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価格:各8,800円
CEROレーティング:D(17歳以上対象)
初代「バイオハザード」は1996年にプレイステーションで発売され、その後は様々なプラットフォームで同シリーズが発売されている。今回発売される「バイオハザード5」では、初代「バイオハザード」から登場している「クリス・レッドフィールド」を主人公に、新たな相棒シェバ・アローマとともに南アフリカの生物兵器犯罪に立ち向かっていく。 今回行なわれた体験会では、用意されたチャプターをCo-op(協力)プレイで体験するというもので、弊誌ではPS3版での体験となった。どちらのプラットフォームも基本的な部分での変更はないことはご了承いただきたい。
■ 操作方法は「バイオハザード4」を踏襲 「バイオハザード5」のストーリーは章立てになっており、あらかじめ用意されたChapterをクリアすることで、次のChapterへと進むことができるようになっている。 基本的な操作方法は「バイオハザード4」を踏襲しており、左のアナログでクリスやシェバの移動、構えることでエイミングを行なう。右のアナログスティックではカメラ視点の移動、十字キーで装備している武器やアイテムの切り替え、□ボタン(Xbox 360ではX)などが行なえる。なお、これらの操作方法は、あらかじめ設定されたいくつかのキーコンフィグで切り替えることができる。 ゲーム中に点在するいくつかのアクション要素には、突然現われるボタンアクションなども健在で、L1とR1を押して回避運動を取ったり、○や×を連打してバランスを取ったり、スイッチを押すといったものも存在する また、ボス戦闘をはじめ、ステージ途中の難しい局面でゲームオーバーになっても、あらかじめ設定されたチェックポイントから自動的に再開できるようになっていた。 クリスやシェバが使用する武器は、いくつかのチャプターで手に入れることができる。また、ハーブや回復スプレー、お金などのアイテムは敵を倒したり、チャプターに存在する樽や箱などのオブジェクトを破壊して手に入れることができる。ちなみに手にしたお金は、Co-op(協力プレイ)であればクリスとシェバに自動的に分配される仕組みになっており、チャプター前のブリーフィングでは、このお金を使って武器の改造や回復アイテムの購入などが行なえる。
本作で唯一安易な入手方法に頼れないのは、弾丸のみで、これは前述のオブジェクトを破壊したり、敵を倒したりすることで、手に入れる必要がある。
■ 人と協力しあうことで、より一層の臨場感が味わえるCo-op(協力)プレイ オンラインでのCo-op(協力)プレイの設定では、「1人で遊ぶ」、「フレンドのみ」、「誰とでも」といった設定が可能で、これはホストとなるクリス側がプレイ前に設定できる。ひとりで遊ぶ場合は、シェバはAIによる操作となり、フレンドや「誰とでも」で設定した場合は、セッション参加者がいない状態であれば、ひとりで遊んでいる状態同様AI操作によるシェバが行動を共にする。参加者がいる状態であれば、シェバはプレーヤーが操作することになる。Co-op(協力)に参加するジェバ側は、メインメニューにある協力プレイを選ぶことで、フレンドや世界各地で建てられたセッションに参加することができるようになっている。参加者側からの申請をクリス側が任意に承認することで、参加者はチャプター前のブリーフィングや進行中のゲームの途中からでも参加できるようになっていた。 なお、シェバの所持している弾薬の数は、参加者自身のセーブデータが反映されるようになっており、ストーリーの進行度はホスト側であるクリスのセーブデータに依存する、このため、シェバ側で遊ぶ人によっては、自身のセーブデータよりも先のチャプターを遊べる半面、武器などが十分に揃っておらず、苦戦するかもしれない。逆に熟練者がシェバになった場合は、武器以外の面でも非常にスムーズにストーリーを進行することもできるだろう。 今回の体験プレイでは、いくつかのステージをネットワークを通じてのCo-op(協力)プレイで体験できた。 まず、投光器を使用するような暗い洞窟のプレイでは、クリスかシェバが投光器を持ち、進行方向を照らしながら進む必要があった。この場所では投光器を持ったキャラクターは投光器を地面に置かない限り攻撃が一切行なえないため、もう1人が援護に回る必要がでてくるといったシチュエーションを体験できた。 洞窟での投光器の投光角は狭く、かなり密接していないと明かりの恩恵を受けることは難しく、相手とはぐれてしまうだけで、周りは真っ暗になってしまう。このため体験プレイでは迷子になってしまい、敵に襲われるといったこともあった。このあたりはシングルプレイであれば、敵はシェバに任せて投光器をクリスが持ったり、Co-op(協力)部分では、扱いの慣れた側が持ったり、移動部分では息の合った行動が必要になるため、プレーヤーによっては面白い要素になるかもしれない。
