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会場:東京 GAMESマーヤ葛西店
本イベントは、いよいよ2月26日に発売となる「龍が如く3」の総合監督である名越稔洋氏が、全国10店舗のゲームショップを訪れ、ファンとの交流を図るというもの。初日となる1月31日は、東京のゲームショップ3店舗で本イベントが相次いで開催された。
本稿では、この3店舗のうちのひとつ、東京・葛西にあるGAMESマーヤで行なわれたサイン&握手会の模様と、併せてプレイできた「龍が如く3」体験版のファーストインプレッションをお送りする。
時間が経つにつれファンの数は増え続け、名越氏が同店を訪れる午後7時前には、店内は体験プレイを待つ列と、訪れた報道陣で大混雑。 そしていよいよ名越氏が来店すると、会場は拍手に包まれた。はじめに名越氏は「ユーザーの声にお応えして、いいものができたと思っています。今日はぜひ『龍が如く3』をやってみて、感想を聞かせてください」と挨拶した。 続けて、GAMESマーヤの店長である秋谷夫妻との記念撮影。GAMESマーヤの名物店長として有名な秋谷久子さんは、「ポスターが『久しぶりに葛西に行ってみるか』と桐生がつぶやいている特製ポスターになっています。本日予約していただいた方には、このポスターをおみやげとして差し上げますので、よろしくお願いします。『龍が如く3』は本能を揺さぶるゲーム。こんなゲーム初めて見ました。今までにないほど予約が多くなっており、PS3で最高の数字をうちもたたき出したい」とコメントし、期待の高さを伺わせていた。
そして、いよいよ始まったファンとのサイン&握手会では、その場で予約して手に入れた特製ポスターや、今までのシリーズのパッケージなど、ファンが持ち込んだ思い思いのアイテムに名越氏がサインを書き込んでいき、記念撮影などにも気さくに応じていた。
サイン&握手会の後、報道陣を集めての名越氏に対するインタビューが行なわれた。 ――ファンのみなさんがプレイされているのを見た感想はいかがですか? 名越稔洋氏(以下、名越氏) 嬉しいですよね。人もたくさん来てくださってるし。ボリュームもすごく増えてきて、毎回しんどいプロジェクトなんですが、手ごたえを感じています。「龍が如く 見参!」のときも嬉しかったですが、今回のほうが手ごたえとしてはより実感しています。 ――本作の目標とする数字は? 名越氏 シリーズ最多にしたいなと思っていますし……。目標ではなくて、実感値として持っていていい目標かなと、勢いを感じています。 ――この次はどうしようかな、など考えていますか? 名越氏 このシリーズをどうするかという問題もあるし、このシリーズで学んだことを他で広げていかなければいけないな、という責任感もあるし……。ゆっくり考える時間はないですけど、しっかり考えます。 ――GAMESマーヤさんでの体験会はちょうど1年ぶりですが、店長やお店の雰囲気で変わったなと思うことはありますか? 名越氏 相変わらずお元気な方ですよね。『1』の頃から何も変わってないです。ゲームを愛している人を大事にするお店っていうのは素晴らしいなと思います。お客さまを名前で呼ぶお店っていうのは『1』のときから新鮮でしたね。その瞬間に、いろいろなものが理解できるというか……、このお店が大事にされる理由がわかるというか。大げさじゃなく、目標になるお店なのではないかなと思います。 ――本作の発売を待ち望んでいるファンの方にひとことお願いします。 時間的なプレッシャーと毎回戦いながらなので、慣れてきたような、まだ慣れていないような……でもなんとか送り出すことができました。当然のようにできるわけではなく、毎回「大丈夫か?」という議論が何回もありながら作っているのですけれど……。届けたい最短(期間)で届けられて、チームワークもよくなってきましたし。中身としては自信があるので、「あの部分は『1』がよかった、この部分は『2』がよかった」ということもなく、すべての面で最高になっていると思っています。 ――ありがとうございました。
