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NHN Japan、WIN「R2 -Reign of Revolution」先行体験レポート
個人の強さよりもギルドの結束が大切!
真の仲間とともに最強軍団を目指せ!

2月26日~3月9日 クローズドβテスター募集

3月18日~31日 クローズドβテスト実施予定

 開発元のNHN Gamesがある韓国で2006年10月に正式サービスが開始された、Windows用MMORPG「R2 -Reign of Revolution(以下R2)」。韓国での最高同時接続者数は6万人を突破し、2006年第3期デジタルコンテンツ大賞を受賞。2009年になってもその人気は衰えず、中国、ロシア、台湾など、世界18カ国で正式サービスが開始されたモンスターMMORPGが、いよいよ日本に上陸する。

 3月18日よりクローズドβテスト(CBT)が開始される予定で、3月9日までテスターを募集中。今回はそのCBTに先駆けて体験プレイができた。世界各国でプレイされ、高い人気を集める「R2」の魅力を紹介していきたい。

【スクリーンショット】
正式サービスから数年経っても世界18カ国で愛されている「R2」の魅力とは!?



■ 殺伐とした世界を仲間と生き抜く快感が味わえる!

 「R2」はファンタジー世界を舞台にしたMMORPGだ。神々の戦いにより荒廃し、統治者が消え、いくつもの国が興っては滅ぶ戦乱の時代。そんな混沌とした時代を生き抜き、共に戦う仲間を見つけだし、次の統治者を目指して争う大規模な攻城戦や、特定エリアを取り合うスポット戦で勝利を目指すゲームだ。日本史でいうところの戦国時代のような群雄割拠の時代といえばわかりやすいだろうか? プレーヤーは足軽から始め、仲間を集め武将を目指し、大陸の領地を巡って他プレーヤーと戦うのだ。

 そんな世界観のため、街など一部の安全地域を除くほぼすべてのエリアでプレーヤー同士の戦闘が可能になっている。しかも、倒された場合はランダムで所持アイテムをドロップしてしまうことがあるので、常に緊張感を伴ってプレイする必要があるだろう。

 世界観の説明だけをすると、あらゆるところで戦闘だかケンカだかわからない小競り合いが行なわれているだけの、殺伐としたゲームを想像してしまうかもしれないが、「R2」の楽しみは実は別のところにある。それはプレーヤーが作ることができる集団、ギルドに入隊してのプレイだ。

 ギルドシステムは、他のMMORPGでもすっかりお馴染みとなっているが、「R2」ではギルドでのプレイに重点が置かれており、ギルドに入ると、プレーヤーがどんなに末端のギルドメンバーであっても自分の役割が生まれるようになっている。これによりプレーヤーに責任感ややりがいが生まれ、プレイを続けることでギルドメンバー同士の連帯感も高まり、プレイすることが楽しくなっていくのだ。実際にどんな役割が与えられるのかというのは後述するが、仲間と共に大きな何かを成し遂げた時の一体感というのは、1度体験するとクセになる。

【スクリーンショット】
ゲームスタート後に降り立つ島は安全地域で、「R2」の基礎を学ぶ場所となる。街にいるNPCに話しかければ、体力などの回復も無料で行なってくれる。レベル11を超えると強制的にこの島から排出され、自由に対人戦が繰り広げられる大陸へ飛ばされる



■ シンプルなゲームシステムにリアルさを演出するインターフェイスが斬新!

 プレーヤーが選べるクラスは、ナイト、レンジャー、エルフの全3種類(現在、韓国では別のクラスも拡張されている)。種族分けがなく、昨今のMMORPGにしてはシンプルな作りとなっている。それぞれのクラスについて簡単に説明しよう。

・ナイト

 ナイトは強靭な体力を持ち、重武装の鎧を身につけ、巨大な武器を振り回し敵に斬りつけるという近接戦闘に特化したクラスだ。あえて近接戦闘と書いたのは、この世界のナイトには長距離武器は卑怯な行為だという考えがあるらしく、長距離武器は一切使用できなくなっている。鍛えた肉体を武器に相手と切っ先を交えて戦うクラスなのだ。