ちなみに投光器は銃同様、構えることで照らす場所をコントロールすることができるため、道を照らす以外にも、敵を照らして相棒に知らせるといった工夫もできそうだ。
また別のChapterでは、多数の敵が襲いかかってくるシチュエーションなどがあり、一方が高台からスナイパーライフルで危険な武器を所持した敵の数を減らし、その隙に相棒が別の地点へと足早に移動し、エリアを確保するような状況などを楽しめた。 シングルプレイであった場合、敵の数を減らしてもAIがエリアの確保に向かうかは定かではないため、もしかしたら、シングルとCo-op(協力)では別の楽しさが味わえるのかもしれない。 またボスとの戦闘では、触手のようなモンスターと、硬い甲羅をもつモンスターとの戦闘を体験できた。これらのボスは、目立った色の箇所や、硬い甲羅を持つ敵であれば柔らかい内側といったように弱点が存在する。
「バイオハザード5」では、弱点を狙うことも大事な要素だが、ボスの出現するエリアには、仕掛けが用意されていることもある。この仕掛けを上手く利用すれば容易に倒すこともできそうだが、失敗すると相棒を巻き込んでしまいゲームオーバーになってしまうこともあった。
ジープに乗って敵と戦うシーンでは、BSAAの隊員がジープを運転し、クリス、シェバは機銃を使っての戦闘となっっている。ここでは、襲い掛かってくる敵やトラックなどを撃ち倒していくことになるが、 狙う場所は敵意外にも乗っているバイクや、車のタイヤなど部分的な場所を狙うこともでき、戦略的な戦闘も楽しむことができるようになっていた。 また、ジープでの戦闘では、クリスとシェバの立ち位置が違うため、機銃の射角にも差がある。このためクリス側からは対象を撃つことができるが、シェバはできないといった部分も発生する。このあたりは、そのキャラクターをプレイしていないとわからない部分で、体験プレイでは隣接してプレイしていたために、「右お願いします」など声を出しながらプレイできたが、オンラインであればこの部分はボイスチャットなどのコミュニケーション手段が必要になるかもしれない。なお本作は、どちらのプラットフォームでもボイスチャットは対応している。
ちなみにボートであればクリスが操舵、シェバが銃器で応戦といった形になる。登場する乗りものやチャプターによって、操作や演出は様々なものが用意されているようだ。
バイオハザードといえば、トラップや仕掛けなども当然用意されている。体験会でプレイしたチャプターでは、発射される熱線を鏡のついた台座を動かして目的の対象物に当てる仕掛けや、一定間隔で放射される熱線を避けながら進む通路などをプレイできた。 これらのトラップや仕掛けは、タイミングを見ながらトラップを避けて目的地へと移動したり、特定の操作によってオブジェクトを移動させたりといった行動を取ることで仕掛けを解くカギが見つかるようになっている。 注意すべき点としては、相棒が有人であった場合、このトラップや仕掛けの対象線上にたたずんでしまったり、プレーヤーキャラクターに引っ掛かり、見事にトラップの餌食となりゲームオーバーになってしまうというケースもあった。事前に打ち合わせや十分な打ち合わせをし、注意を払ってから行動することも大事なのかもしれない。
なお、体験プレイの最後には、クリスの長年の相棒であったジル・バレンタインの話がチラっと垣間見えた、今回のストーリーにも若干絡んでいるらしいが、そこは発売後のプレイで体験していただきたい。
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□カプコンのホームページ (2009年3月2日) [Reported by 鬼頭世浪]
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