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【連載第191回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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オリジナルデザインのPSP用ケースを作っちゃおう!
DSi用ケースからは「スリッポンDSi」を試してみた |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回はPSP-3000/2000のケースグッズと、ニンテンドーDSiのケースグッズから、3製品を試してみた。PSP用のケースは、ロジクールの「PlayGear Pocket Slim」で、PSPをケースに装着したままプレイできる、プロテクトケースタイプのグッズだ。ケースの中に好きなデザインを挟み込める着せ替え機能があるので、そこに手作りの素材を入れてみるなど、いろいろと試して楽しんでみた。
DSi用のグッズからは、タカラトミー 「スリッポンDSi」を2種類チェックしてみた。スリッポンは、DS Lite版でも好評だったシンプルなケースだ。「スリッポンDSi」では、布素材を使った「ソックス」タイプと、レザー素材を使った「ライクレザー」タイプが用意されている。両方を使ってみた。
● 保護性能ばつぐん。ジャケットを作ってオリジナルデザインにできるPSP用ケース
・「PlayGear Pocket Slim」
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全体が透明なポリカーポネートで覆われたPSP-3000/2000用プロテクトケース |
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内部は黒いラバー素材が仕込まれている |
PSP-3000/2000対応のハードケースグッズ。マイジャケット・クリエーターを使ったケースの着せ替えが可能なのが特徴だ。ケースの素材はポリカーボネートで、サイズは縦9.5cm×横19cm×高さ3cm。重量は160gとなっていて、スリムという名称ながら、大きくて存在感のあるケースになっている。
このケースは外側のポリカーボネート部分は透明で、内部は黒のラバー素材が敷かれている。その二重構造のためもあって厚みがある。ポリカーボネート部分は約2mm、ラバー部分は約6mmと、合計で8mmがPSP本体の周りに加わってくる。全体がかなり大きくなるのは気になるところなのだが、そのぶんガッシリとしていて保護性能には期待が持てる。
ケースにはいくつか開口部があって、PSPを装着したままプレイできるプレイングケースになっている。L/Rボタン、電源スイッチ、充電用端子、イヤフォン端子、ストラップホールが外に出ている。だが、装着したままではUMDスロットの開閉はできず、メモリースティックDUOスロット、USB端子、無線LANスイッチも触れない。プレイングケースとしてはちょっと中途半端な印象を受けるところだ。
ヒンジ部分は板状のパーツを挟んで2点が動くようになっていて、開閉の角度を少し調節できるようになっている。八の字にケースを開けば、スタンドのようにして置くこともできる。ヒンジの感触にはしっかりとした重さがあって、しっかりとした作りであることを感じさせる。手前にあるケースのロック部分は2つのツメで固定するようになっていて、ケースを開けるときはロックの中央を押しながら開く。
ケース内部はラバーの柔らかい素材で覆われていて、PSP本体を固定してくれる。底面側には、バッテリーパックのふくらみにあわせたくぼみがついていて、大容量バッテリー(2200mAh)を装着したPSPも装着できるようになっている。ただし、ケースがバッテリーフタの代わりになる作りではなく、フタ込みで収まる作りなのは少し残念なところだ。大容量バッテリーだけでフタをつけていないPSPも装着してみると、いちおうプレイはできるものの不安定さを感じた。本体色と合っていなくてもフタ込みで装着したほうがいい。
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高級感もあり、しっかりとした作りのケースだが、いかんせん重量があり厚みもあるのが厳しいところ。ヒンジの感触や開口部は丁寧な作りをしている |
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手に持ったときはやはり厚みが気になってくる。また、手のひらにはケースの端が当たる。フタも写真のように開くので重心が上にかかるのも慣れるまでは違和感がある |
