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★ PCゲームファーストインプレッション ★
土曜日にニュースとしてお伝えしたボーステックの3Dシューティング「超時空要塞マクロス VO」。「超時空要塞マクロス」をモチーフとしたところも新鮮だが、宇宙を舞台にした3Dシューティングゲームの純国産タイトルが、PCで発売されるという点に強く惹かれた方も多いのではないか。しかも、それがネットワークプレイに完全対応しているとなれば、否が応にも期待は膨らむというもの。発売日は6月22日とまだ少し先だが、編集部でα版とデモムービーを入手したので、取り急ぎ最新画面とともに簡単なインプレッションをお伝えしたい。
なお、デモムービーのストリーミングは、ページの最後に掲載したので、ぜひごらんになっていただきたい。 ■ 開発期間は約2年 同社秘蔵っ子タイトル「超時空要塞マクロス VO」
「超時空要塞マクロス VO」は、'84年に東宝系で公開されたアニメ映画「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」の5~10年後を舞台としたサイドストーリーを描く。現在、シナリオ部分に関して、版権元のビックウエストとの最終的な詰めを行なっているところという。
今回、プレイしてみて最初に驚いたのが、多彩な機体操作だ。バルキリーの操作は、マウス、キーボード、ゲームパッド、ジョイスティックと幅広く対応しているが、個人的には右手のジョイスティックで機体操作を行ない、左手のキーボードでモード切替を行なう操作法が一番プレイしやすかった。バルキリーといえば「変形」だが、戦闘中はファイター、ガウォーク、バトロイドという3種類の形態に自由に変形できる。ファイターは、Microsoftの「STARLANCER」のようなスペースシューティングに近い操作スタイルだが、残りのふたつの形態は非常にユニークな操作ができ、これがたまらなくおもしろい。 たとえば、バトロイド形態では、進行軸を変えずに向きだけ変える、つまり、振り向いたりすることが可能となっている。宇宙空間を戦場としているため、機体は常に慣性に従って、速度を維持したまま前進運動を続けることになる。このため、ファイターでアフターバーナーを全開にして最高速度で敵戦艦まで到達し、そこからバトロイドに変形し、速度を維持したまま、横向きざまに流し撃つようなことも可能。現実世界の物理法則とSF的表現をミックスした、いわゆるアニメ的動きがバンバンできるので、操作に慣れてくると機体を操縦するのが楽しくてしょうがなくなってくる。
ちなみに現時点で確認できる操作は、「エンジン出力の上げ下げ」「アフターバーナー点火」「逆方向への加速」「その場停止」「ガンポッド(機銃)の発射」「サブウェポンの発射」「サブウェポンの切り替え」「チャフ/フレア放出」「ターゲット」「戦闘モード切替(対戦闘機/対艦)」「視点切り替え」「視線切り替え」「オートパイロット」「HUD(Head Up Display)表示のオン/オフ」「レーダーモード」「コックピットビュー」など。マクロスファンも唸らせる凝りようである。
なお、気になるマルチプレイに関してだが、地球/統合軍、ゼントラーディ、メルトランディの3軍に分かれて、協力プレイやチーム戦などが楽しめ、「何を」「どうする」といった具合に勝利条件を細かく設定できる仕様になっている。ステージは、現時点では宇宙空間や木星表層など9パターンが確認できた。マルチプレイの模様については、また発売直前のレビューの際に詳しくお伝えするつもりだ。
(C)1984,2001 ビックウエスト (C)2001 BOTHTEC
ストリーミングはこちら【56kbps モデム/ISDNユーザー向け】 ストリーミングはこちら【512kbps CATV/ADSLユーザー向け】
□ボーステックのホームページ http://www.bothtec.co.jp/ □関連情報 【4月21日】ボーステック、3Dシューティング「超時空要塞マクロス VO」を6月22日に発売 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010421/macross.htm (2000年4月25日)
[Reported by 中村聖司] |
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