 もうひとつ特筆すべきは、「R2」ではナイト以外のクラスではギルドを作れないということだ。これはこの世界ではナイトの地位が高く支配階級と設定されているためで、ギルドを作りたいと考えているプレーヤーはナイトを選択する必要がある。

【ナイト】
近接戦闘のスペシャリストというだけあって、男性キャラクターはがっちりとした肉体を持っている。女性キャラクターは凛として可憐な感じの顔立ちが多かった



・レンジャー

 レンジャーは戦闘技術に特化したクラスで、近接戦闘はもちろん、長距離武器も扱えるクラスだ。長距離武器は攻城戦などの大規模戦闘で絶大な力を発揮するので、アタッカーとして活躍したいプレーヤーはレンジャーを選ぶといいだろう。

【レンジャー】
レンジャーはナイトに比べると軽装。戦地を鮮やかに駆け回る姿が目に浮かぶようなキャラクターたちだ



・エルフ

 エルフは高い知能を持ち、自然の力を利用した魔法を扱える唯一のクラスだ。魔法の力は強力で、攻撃魔法や攻撃補助魔法を始め、保護魔法や回復魔法が使える。しかも、近接戦闘も不得意というわけではなく、武器の扱いに長けたエルフナイトも存在するようだ。攻守で活躍したいプレーヤーはエルフでプレイすることをお勧めする。

【エルフ】
「R2」で魔法を使える唯一のクラス。耳が長くとがっているところからもファンタジー世界に登場するエルフそのものだ。女性キャラクターはかわいい系の顔が多め?



画面右側に表示されているのがパーティーの情報ウインドウ。クラスアイコンと名前以外の情報は表示されないため、パーティーメンバーのHPすらもわからない
 クラスの数だけでなく、「R2」は操作もシンプル。マウスとホットキーで、チャット以外のほぼすべての操作が可能になっている。これは戦闘時も同様で、マウスでターゲットを確定し、左クリックをホールド(長押し)することで攻撃、左クリックを押しながら右クリックで自動的に攻撃を繰り返すオートアタックができる。覚えたスキルはホットキーに登録しておけば1ボタンで出せるので、MMORPG経験者はもちろんのこと、ビギナーでもそれほど迷うことなくフィールド上を自在に駆け回り戦闘をこなせるはずだ。

 そんな親切設計な操作方法にもかかわらず、パーティーを組んだ時には熟練のMMORPGプレーヤーでも、何か違和感を覚えることになる。それはパーティーを組んだ際に仲間の名前とクラス以外の大切な情報、HPやMPを示す情報が表示されないのだ。

 これは「R2」の大きな特徴のひとつで、実際に人を見るだけでは中身はわからないだろう、というリアルさを追求した仕様で、仲間のピンチをインターフェイスで確認できない。このため回復魔法が必要な時などは、チャットやエモーションなどを利用して仲間に伝える必要がある。

 この仕様はプレーヤーによって賛否両論あるとは思うが、単純作業になってしまいそうな狩りにも常に緊張感が持てるし、最初は慣れない“回復してくれ”コールに戸惑いながらのプレイでも、仲間との連携が熟練してくれば、そのうち阿吽の呼吸で回復魔法が飛んでくるようになるかと思うと、プレイし甲斐のある非常にユニークな仕様だ。

 これはパーティーメンバー以外でも同様。普段のプレイでは他のプレーヤーのステータスは一切見られないようになっている。相手本人に情報を教えてもらわない限り、どれくらいの強さを持つキャラクターなのかは、見た目と動きで判断するしかないのだ。



■ ゲームに決まった派閥や国家はなし! 信じる仲間と作ったギルドで大陸制覇を目指せ!