実際にケースに装着させたPSPでゲームプレイを試してみた。まず手に取ってみると、ケースの厚みや増加した重量が感じられる。ガッシリとしたケースの作り、しっかりとしたヒンジの感触からは高級感すら感じさせるところがあるが、いかんせん軽快さや手軽さは薄れてしまう。電源ボタンは約8mmものケースの厚みの奥になるので、指先で触るようになる。
基本的なボタン操作は特に問題なくできて、ケースに厚みが加わったことや背面にふくらみがついていることから、本体を握りやすくなったところもある。L/Rボタンは、ボタンのでっぱりがケースの厚みにだいぶ埋もれてしまので指先で押すような状態にはなるものの、ケースのカーブに沿って指を置くと、自然に指先がボタンに届く。開口部も大きめで操作しづらさは感じなかった。
気になったのはやはり、ケースの感触、重さ、そして重心だ。手のひらにはケースのフチの角になっている部分が当たってきて、あまり感触がよくない。重さに関しては言うまでもなく、軽量なPSP-3000/2000の良さがかなり損なわれてしまう。また、ケースを開いた状態ではフタが大きく開くため、重心がだいぶ変わってくる。ただ、このケースのフタは屋外でプレイするときの日差しよけにもなるので、利用シーンによってはありがたい存在にもなるかもしれない。
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厚みが増し、ケース背面のふくらみもあることで、全体を持ちやすいのはいいところ。ただ、厚みのぶん開口部奥のスイッチ類が触りづらいなど、プレイングケースとしてはちょっと辛いところが目立つだろうか |
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旅行写真をプリントアウトしたものや、和紙のデザイン紙でジャケットを作ってみた |
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着せ替えてみるとこんな感じに。なかなかいい感じの仕上がりになった |
さて、このグッズ最大のポイントと言えば、ケースとラバーの間に好きな模様やデザインを挟み込める「着せ替え」だ。手順としては、ケース内のラバーを外し、付属しているマイジャケット・クリエーターでケース型にカットした素材を挟み込む。最後にラバーを戻せばできあがりだ。
はさみこむ素材には、旅行写真をプリンターで印刷したものや文具店で購入してきた和紙の折り紙を使ってみた。プリンターがあればゲームソフトの公式サイトで配布している壁紙などを印刷してみるのもいいかもしれない。自分だけのオリジナルデザインでケースを飾れる。
まずは、素材にマイジャケット・クリエーターを押し当て、ペンでフチをなぞる。これでカットするラインを書き込むわけだ。定規で線を引く感覚でぐるっと一周させればOK。次にそのラインにあわせて素材をカットする。本当は安全な場所でカッターを使うほうがキレイにカットできそうだが、今回は日常的な手段としてハサミを使った。カーブしているところは少し慎重になるが、特に難しいというものではない。図画工作の面白さというか、なんとも言えない手作りの楽しさが味わえる作業だ。
あとはできあがった素材をはさみこむだけ。できあがったケースを見てみると、けっこういい感じの出来映えになった。なにしろ手作りの一品もの。所有感としては嬉しいものがある。ケースの透明度が高いので、思っていた以上に見栄えもよくなった。
今回は印刷用紙に普通紙を使っているのだが、光沢紙などの品質いい紙で作ればもっと見栄えがよくなりそうだ。ジャケットをはさみこんで自分だけのデザインにできるというのは、他のグッズにはない独特な面白さがある。デザインに飽きてきたらまた素材を変えればいい。
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プリンターで印刷した素材に、マイジャケット・クリエーターで線を引きカット。それをケース内にはさむだけだ。自分だけのオリジナルデザインに仕上げることができる。プレイングケースとしては厳しい評価だが、PSPを持ち運ぶハードケースとしては保護性能も高いし面白いグッズだ |
装着したままでプレイ可能なプロテクトケースグッズとしては、全体に操作感は悪くないものの、ケースの厚みや重さが使用感を重く鈍いものにしてしまっている。UMDスロットの開閉ができないなど、ケースを装着したままでの使い勝手はちょっと残念なところが目立った。
だが、ケースとしての保護性能は高く、ガッシリとした作りもいい。ケースの間に好きな模様を挟める着せ替え機能も面白い。いっそ、プレイ時にはPSPを取り出して使うタイプの、純粋なハードケースとして使ってみるのはありではないかなと感じた。ジャケットを作って自分だけのケースに仕上げたい。
● DSi用スリッポンは、布素材の「ソックス」とレザー素材の「ライクレザー」の2種類
・「スリッポンDSi ソックス」
メーカー:タカラトミー
価格:819円
カラーバリエーション:レッド、グレー、グリーン、ブルー、ピンク
任天堂ライセンスグッズ
