCupToys」。何がすごいかというと、日本、いや世界のオモチャ業界を引っ張っているトミー、バンダイ、タカラの3社が共同で開発しているプロジェクトということ。基本的には3ch(前後進、左右旋回移動、シュート)の赤外線コントロールによるコントロールのサッカーロボットで、基本シャシー、コントローラ、パッケージの大きさなどは共通。

 それぞれのメーカーごとに性能に特徴があり、メディア展開も「コロコロコミック」と「コミックボンボン」両誌が共同で行なうというからすごい。GAME Watch的にいうなら、ナムコ、スクウェア、エニックスの提携並みとでもいおうか。会場には、バンダイ、タカラのロボカップトイズも展示されていた。

 トミーバージョンの「ブレイクリーガー」は、スピードに長けたセッティングになっており、ホームカラー、アウェイカラーの2色が7月20日に同時発売。本体とコントローラのセットで価格は各4,980円。この競技、最大8人までが同時にプレイでき、「ウィリーサポートパーツ」や「ワイドアームセット」、「ヘディングユニット」などの専用オプションパーツが発売予定となっている。多人数プレイ時は、ただシュートするだけでなく、パスワークなど本格的なチームプレイも可能。転がっているボールをキャッチする様は、どことなくホッケーのイメージがあった。

【RoboCupToys】
タカラバージョン トミーの「ブレイクリーガー」 バンダイバージョン
「ブレイクリーガー」のホームカラー(青)とアウェイカラー(赤) 専用オプションパーツも続々登場予定。力入ってます



そのほか気になったもの

 東京おもちゃショーでも出展されていた音声認識で会話が楽しめる語彙認識ロボット「memoni」の発売が今秋、価格が19,800円の予定に変更されていた。語彙認識、ワードスポット機能、人工知能、文章自動精製機能、単音認識、記憶機能を搭載しており、開発が遅れている理由として「音声認識の調整に時間がかかっている」と同社ニュートイ企画室担当課長の芹沢氏より説明があった。この「memoni」、オプションでカートリッジを接続することでさらに英語をしゃべったりなどの展開も予定しているそうで、2足歩行式ロボットばかりのなか、異彩を放っていたのが記憶に新しい。

 また、GAME Watchとして外してはいけないビデオゲームだが、今夏発売予定のPS版「ゾイドバトルカードゲーム 西方大陸戦記」のノベルティとして、「ゾイドコレクション」、「オリジナルカードケース」、「ゾイドカード2枚」が付属。そして「激レア映像DVD」が抽選でプレゼントされる応募券が付属することが公開されており、仮の状態だが、ノベルティグッズが展示されていた。ファンは要チェックだろう。

【そのほか気になったもの】
言葉を覚え、会話のできる「memoni」。液晶に感情も表現される PS版「ゾイドバトルカードゲーム 西方大陸戦記」付属のノベルティグッズ(パッケージ等はまだ制作途中とのこと)たち

□トミーのホームページ
http://www.tomy.co.jp/
□関連情報
【3月22日】2001東京おもちゃショー開幕。右も左もロボットだらけ
キラリとアイディアが光る面白ロボットも登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010322/toyshow2.htm

(2001年5月16日)

[Reported by 佐伯憲司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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