スターダストで揉め事に巻き込まれた桐生が、警察に見つからないように神室町を抜け、柏木が待つミレニアムタワーに向かう、という内容になっていた。 体験版を見て最初に感じたのは、とにかくグラフィックスが精細に描かれていること。特にスターダスト内では、ミラーボールに反射した光が店中を照らす様子がリアルタイムに描かれており、前作「龍が如く 見参!」の遊郭とはひと味違ったきらびやかさが印象的だった。
また、武器を事前に装備しておけば、方向キーですぐに装備を変更可能だった。今回の体験版では、メリケンサック・ヌンチャク・仕込み八角棒という3つの武器の試作品を最初から所持していたが、武器を変更すると桐生の体にオーラのようなエフェクトが表示され、一目で強くなっていることが実感できた。武器ごとにさまざまな攻撃モーションが用意されていたので、このほかの武器・攻撃モーションがどのようなものになるのかも楽しみといえそうだ。
■ 人物を携帯電話で撮影して天啓を得よう 前作「龍が如く 見参!」では、特定の場所のイベントで新たな技を習得できた天啓システム。体験版では、アドベンチャーパートでの移動中に、R3ボタンを押すことで携帯電話で写真を撮るモードに入り、特定の人物を撮影することで天啓を得るイベントに突入する。そのため、前作に比べると見つけにくそうに感じられた。他に天啓を得る手段があるかどうかは不明だが、怪しげな人物を見つけたら、まず調べてみたほうがよさそうだ。
■ キャバクラ遊びはより深い内容に 神室町にあるクラブ「ageha」では、キャバクラ遊びを体験できた。体験版で指名できたキャバ嬢は、荒木さやかと桜井莉菜の2人。従来と同様に、食事や飲み物を注文し、キャバ嬢と会話していく中で、親密度をあげていくことができる。 ただし、体験会の現場にいたスタッフの話では、親密度によって正解となる選択肢が変化することもあるとのこと。また、体験版では親密度を示すハートマークは10個表示されていたが、10個を超えるとさらにハートマークが追加される、という話も聞くことができた。
■ ゲームセンターにあるAnswer×Answerの移植度に注目!
「ボクセリオス」は、無敵の自機を操り、次々と現われるターゲットを制限時間内にどれだけ撃破できるかを競うシューティングゲーム。自機がやられることはないためやや緊張感に欠けるものの、ターゲットを撃破することに集中できるため、シューティングゲームが苦手という人でも安心の内容といえるだろう。ターゲットのコアを破壊すれば、一気に破壊できるので、ターゲットのコアがどこにあるかを覚えることが、高得点の鍵となりそうだ。 「Answer×Answer」は、現在全国のアーケードスポットで続編となる「Answer×Answer2」が稼働している、同社のネットワーク対戦クイズゲームを題材にしたもの。早押しボタンの代わりに○ボタンを押すようになっており、ボタンを強く押した際には“自信アリ!”のエフェクトが表示されるなど、同作をプレイしたことがある人なら思わずニヤリとさせられる演出も見られた。特別ジャンルとして、「龍が如く」に関するさまざまな問題が出題される“龍カルトクイズ”も用意されていたので、シリーズのファンには、ぜひ挑戦してもらいたい。
UFOキャッチャーは、アームがついたUFOを操作して景品をつかみとる、言わずと知れたプライズゲーム。今回の体験版では、“ちぃくま”のぬいぐるみが景品になっていた。気になるアームのバネはかなり強力な設定になっており、位置を合わせてガッチリとつかめば、確実に景品を獲得できた。
もちろんサイン&握手会は、まだまだ始まったばかり。これから先も日本各地のゲームショップで行なわれる予定なので、「龍が如く3」をもっと知りたいというファンはこちらの記事を参考に、お近くの会場に足を運んでみてはいかがだろうか。
□セガのホームページ (2009年2月2日) [Reported by 菅原哲二]
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