・「スリッポンDSi ライクレザー」
メーカー:タカラトミー
価格:1,000円
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
任天堂ライセンスグッズ
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上が「ソックス」、下が「ライクレザー」のスリッポンDSi |
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取り出す時は写真のように指を差し込んで引っ張りだすのだが、ケースがDSiに完全にフィットするサイズなので、使い始めたばかりだと感触がきつい |
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ライクレザーも基本的な作りはソックスと同じ。レザーの手触りがよく、高級感がある |
ニンテンドーDS Liteの頃から好評だった手軽な本体用ソフトケース「スリッポン」のDSi版グッズだ。布地のソックスタイプのほか、レザーを使ったライクレザーがあるので、両方購入して試してみた。ソックスは5色、ライクレザーは2色のカラーバリエーションがあり、今回はソックスではレッド、ライクレザーではブラックを使ってみた。
まずは「ソックス」から見ていこう。厚手の布地で全体ができていて、左右の側面が縫い合わされている。DSiのロゴがついたタグがあるのみで、スリッポンらしいシンプルな作りだ。全体が布素材のみでできているので、使わないときは丸めておくこともできる。まさしく冬物の靴下のようなケースだ。重量は37gと軽い。
実際にDSiを出し入れしてみる。収納部の口は伸縮しない作りなので、DSiを出し入れするときはかなりきつい。この点はパッケージにも注意書きがされていて、使い込むうちに馴染んでくるとされている。かなりピッタリのサイズに作ってあるためか、試用開始の当初はDSiをうまく入れらなくて困惑したほどだ。収納口を手で広げるように引っ張ったりして試していると、なんとか収納できた。それから使っているうちに、だんだんとスムーズに収納できるようになっていったので、より使い込むことで丁度いい具合になりそうだ。
収納口がそれほどにきつかっただけに、ケースはDSiにピッタリのサイズだ。側面の縫い目をカバーするぶんだけケースに膨らみがあるものの、ほとんどDSiにフィットしている。収納口には伸縮素材もないのに、DSiは外に出てしまうことがない。DSiを取り出すときは指を差し込んで引っ張るのだが、これがやはり使い始めの当初は出すのに苦労する。どちらかといえば、本体を引っ張り出すよりも、スリッポンを下にずらすほうが出しやすかった。
続いては「ライクレザー」版を使ってみる。こちらは素材がレザーになっている以外、基本的にはソックスと同じ作りだ。レザー素材は手触りがよく高級感もあるが、ソックスと比べると薄めになっていて、耐衝撃性能は下がっているように思える。ケース内部の裏地は布になっている。
収納口から収納するのは、ソックスと同様使い始めの当初は苦労する。だが、頑丈に布地が織り込まれているソックスよりは、レザーのほうが伸縮性が少しだけあって、伸ばしやすい。取り出すときもソックス同様だが、ソックスよりも取り出している最中にひっかかりを感じるところがある。レザーの折りたたまれた部分が突っ張ってしまうためだ。ここはもう少し丁寧に仕上げて欲しかった。
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シンプルさが魅力のスリッポン。DSiは本体の横幅が長くなったこともあり、出し入れが少し厳しくなった印象を受けた。ケースが馴染む前は、写真右下のように、ケースを下にずらすように取り出すほうが出しやすかった |
シンプルさとコンパクトさ、カラーバリエーションの豊富さ、スリッポンならではの手軽さはそのままで、魅力が多いグッズだ。だが、DSiはDS Liteに比べると筐体が長くなったため、フィットするタイプのケースは取り出すが辛くなったように感じる。収納口をとめない作りのスリッポンだけに、あまりケース素材の滑りをよくするとDSiが不意に外に出てしまうことも考えられるので難しいところだが、もう少しスムーズだとよかったかもしれない。
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□ ロジクールのホームページ
http://www.logicool.co.jp/
□ タカラトミーのホームページ
http://www.takaratomy.co.jp/
(2009年3月2日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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