これがギルドツリー。頂点がギルドを作ったギルドマスターで、メンバーが増える毎に派生するアイコンへ登録されていく。メンバーが登録されたアイコンはアクティブになり、対応したギルドスキルが発動するようになる
報酬システムで入手したアイテムの一例。通常では入手できないレアアイテムだ
 対人戦がメインとなるMMORPGでは、キャラクターメイキングの際にプレーヤーが属する派閥や国家などの勢力を選択するゲームが多いが、「R2」にはそのような決められた勢力は存在しない。ゲームスタート時は一個人としてスタートし、自分のギルドを作ったり、プレイしていく中で属するギルドをみつけだすことで、ひとつの勢力となっていく。

 ここで「R2」のギルドシステムを紹介しよう。先ほども少し触れたが、プレーヤーはギルドに入るとその時点で役割を与えられる。それが「ギルドツリーシステム」と呼ばれるもので、そのギルドに属しているプレーヤーは全員がギルドツリーに組み込まれ、それぞれのプレーヤーが存在しているだけでギルドスキルと呼ばれる補助スキルがギルドメンバー全員に影響を及ぼすのだ。ギルドスキルの内容は、「最大HP+10」、「攻撃力+1」、「守備力+1」など有益なものばかり。しかも、それらのギルドスキルは一定の条件を満たすことで強化できるようだ。

 このシステムは各プレーヤーに責任感が生まれるだけではなく、ギルドを大きくする目的になる面白いシステムだ。しかし、ただメンバーを増やせばいいというものではない。ツリー形式で自分の上についているギルドメンバーがギルドを抜けてしまうと、それ以降のツリーにつながっていたメンバーのスキルが一定期間使えなくなってしまうのだ。そのシステムを利用して、本場韓国ではスパイ作戦が展開されたこともあるらしく、仲間選びは慎重に進める必要があるようだ。それだけに集まった仲間たちの連帯感は強く、他のゲームでは築けないような強固な信頼関係も生まれてくるだろう。

 もうひとつ面白いシステムが、ギルドマスターからの「報酬システム」。これはギルドメンバーが普段の狩りをしているときから、ギルドに5%の経験値を奉納するようになっていて、ギルドマスターはそれで溜まった経験値をレアアイテムに変えてギルドメンバーに配布できる。攻城戦などの大規模戦闘で活躍したプレーヤーにあげたり、強力なアイテムをみんなで協力してメンバー分揃えるなど、ご褒美やギルドの目標に設定して使えそうだ。



■ 大規模攻城戦、スポット戦でギルドの力を発揮せよ!

大陸各地の拠点の場所はマップをみればわかる。エンブレムでも入りそうな空白になっている場所が拠点だ
 「R2」の世界には多数の拠点が用意されていて、普段は戦闘不可となっているが、一定期間毎にその拠点が開放されて占領できるようになる。それが「R2」の醍醐味である大規模戦闘であり、攻城戦やスポット戦と呼ばれるものだ。何十人ものキャラクターが集い、自分たちの領地を獲得するために他プレーヤーとしのぎを削る。そして、それらの拠点の占領に成功すると、次に開放される時まで自分たちのエリアとして使えるようになるだけでなく、各拠点に設定された有益なエリアスキルの恩恵を受けたり、そのエリアで戦闘した他プレーヤーから税収を得たりと、様々な特典が得られる。

 攻城戦のような多人数の戦闘は、所属人数が多いギルドのお祭りのようになりがちだが、「R2」では所属人数が少ないギルドのために、フィールドの各所に占領可能なスポットが用意されている。城ほど大規模なものではないが、小規模なギルドでもスポットの獲得を目指せるので、ギルドの実力に合わせて楽しめるのが嬉しい。今回の体験プレイでは大規模戦闘は体験できなかったが、戦いの舞台となる城やフィールドを見られたので、多数のプレーヤーが戦闘をしているシーンを想像していただけたらと思う。

【スクリーンショット】
攻城戦が繰り広げられる城。城門を破壊して侵入し、各拠点を占領していく必要があるようだ。それにしても眺めがいい……。こんな城を自分のものにしたい!
こちらはフィールド上に設置された拠点。城に比べ守りが薄いため、少人数で攻略できそうだが、守るときはそれがマイナス要素にも……?
左は通常のギルドスキルで、中央と右が城やスポットを獲得することで得られたエリアスキル。スキルの内容は占領する城やスポットにより異なる。他のギルドに占領されると使用できなくなるため、占領後の防衛が重要になる



■ 今だから新しい!? 装備も譲渡も強化も自由なアイテム

 「R2」では、最近のMMORPGに多いアイテム制限(装備可能レベルや譲渡不可など)は一切ない。レベル1のキャラクターが高レベルキャラクターから強力な武器を借りれば、そのまま装備可能だ。これによりプレーヤーの友人や知り合いに「R2」を薦めた時、レベルが離れていても、自分の装備を貸したり、アイテムをあげたりと手助けしてレベルを早く上げられる。ただし先述した通り、対人戦で倒れてしまうとアイテムをドロップしてしまう可能性があるので、貸したアイテムを第三者に取られてしまう可能性もあることには注意しなければならない。

 装備品に「+」表示がついていれば、武器強化注文書や防具強化注文書といったアイテムで装備品強化に挑戦できる。装備品は強化を重ねれば重ねるほど強くなるが、失敗して失う確率もあるので慎重に行ないたい。強化した装備品も自由に譲渡できるので、必要な仲間に譲ったり、他のプレーヤーに高値で売って活用しよう。

【スクリーンショット】
アイテム強化に挑戦。運よく連続で成功したが、+4の強化で失敗。失敗した後には何も残らなかった



■ 信頼できる仲間と末永く遊べるゲーム

 今回の体験プレイでは、この他にもモンスターに変身できる要素も体験できた。これは高レベルキャラクターが専用アイテムを使って、そのモンスターの特殊能力を戦闘などに活かすものらしいが、CBTでは特別に、ある場所で変身して遊べるようだ。興味のあるプレーヤーは探しだして体験してみてほしい。

【スクリーンショット】
街にいるNPCに話しかけてモンスターに変身。カエル、リザードマン、コボルドなど、アイテム変身も含めると20種くらいのモンスターに変身できた
変身後の攻撃はそのモンスターの能力を使える。カエルやカタツムリもどきの攻撃は見ていてシュール


 体験プレイをする前までは、「R2」は殺伐とした対人戦がウリのゲームだと思っていた。しかし実際にプレイしてみると、対人戦がメインなのは間違いないが、そのために信頼できる仲間を探して一緒に楽しむゲームだという印象が強く残った。ギルドを強くすることが、結果的にプレーヤー自身を強くすることに直結するので、メンバー同士に強い連帯感が生まれ、ギルドも自然にレベルアップしていけるのだろうということは容易に想像できた。

 他のMMORPGでもレイドなどで体験できたことではあるが、わかりやすくシステムに組み込まれているので、少人数でもそれが実感できると思う。「R2」を腰を据えてプレイして仲良くなったメンバーは、もしかしたらこの先、かけがえのない友人になるかもしれない。そんな可能性を感じるゲームだ。

 「R2」は正式サービス以降、基本プレイ無料のアイテム課金制で運営される予定なので、長く遊べるゲームがプレイしたいと思っている方や、個人でプレイするゲームに飽きた方は、気軽にお試しからでも挑戦してみてはどうだろうか?

【スクリーンショット】
ドラコと呼ばれる乗り物も存在する。ドラコの入手方法は様々な方法があるようだが、それぞれ見た目が違うようだ
対人戦の雰囲気が漂う城もいいが、写真のような立っているだけで癒されそうな美観ポイントもある。仲間たちとこういうところで語りあう日が来るのかもしれない


Published by NHN Japan Corporation.
Copyright (C) NHN Games Corporation. All rights reserved.

□NHN Japanのホームページ
http://www.nhncorp.jp/
□「ハンゲーム」のページ
http://www.hangame.co.jp/
□「R2 -Reign of Revolution」のページ
http://r2.hangame.co.jp/
□関連情報
【2月26日】NHN Japan、WIN「R2 -Reign of Revolution」
クローズドテストの参加者募集を開始。弊誌枠で2,000名を募集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090226/r2.htm
【2月25日】NHN Japan、WIN「R2 -Reign of Revolution」
ゲームのプレイ映像などプロモーションムービー2つを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090225/r2.htm
【2月23日】NHN Japan、MMORPG「R2 -Reign of Revolution」
日本国内における独占提供契約を締結
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090223/r2.htm

(2009年3月2日)

[Reported by 徳弘径]



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